皆さんこんばんは。今季は北海道の天候が思わしくなくじゃがいもや玉ねぎが高騰すると予測されていますね。私も料理をするのでなかなか気になるところです。
では、剣道のお話です。本日は「真似る・模倣する」についてです。
なんでもそうだと思いますが、上達するためにまず、上手な方の真似をするという方法があるかと思います。真似をして自分のものにして独自のスタイルを確立する。私はこれを目指して10年間やってきました。
大きな目標を立て、それに向かって小さな目標を一つ一つクリアしていく
しかしながら、あまりに強すぎる方の真似をするのはいかがなものか?という考えがあります。それは凡人の私たちが遠く及ばない方の技を真似ても自分のものにはそうはできないのではないか。と考えるからです。
センス・体形・剣風など様々な理由がありますが、極論でいきますと、神奈川の高鍋選手、宮崎先生あたりの真似をしても到底無理があるということです。
稽古風景をろくに見たこともない神奈川の両先生の「試合での面」を私達が真似てもフォームを崩すだけかと思います。自分に見合ったものでなければ真似をしても難しいと思います。
以前、私の後輩が全日本学生優勝や全日本でも三位に入った方と飲みに行く機会があったので、ぜひ得意技かこれといったものを聞いてきてくれとお願いしたのですが、その方の回答は、「ただ攻めて空いたところを打つだけです」とのことでした…
一瞬の判断力や運動神経などがそれを可能にさせているんでしょうか。天才とはいかに…
一般剣士の私たちには努力してもできないものを感じます。
では、だれの真似をするのか?
もちろん大目標として一流剣士を目指すことに異論はありません。
その過程として他にも現実的に自分のスタイルに合った方をまず目標にするべきと考えます。試合でしか見ない一流剣士よりは試合にも強く日々稽古も拝見できる比較的身近にいる方を見取り稽古した方が最終的な目標到達への近道になるのではないでしょうか。
よく言いますよね。大目標があってその過程での中目標があり、日々クリアするべき小目標を立てると。
現実的な理想の選手を真似る
私の場合、現在は道場の兄弟弟子の良い技から主には西東京エリアにいる、よく国体などに東京代表で出場している方を模倣しています。この方、背も170㎝前後、細身の体ですが東京都の大会で圧倒的な強さを誇っている警視庁のメンバーにも幾度となく勝利を収めている方です。これ本当にすごいことです!
特徴は「小手」「飛び込み面」「小手返し面」「小手面」を中心に「返し胴」「引き技」などで仕留めているようです。
自分から攻める技、応じ技、引き技とバランスも素晴らしく、試合全体の攻めも秀逸。実は高めの目標ではあるのですが、私が参加させてもらっている東京都の大会ではよくお見かけするので勝手に研究させてもらっています。この場で恐縮ですが、感謝申し上げます。とても勉強になっております!
その選手とは西東京の雄「神崎力」選手です。恐るべき技のキレで長年に渡り強豪選手を倒し続けているすごい方です。
その神崎選手の記事も書きましたので是非ご覧ください!
自得する
「百錬自得」という言葉がありますが、真似をするだけでは自分の技にはなりません。自身でいろいろ考えて繰り返し稽古することで身体で覚え、ようやく自分のものにする根気と努力が最後は必要ですね。
では根気と努力ができない方はどうしましょうか。私の場合、剣道が好きで試合にも勝ちたいのでこの根気・努力はへっちゃらです。まずはモチベーションを高めることを考えるほうが良いかもしれません…
ではまた!
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