皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
早速ですが剣道のお話です。本日は「第70回 加盟区剣道大会の個人戦の回」です。
先の10月1日(日)は私が加盟している剣道連盟主管の大会がありました。
「35歳以上の部」にてエントリーし、今年は無事に個人・団体ともに参加することができました。昨年は都合が合わずに個人戦のみの参加でしたから、よかったよかった!
個人戦は目新しい方の参加が数名ありました。35歳以上の部の人数は16名。
試合内容
先日の記事でも言い訳…しましたがこの十数年で最も稽古していない数ヶ月を過ごし、不安を抱えながらも久しぶりの試合にほど良い緊張感で挑むことができました!
一回戦 某剣友会所属選手
初めて対戦する方でした。
もしかしたら私と同じリバ剣の方かもしれません。初戦は大事ですから気合いを入れていってみましょう!
まずは自分の調子と相手の状況を確かめてみたく、誘って相手に打ってもらいましたが「しっかりと自分の剣道をすれば勝てるであろうか」と思いつつ得意の「下から小手」を連発!
しかし相手もしっかりと同時に「小手」で合わせてきます。
しかも「小手・面」とくるので「相小手面」だけ気を付けましょう。
そして中盤からギアを少し変えて積極的に打ちに行く流れの中で「小手返し面」が決まりました!
その後も同様に「小手返し面」で勝負あり。
二回戦 某実業団選手
以前も何度か対戦したことのある方です。
実は私と同じ在勤区の方で、在勤区大会でもたまにご挨拶する仲なんです。
負けられない戦いです。
相手は長身で上からの「面」に気を付けながら、変らず「下から小手」を中心に攻めの姿勢を貫きリズムをつかみました。
そして「上下の攻め」から相手の手元を浮かせて「小手」で一本!
これがハマりました。
![](https://ichinotachi.net/wp-content/uploads/2017/06/kamae.jpg)
最近おかしくなっていたこの「下から小手」も今大会で修正できたように思います。
その後ひやりとした「面」を打たれたところもありましたが、比較的安定して流し、一本勝ち。
三回戦(準決勝) 同門対決
同じ道場でいつも切磋琢磨している「いたずら好き」な警察官さんです。
この方、私より年上なのですが、それはもう素晴らしい「筋肉質な身体」をお持ちでスピードもパワーも、恐らく持久力も上なのではないでしょうか。
ついでにイケメン。
さらには過去の戦績では確か1勝3敗くらいです。しかも1勝は昨年でしかも軽く誤審ぽい内容で勝たせていただいたもの。
正直言って苦手意識が少しあるのですが、尚更負けられません!
お互い手の内は知り尽くしています。いつもの「下から小手」ではなく、「面」を中心に攻めました。
相手も「小手」は得意でかつて何度か「出小手」でやられていますが、今回はいくつかの間合い、拍子を変えながら打ち込みます。
そして「竹刀を上から下に払落して面」に跳び、これが一本。
こちらの主導権で進み取った一本の後は試合時間3分の状況もあり相手も積極的に仕掛けてきました。
そして狙った「面返し胴」が決まり、会心の二本勝ち。
うれしー!
決勝戦 やはり同門対決
いよいよきました決勝戦。
相手は年齢は一つ下ながら兄弟子の方であり同門対決。
高校・大学と一貫校で四年時は大将として学生選手権でも出場・活躍した相手です。
以前の記事でも書いた方ですね。
![](https://ichinotachi.net/wp-content/uploads/2017/03/kamae9.jpg)
ちなみにディフェンディングチャンピオンです。
この方とも、もう10年来ずっと稽古のお相手をしてもらっており、手の内は知り尽くしています。
しかし、近年の「伸びしろ」は私が上のはず!(と勝手に想像…)
過去戦績はたしか3勝3敗くらいでほぼ互角だったはず。
いざ勝負!!
昨年は私が制しているのですが、その際は「出鼻面」で一本勝ち。
相手は守備が堅いので今回もその「出鼻面」がポイントと考えました。
立ち上がりからそれを狙うも竹刀で避けられました。
主導権争いは五分五分といったところで、きわどい場面は途中で私の「小手・面」が面金まで届いたもの程度。
観戦してた人は退屈な感じだったかもしれません。
そして延長戦に入りました。
瞬間、こちらの誘いの一歩に相手は「出小手」!
それを待っていました「小手返し面」!
しかし、相手の頭を避ける方向を見誤り、ギリギリはずれてしまいました。
うーむ。
そして、その後の展開で正直相手が「突き」を狙っているのがわかりました。
そしてそれを抑える意味でも相手の剣先を弾きながら中心のせめぎ合い。
それでも相手は強引に来ました「諸手突き」!
私の肩先にはずれ私は身体が後ろに押し込まれました。そこからすぐに相手は間を詰めてきます。
ここが勝負とその流れでさらに私は左足を半歩後退させ間を取り「誘って出鼻面」を打ち込みました!
もらったー!!
とその刹那、相手は軽く剣先を弾くような初動で「面」にきました。
「相面」!
タイミング的には私か!?
そして審判3名の旗は!?
3名ともに「白」!
私は「赤」でした…ああ無情(泣)
相手のほうが前に詰めて打突した分、取られたのかなといったところです。
試合後に皆から同情されましたが、「勝敗は兵家の常」
そんなことも含めて剣道しょう。
映像をみるとほぼ一緒ですね!
![](http://ichinotachi.net/wp-content/uploads/2017/10/aimen.jpg)
未練たっぷりなのでいつものようにちっちゃくではありません(強気!)
やっぱりくやしー!
という訳で、今回は準優勝で終わりました。
小手返し面
全試合録画できたのですが、カメラ配置が良くなかったせいか審判とかぶってしまう場面が多くなり、この一本を選びました。よろしければご覧ください。
おわりに
決勝の相手とは昨年の12月にあった冬の大会で準決勝で相対しました。
![](https://ichinotachi.net/wp-content/uploads/2016/12/shiai201612.jpg)
その時の良いイメージのまま試合に挑めたのですが、当然ですが簡単ではないですよね。
昨年のこの秋の大会の記事はこちらです。
![](https://ichinotachi.net/wp-content/uploads/2016/10/9ff57eca73977ad2344a8e44f5232bfb.jpg)
この日は個人戦のあとに団体戦もありました。それはまた次回の記事にしたいと思いますが、その団体戦も含めて「小手返し面」の決定率がだいぶ上がってきた今日この頃ですが、もうひとつなにかが足りてない気がします。
とてつもない大きな「もうひとつ」かもしれません。
しかし、それが解決できたときには、私が模倣している先に書きました「神崎選手」の「小手返し面」にだいぶ近づけられる気になっています。
![](https://ichinotachi.net/wp-content/uploads/2017/07/degote.jpg)
「竹刀さばき」か「見切り」あたりかなあ、と勝手に想像しているのですが、当たっているかどうなのかは謎であります。
いずれにせよ、試合は楽しい!!!
次回は団体戦です。
ではまた!
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