皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
気が付けばもう11月も中旬。全日本選手権が終わるとあっというまに年末になってしまうように感じます。
では本題の剣道のお話です。本日は「握りやすく馴染ませるための方法と小手の布団が手首から腕側に広がってしまい見た目あまりよろしくないのでそれを抑えることのできる方法ご紹介」です。
昔の小手なんかですと、少々安価なものだとすぐに小手布団が広がってしまい、「ハ」や「八」の字のようなかたちとなってしまいました。
少し前の記事に書いたミツボシの小手「道」は広がりにくくなる工夫が施されている小手です。
■ミツボシ小手「道」の記事
しかし、それだけに特化して小手を選ぶのもいかがなものか。
そこでどの様な小手でも広がりにくくする「コツ」を今回はご紹介します。
小手の「形状」を自分用に馴染ませる方法
先日の記事に書いたように購入したばかりのミツボシの「道」は元来の握りの形が自分にちょっと合いませんでした。
もう少し手の平全体で斜めに握りたい。
そこで馴染ませるための矯正作業です。
小指の部分と親指の部分を引っ掛けるように巻きつけて固定させます。
必要あれば紐で縛って1週間程度放置するとより馴染むかと思います。
だいたいこの馴染ませる方法をすることで握りやすくなります。
稽古で使用しない間はずっとこの形にして放置しておけばより効果を発揮します。
「手の平」全体で握れる感じになりますよ。
小手布団が「広がる・開く」を抑える方法
紐の縛りで一挙解決
縛る際に「少しの工夫」をするだけだかなり解消されます。
その一 紐が「緩い」と広がりやすいのでほどほどに「締める」
そもそも紐の縛りがゆるいと稽古などをしている際に手首を曲げる動きをしますのでその影響で腕側が広がってしまうのは当然のこと。
「キツ過ぎない程度」に締める必要があります。
私は以前キツク締めすぎた影響で左の親指を痛めた経験があります。小手の脱着時に圧力がかかってのことです。
歳のせいかなかなか治りませんでした(涙)
その二【重要】 紐のもっとも肘側の箇所で「玉」を作って「留め具」の役割にする
結論から言いますとこれが最も重要です。
腕側の最後の部分で一回巻いて「玉留め」します。
手首が動いても玉留めがあることで簡単にはずれることがなく、広がりを抑制することができます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
単純すぎて「それだけかよ!」という突っ込みを受けそうですが、たったこれだけでだいぶ広がりを抑えることができるかと思います。
そして小手の形はこの方法で放置するだけで馴染みやすくなります。
余談ですが私はこの方法をかつて師匠から教わりました。
良い思い出となるものでありそれ以降、小手を購入した際は必ずしている作業です。
それ以外も昔から伝わるような作法をいくつか教えていただきました。感謝しかありません。
今回ご紹介したものは、「見た目」も良くなりますし、大して面倒なものでもないので大変おススメできるものですよ!
ではまた!
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