皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
ついに今週末に剣道界の大一番の大会が行われますね。誰が優勝か楽しみです。
では本題の剣道のお話です。本日は「上下の攻めから溜めをつくり取った小手」についてです。
今回も小ネタシリーズ。
しかも画像が、打突した部位が見えないという、どうしようもないものなのですが、その「小手」を打つ前の、まさしく「攻め」が効いて取った一本でしたので題材としました。
理由ある一本ということです。
決め技はこのブログではもう何度も出てきております「下から小手」です。
様子をうかがう相手に対して「剣先を上から下に攻めて相手の手元を上げ、下から小手」
10月に開かれた加盟区の秋大会、場面は個人戦の二回戦。
某実業団選手との対戦です。過去の対戦成績ではたしか2勝0敗といった戦績でしたので、相手は試合運びが「慎重」でした。
内容
開始から相手は打ち気を見せるも打突の際はこちらの出鼻を狙った「小手」を多用。試合中も「なかなか「面」にこないな」という印象がありました。
こちらが攻めれば下がって間を取ることが多いタイプで、今から思えば「小手・面」のような「二段打ち」が有効だったのかもしれません。
たまたま「小手」の変化系で「面の軌道から小手」の二段技で「手元を上げるシーン」がありましたので(私の力量不足でその技は一本とまでいけない技でした…)その意識が残り、私の攻撃の生命線である「下から小手」を連発しても問題ないとふんでいました。
そして、つばぜり合いから離れ、一足一刀の間合いになった状況からすぐに一歩入って「下から小手」。相手はやはり下がって「間合いをとって」きました。
そして、その後またすぐに始動。「上下の攻めから溜めをつくる」と、相手の手元が上がりました!
そこで「小手」を打ち一本となりました。
ただし…実は相手は「霞の構え」的に小手をふさぐように手元を上げました。私の打突は相手の「小手の指元から甲」あたりを打ったものですので、本来は「小手あり」とはいえないものだったことも補足しておきます。
その箇所でも「打突音」が良く、また「踏み込みの音」も良かっこと、打突の「機会」が良かったことで「一本」とさせてもらった次第であります。
お相手の方には申し訳ない思いを残しつつ一本いただきました。
参考画像
では参考画像です。
おわりに
以前の記事でもこの「剣先で上・下と攻めて溜めをつくり相手の手元を上げる」動きにのことを書きました。
この方法はあまり難易度も高くなく、そして「手元を上げる機会」をつくりやすく、私としては非常におススメできるものです。
ここのところ参加しましたいくつかの大会でも一回は一本につながっている「攻め方」です。
私はたいへん助かっています。
手元を上げさせた後にどうするかは皆さん次第でバリエーションが広がるかと思いますが、和個人的には「小手」が打ちやすいです。しかし、「逆胴」やタイミングをずらした「面」などもあるかと思いますので今後の課題としています。
「下から小手」についてはこちらをご覧ください。
「踏み込みの音」についての記事も書いたことがあります。
何かの参考になれば幸いです。
ではまた!
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