皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
あ~暑かった!つい先日まで真夏のような暑さでしたね。皆さんも体調にはご注意ください。
では剣道のお話です。本日は「お互いが防御を意識し手元を上げながら間合いが詰まったところから不意を(偶然)ついた面」です。
2019年3月に行われた加盟区の区民大会個人戦準決勝でのシーンです。
■その大会の記事はこちら
あまり考えずに反応しただけだった…
お相手は同門の実力者、カンピオーネさんでした。
以前もこの方に対しての思い入れを書きました。
■この記事です
この方の地力は半端ではなく、社会人になってから20年以上、年数回の稽古だけしかしてなかったところに40代半ばよりそれなりに復帰。
その後は私の区では数年間負けなしだったのではないでしょうか。
剣道をみる目はいつも感服しておる相手。
内容
何年も負け続けていたところに昨年勝つことができ、気持ちの面で負い目はありません。
やはりこちらから先手を取る意識を心掛けながら挑みます。
しかし、はやり目の良さや豊富な経験などから防御力が高いのです。
際どい「小手」(上記の写真のシーン)や機会の良かった「担ぎ面」などはありましたが、どうしてもうまく打突部位にヒットしません。
相手は緩急を使った攻め込みで私は簡単に手元を上げてしまいます。
一進一退のまま延長戦
精神面でも不利な気持ちはありませんでした。
しかし、決め手になる技はどうしたものか…
そのような考えの中で延長戦に突入します。
私は延長後の初太刀を「返し胴」を誘いますが「面」はきません。
攻め手がないな~と思いながら数手が進み
安易に打開策を模索すべく手元を上げて相手の様子を見ようとします。
すると相手も反応、こちらはそれにつられて防御態勢へ
この際、間合いは「近間」へと移動
そこから「返し面」の動きからの「面」を無意識に打ち込んだようです。
相手としてはそこから鍔迫り合いに入るべく「面」を防いでいた竹刀を前に出そうとしたようです。
その打突が相手の部位を捕らえ、一本となりました。
参考画像
参考画像です。
ありがとうございました。
おわりに
無意識で打突したものが一本となる
そのようなことがしばしばおこります。
それが良いのか悪いのかは分かりません。
ただ、一本になることもあると同時に打つべき機会でないところで無意識に打っているといったこともあるのです。
先日書いた記事の一本などでも書いた「危ういシーン」を作ってしまう要因のような気がします。
■その記事はこちらです
現時点では、できるかぎり想定した中で予定通りの一本を求めていきたいところです。
とは言え、このお相手に私が勝つにはこのような無意識でのものも必要なんです…
何かの参考になれば幸いです。
ではまた!
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