皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
毎日寒いですね…最近は足元が冷えてしまい家にいても靴下をはいています。昨年までは寒くてもそこまで冷えを感じることがなかったのですが、歳ですかね…
では剣道のお話です。本日は「手数多くて中間でのやり合いではちょっと負けちゃうかもしれないと思った相手に対しての出鼻面での一本」です。
先週は冬の区大会の内容を記事としました。
■こちらです
あえなく一回戦負けでしたが、反省と自信を取り戻す意味でもちょうど一年前の同じ大会での試合を扱いたいと思います!
リーチを活かして奪った出鼻面
舞台は2016年12月に行われた加盟区の選手権大会(冬の大会)の決勝戦の一本目です。
相手は20代の動ける体格の良い選手。
内容
決勝戦でしたから気分は高揚していました。
それなりのギャラリーもいて年内最後の大会を締める試合。そもそも意気込みが相手より上回っていたようにも感じます。
相手は中間から手数を多くだし、連続技で一本を取るケースが多い選手でした。
一太刀目を避けたからと油断すると二太刀、三太刀がきて取られてしまう恐れがあります。そこを注意しながら試合開始。
立ち上がり早々に良い感じの「小手返し面」や「引き面」を打ったこともあり、重要な試合の主導権は完全に掌握した感がありました。
中間が得意な相手なのでその土俵では勝負しなかったのです。
だって、こちらはそんなに連打がききませんし、そこでの勝負は不利だと思ったんです。
こちらから不用意に間を詰めると「出鼻技」を狙って打ってくる機会がいくつかありましたが、それも構えを崩さずさばくこともでき、後は決定打を打つだけのような気持ちに私は勝手に感じていました。
こちらが主導権を握ったことで相手も手詰まり感を覚えていたのではないかと勝手に想像。
また、相手は「一足一刀の間合い」あたりからの打ち込みはないと確信。
私はそこから打てますので、リーチでの勝機は我にあり!
相手が間合いを詰めてきたタイミングで面に跳びました。
そして相手はそれについ合わせてしまったように「面」にきましたが、こちらの「面」の方が速く、いつもの「結果として出鼻面」となった次第です。
参考画像
実はその大会の記事にもいれた画像ですのでご覧になった方もおりますでしょうか。
同じもので恐縮です。
おわりに
この「出鼻面」もこのブログでは「下から小手」と同様に何度も出てきている技です。
ただ、この試合では主導権を完全に握っていたがためにある程度の自信をもって打ち込めたものでした。
試合の流れを掴むことは、一本を取るためにとても重要な要素のひとつだと考えます。
■主導権を握る記事はこちら
これは試合だけでなく、日々の稽古でも重要なものでしょう。
「相手を攻め崩して打突する」
誰もが知っているものですが、その場面場面の短期的なものとしてではなく、主導権を握ることが試合全体で見る長期的な「攻め」になるのではないでしょうか。
それがいつでもできれば苦労はありませんが、意識することで技量を高めたい所存であります。
ではまた!
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