皆さんこんにちは。リバ剣の一の太刀です。私は16日(火)からまた仕事が始まります。連休は楽しく過ごすことができて幸せです。ご先祖様にも感謝!仕事がんばります!
さて剣道のお話です。前回「中段の構え」意識している点をお伝えしましたが、それらは「遠間からの腰の入った伸びのある面」を打つことに連動していきます。
基本的「面打ち」
では復帰後半年から1年頃2006年前後のダメな「面打ち」のキャプチャをご覧ください。
復帰当初の2006年頃の面
左足に体重が乗っていない構えなので推進力がなく、継ぎ足をしています。
その分勢いがついていたので少し距離をだせていますが、速く打とうとする意識が強すぎてあごが早々に上がっています。上下の動きが激しいので全体的に気配が読める打ちではないかと。
当時は全身体を使っている感覚があり、速さもあったため良いうちかと思っていましたが、継げば「気配」がでるし、伸びがないので距離もない、怖さもない。
試合ではまったく使えない面でした。何度出小手を打たれたか(泣)当時はなぜこの速い面が決まらないのだろうと思っていました(汗)
速さよりも「多少遅くても遠間から腰の入った面」のほうが正しさだけではなく圧倒的に相手に抱かせる怖さもあることがわからなかったのです。
では次は今年の「面打ち」です。
2016年7月の面 打ち方
この面の打ち方は当然足で距離を稼ぐので昔の打ちよりも時間はかかっいるかと思いますが「速さ」よりも「気配がないこと」や「伸び」がより基本の面打ちとして応用も利き、効果的なもとになります。
昔より面打ちの際、体の感覚としても全力で前に伸ばしている感はありません。楽に打っています(嬉)この様な面を打つための土台として構えを考えていました。
試合も稽古も強くなるために、絶対に必要なものが「良い面打ちができること」だと思います。
「面打ち」のバリエーションを持つ
この「一足一刀の間合い」から打てるのであれば、更に他の「面打ち」をできるようにすることで、バリエーションが広がり「多彩な攻撃」も可能となるのではないでしょうか。
いくつかの「面打ち」を記事にしておりますのでこちらもぜひご覧ください!
■「攻め足」を使った「面打ち」
■竹刀を振りあげる前に「相手の剣先を抑える面打ち」
■「担ぎ面」
■「剣先を下にして軌道をわかりにくくする」
近間からの素早い面打ちは比較的だれでも打てるものだと思います。
下半身をさほど使わなくても良いからです。
しかし、「一足一刀の間合い」から打つには「下半身」が重要となってきます。
このあたりの鍛錬が後々自分を助けてくれるものとなるのではないかと考えます
ではまた!
コメント
中学校から剣道を始めて1年と数ヶ月たち、試合に勝てるようになりましたが、先輩に間合いが近いと言われ、遠間から打てと指導を頂きましたが、竹刀が届かないし、姿勢も悪く、打った後がぐにゃぐにゃでどうすればいいかわかりません。ご返答お願いします!
わをんさん、コメントありがとうございます!
参考になるかわかりませんが、
まず第一にやはり「下半身」が重要かと思います。
■速く打とうとしない
速く打ちたい意識が高いと上半身が先行して前にいってしまいバランスを崩します。
下半身が前に出ない限りよほど腕のリーチが長くないと届かないかと思います。
とにかく「下半身(腰と足)」を優先するちょっとした覚悟をが必要かもしれません。
■足の幅を広げ過ぎない
広げることで重心が安定して踏ん張りやすくなりますが、これはどうしたって打つ際に「距離」がでません。
ご注意ください。
では「下半身」をどうすべきか
■「構え」
重要な点として「すぐに動ける状態」「動いた際に左足に体重が乗っかり、踏ん張っていれるか」このあたりが必要でしょう。
そのために、私が聞いたことのあるポイントとしては
・右足前、左足後ろで構えた状況で「縄跳び」をするイメージで軽くぴょんぴょんリズムよく跳べるか
右足のヒザは少しだけ曲がり、左足のヒザはほぼ張っている感じが良いのではないかと思います。
・左足は「ヒザが前を向いている、または少し内側を向いている」
これが連動して「左腰を入れる」という状態にもなり得ます。
腰が入っていないと打突時から打突後も極端に右半身になりすぎ、左足がすぐについてきてくれません。
このあたりは初めはぎこちなく、意識しないと難しいかもしれませんが、ちょっとでも慣れてくれば
「いつでも」その下半身の「構え」を作れるようになると思います。
※特に「縄跳び」のイメージの状態ができていれば素早く動けるでしょう。
■「踏み込み」
・水たまりを飛び越えるイメージで踏み込む
または走り幅跳びのイメージなどが近いでしょうか。
注意点や稽古方法は過去記事の「面打ちのまとめ」に記載しておりますのでご参照ください。
■過去記事「面打ちのまとめ」
基本の「面打ち」素振りから
・振りかぶる
・振り下ろすと同時に右足も前にだす
この基本的動きから、右足を前に出す際、下半身は踏み込む動きに変えてください。
すると、いわゆる「早素振り」のような打ちになりますよね。
早素振りの場合は後ろに下がりながら「面」の動きがありますが、それは省いてください。
・「早素振り」的な動きで「前に踏み込んで面」
これを基本とし、徐々に「踏み込み」の距離を長く取るように稽古すれば、おのずと「一足一刀の間」から「継ぎ足」なしで打つ「面」となっていることでしょう。
その他、このブログの「面技」や「構え」のカテゴリーの記事に諸々書いてありますのでよかったら読んでみてください。
いかがでしょうか。コメント欄ですとこんな説明が限界です。
中学生ですと成長期真っ只中ですよね。
違っていたらすみませんが、身長がまだ高くない場合は「遠間」からでは打つのが難しい方もいるのではないかと思います。
それは仕方ないことです。
その場合は「一足一刀の間」から打つことができれば気にすることは全くないかと思いますよ。
試合では中間から手数多く打ち込むことが多いでしょうか。
それとは別として、基本として「一足一刀の間」から打てれば益々幅も広がりますよね!
がんばってください!
また、何かあればコメント欄以外でも「問い合わせ」フォームから個別で送ってくれてかまいませんので
いつでもご連絡ください!
よろしくお願いします。