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【個人戦 感想の回】2024年 第19回世界剣道選手権大会

ニュース

一の太刀でございます。

世界剣道大会が7月4日~7日にて無事開催されました。

日本代表メンバーの記事はこちら

男女ともに完全優勝を実現!素晴らしい活躍でした。

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祝! 日本代表 完全優勝!!

■個人戦

男子優勝:星子啓太選手

女子優勝:近藤美洸選手

■団体戦

男子優勝:日本代表

女子優勝:日本代表

素晴らしい結果でした。

さらには個人戦はベスト4までがみな日本選手であるというおまけつき。

個人戦の感想

■男子個人

優勝:星子啓太選手(日本)

二位:松﨑賢士郎選手 (日本)

三位:木村恵都選手(日本)

三位 :大平翔士選手 (日本)

■女子個人

優勝:近藤美洸選手(日本)

二位:末永真理選手(日本)

三位:佐藤みのり(日本)

三位:妹尾舞香(日本)

注目の試合 個人戦(ベスト32) 星子選手 VS B.Kwon選手

この試合、まず星子選手が面を打ったところにB.Kwon選手が返し胴をくりだし一本とします。

まずこの場面に驚きました。

星子選手はここぞという時くらいしか飛び込み面を打たない印象があります。

そもそも打ってくる数が少ないなかで面返し胴を選択し、あの星子選手から一本を取るといったところにびっくりしました。

また、星子選手の試合を決定づけた三本目ですが、おそらくはお相手があの場面で竹刀を返して裏からの面を打ってくることを予測していたのではないかと考えました。

次の動画にもあるのですが、星子選手が小手を打つとそこから返し面のように裏面を打つシーンが何度かありました。

決めた場面では星子選手は小手の三連打です。

最後の小手のタイミングでB.Kwon選手は返し面を狙う動きをしています。

そこへ星子選手の小手。

韓国チームもそうとう日本を研究していることでしょう。星子選手の手元が上がり、空いた裏を狙う意図があったのではないかと感じます。

しかし、星子選手はそのさらに上をいきました!

つまり星子選手は冷静に相手を見ている恐るべき洞察力の持ち主ということなのでしょう。

素晴らしい試合だったかと思います!

注目の試合 個人戦(準決勝) 妹尾選手 VS 末永選手

このお二人が何度も対戦されているのは知っております。

勝率としては末永選手のほうが高いのではないでしょうか。

私は妹尾選手の剣風が好きで記事にしたこともありますが、その妹尾選手を凌駕する末永選手。

2018年にありました世界大会でもこのお二人は準決勝で相対し、末永選手が一本勝ちしております。

今回は如何にと注目していました。

変わらずの足さばきの末永選手に対し、やはりどっしりと構える妹尾選手。

手元を上げ「くの字」防御の妹尾選手にお構いなしに小手を打つ末永選手。妹尾選手も当然のように返して面!

これは末永選手の小手が一本となりました!

2018年と同じ展開。

素晴らしい試合を見せてくれました。

末永選手におかれましては今後もご活躍を期待しております。

おわりに

前回大会はコロナ禍で中止で前回からは8年が過ぎ去りました。

各国のレベルも上がっているように感じます。SNSや動画などの普及もあり適正な努力をしやすくなった背景もあるかもしれません。

その様な中、日本選手が男女ともにベスト4を総なめしたことに大変誇らしく思います。

女子で優勝の近藤選手はあの末永選手に先手を取られながらも取り返して勝ったとてつもない選手。最後の一本は特に素晴らしい相小手面でした!

日本選手団の皆さんお疲れ様でした!

素晴らしい成績おめでとうございます。日本人として誇らしい気持ちにさせていただきました!ありがとうございます!

次回は団体戦です。

ではまた!

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