皆さんこんばんは。一の太刀でござます。
早速ですが剣道のお話です。本日は「払い面を打ち剣先をつけられたけど取れた一本」です。
面を打った際に相手に竹刀で胸元もしくは喉元付近に剣先をつけられると、崩していないといった理由などで基本的には一本になりにくいものかと思います。
今回はそれに近い状況ながらも一本となった「面」打ちです。
払いながら「面」を打つ
2018年10月にありました加盟区の秋の大会
個人戦の準決勝で対戦しました同門のいたずら好きのバキバキボディさんがお相手でした。
普段の稽古では「相面」でよく一本を取られている相手
内容
この区民大会では何度も相対しているお相手であり、道場へ行けばいつも稽古のお相手いただいている兄弟弟子です。
手持ちのすべてを知り尽くしたお互いです。
以前は何度も試合で負けていましたが、近年では勝率は私の方が高い状況
しかし、稽古ではその素早い「面」に苦労させられます。「相面」になるとほぼお相手に打ち込まれる日々
ただし、「相手への研究」はこのブログが備忘録の役目も果たしており私の方が熱心でしょう。
相手の「打ち間」にできるだけいないように心がけつつ、高い攻撃力を抑えるためにもなんといってもこちらから先に仕掛けることが重要なお相手です。
試合開始からこちらが攻めて相手が守るような状況になりつつ試合中盤に差し掛かるところで使う機会があれば一度は狙おうと思っていた「払い面」をくりだしました。
お互いに足を良く使いつつ、更には剣先を使いながらの「間合いの攻防」から相手が「一足一刀の間合い」に入ってきたタイミングで相手の剣先を「裏から払うと同時に右足も始動して」の飛び込み面のような打ち
払った相手のブレた剣先が中心線に戻ろうとし、結果、私の右脇の下あたりに刺さりながらも勢いで押し切ったような状況に見えたためか、無事一本となったようなものでした。
参考画像
参考画像です。よろしければご覧ください。

右足が動き出しながら裏から「払い」の動作へ

相手は剣先を右に戻します

戻し過ぎたからか再度、相手剣先が左にきて私の右脇の下へ

押し切りました
閲覧ありがとうございました。
おわりに
相手に剣先を脇の下あたりにつけられはしましたが
・前に詰めてきたところを「払う」といった動作があった
・打ち切ったところで相手はなんとか剣先をつけただけのように見えた
おそらくは上記のような内容からか、なんとかこちらの一本となり得たのではないかと考えます。
また、特筆すべきはお相手の手の内が「柔らかい」ことを知っていたからこの技は有効であろうと研究していたからこその一本であると考えられます。
基本的に当日、対戦前に相手の試合をみるとあまり良い結果になりにくい私ではありますが、「準備」として事前に対策を練ることは、やはり大事なのかなと最近感じます。
そして今回の「払い面」
実はそんなに決まらずも試合ではちょくちょく使っているものでした。
利点としては「出鼻技」や「応じ技」を打たれにくいこと
この「払い面」を打った際、かつて東京都剣道大会にてバリバリの実業団選手相手にも「返し胴」を狙われて打たれはしたものの事前の「払い」が功を奏し、胴打ちが打突部位から外れ、タイミングもブレたものになったことがあります。
「担ぎ面」程、一本とはなり得ないかもしれませんが、「リスクの少ない飛び込み面」として効果的に使える技かと思います。
何かの参考になれば幸いです。
ではまた!
コメント
おはようございます。当方は、インフルエンザになり、1週間以上稽古できておらず、2月にある段審査に不安が残っております。
この払い面。僕もよく使います。僕は、裏から払って小手面。裏から払って、相手の表面を打つ。(切り替えし面)を多様します。仰るとおり、ローリスクだと思います。相手は裏から払われると、コテかな?と警戒すると思います。
僕も小柄(166)、アラフォーなんで、管理人様の日々の研究、御苦労がすごく共感します。また、中一の息子も小柄なくせに、面と胴が中心ですので、下からコテを参考にさせてます。
インフルエンザなどには充分お気をつけ下さい( ・∇・)
Twitter、フォローしてます。更新、頑張ってください
ライトニングさん、コメントありがとうございます!
ここのところインフルエンザが猛威を振るっているとのことですが、それは大変でしたね。
ライトニングさんも払い面を使われるのですね。裏から払って小手面とはたしかに効果的に感じます!
あのお強い息子さんですね!?参考にしてもらって恐縮です。
昇段審査がんばってください!アラフォー同士がんばりましょう!
またよろしくお願いします。