皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
では本日も剣道ではなく、「体調管理ということで、ちまたでささやかれている『グルテンフリー』の効果がどんなものか試してみた結果」のお話です。
当ブログは「剣道」に特化したものでありますが、
前回はグルテンフリーについて書かれた書籍のご紹介をしました。
軽く「おさらい」いたしますが、「グルテン」という小麦・大麦・ライ麦由来の食物に含まれている成分を摂取することで「身体面・精神面」に悪影響を及ぼす場合があるという考えのもとに、「グルテン」を摂取しない食生活を送ることを「グルテンフリー」と言います。
先に前回の記事をお読みいただけると解りやすいかと思います。

今回は実際に「私が経験したグルテンフリーの経緯や感想」についてです。
私の「グルテンフリー」体験
かのテニス世界王者ノバク・ジョコビッチ選手の本に出会い、私は自分の食生活と体調を考えるようになりました。
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始めようとした理由
いくつかの理由があって始めようと決意しました。
理由【体重の増加】
2015年頃 私は自分の人生至上最高の体重量に達していました。
高校時代が「58kg」。20代は「62kg」。そして40歳のその頃は「68kg」まで増加していました。
身長は変化なく169㎝です。
定説として、「学生時代から10㎏以上体重が増えると、下半身に負荷がかかり過ぎてしまい、ケガをしやすくなる」と聞いていました。
ちょうどその10㎏増量となってしまった訳です。
サッカー界の怪物くんのように
かつて世界を席巻したサッカー界のフェノメノ「ロナウド」氏はレアルマドリッド在籍時にはだいぶ太ってしまっていました。
過去の膝への大ケガから復帰したその当時、ケガする前のまさしく「怪物」のような恐るべきテクニック・スピード・パワーでゴールを量産していた頃よりは、全体的に動きが鈍くなったとささやかれてはいましたが、
いざという時には変わらぬスピードとテクニックでゴールを奪っていました。
その頃、現地メディアがロナウド氏を皮肉と賞賛を込めて言っていたのが
「超音速で走るデブ」
そこまでいかずとも動けるデブはスピード・パワーを持ち合わせ良い体系かと思っていた時期がありました。
しかし、体重増量でパワーはついても、長年そのような体重ではなかったですから、動きは鈍っていました。
やはり私には62~63kgあたりが程よい体重と理解しました。

理由【体調不良】
この理由の方が深刻でした。
鼻づまり
私はもともと持久力がありませんでした。その理由の一つに「鼻づまり」がありました。
「うまく呼吸できていないのではないだろうか」
それはスポーツや武道を学んでいる者としては大変な欠点になります。
「酸素をしっかり取り込むことができない」ということは
「緊張」により軽い「過呼吸」をおこしやすく、実際そのような経験もしました。
プロスポーツ選手の中には酸素を呼吸により身体全体にしっかりと浸透させるために、鼻の手術をする人もいます。記憶では元ブラジル代表サッカー選手で右サイドバックの名手カフー氏などがそれです。
また、「腹式呼吸」もうまくできない。それにつながり「発声」も弱い。
胃痛
20代後半頃から体調の変化に気が付きます。
身体が弱った時に食事をすると必ず私は「胃痛」の症状がでてきます。
胃腸薬や栄養ドリンクなどでごまかしながら生活するも、「こってり」とした食事が悪いのかと思い
体調があやしいと感じた日、私はさらっと食べられる「うどん」を基本として食しました。
しかし、30代後半で気が付いたのですが、「うどん」を食べる日の方が痛むのです。
おかずを納豆などにしてお米を食べるほうが痛くならない。
これが当時から疑問でした。
子供のころから風邪などひいて体調が弱った時は「消化のよい煮込みうどんなどにしなさい」と教えられてきていましたから。
ちなみに、私は内視鏡の検査も受けていて、悪性腫瘍などは持っておりません状況です。
理由【小麦粉と調理法】
「グルテン」は腸に残りやすく、また食べても食べても満腹感を感じられず、どんどん食べてしまうと言います。
天ぷらを揚げたときの小麦粉を見て
思い出してほしいのが、天ぷらを揚げたあとに残った水に溶かした小麦粉を洗う際のことです。
小麦粉は非常に落ちにくく、乾いて固まるとなおさらに洗いにくいですよね。
それが腸内に残りやすいという理由に信憑性を抱かせました。
パンや麺類には多様なものが入る
パンはおいしいですよね。しかし、その中身は様々なものが入っています。
バターやマーガリン、砂糖などなど…当然太りやすいし糖類取り過ぎにつながるかと思います。
麺類は塩を大量に入れて茹でて、さらに調味料をいれた具材と合わせて食べますから、同様です。
しかも、パンはたくさん食べても「お腹いっぱい感」を味わえず、麺類は食べてもすぐ「お腹減った感」がでてきます。
グルテンの入っていない食事とは
そこで、先のジョコビッチ選手にならい、「グルテンフリー」を試してみようと思いました。
しかし!!
「グルテン」が入っていない食生活など、何も気にせず過ごす現代の食生活ではかなり厳しいことを知りました。
「小麦を使わない食べ物なんていくらでもあるでしょ♪」
と、安易に考えましたが、ジョコビッチ選手の本を読むことで様々なものに小麦が使用されていることを知りました。
■醤油(たまり醤油除く)
■味噌
■ドレッシング
これらの調味料にまで、麦が使用されています。
■煎った加工済みのアーモンドなどのナッツ類
これらも取り扱う「工場内」で小麦同様の機材を使うことで混じっています。
日本人として、「醤油」と味噌に入っているって致命的じゃありませんか!?
トレーナーや栄養士をつけているプロ選手ならともかく、いち会社員の私としてはそこまで調整しながら生活することは無理があるのではないか。
しかし、グルテンフリーの食材は増えています。パンやパスタ、天ぷら粉にいたるまで、どれもほとんど問題なくあります。
ところが、家族がいる中、私一人のためにそれらの食材をそろえることに難しさがありました。
そこで私は完全なる「グルテンフリー」をあきらめました。
「少量は摂取してもしかたない」
というルールのもとでおこなった「グルテンフリー」となりますこと、ご了承ください。
MYルールで実施した「グルテンフリー」6ヵ月間
余談ながら私は食べることが大好きです!
特にお米を中心に、「炭水化物」大好き!!
そんな私ですが、これは絶対に食べないというものをまず決めました。
■そば・うどん・パスタ・ラーメンなどの麺類
■お好み焼き・たこ焼きなどの粉もの
■パン・ピザ
■クッキー・饅頭
■ビール
週一回のご褒美として
天ぷら・とんかつなどの揚げ物は食べてよいことにしました。
要するに主食として小麦を使っているものは食べないという考え方です。
ピザやラーメンはまだ良いのですが、私としてはそば・うどん・パスタがツラいものでした。
味噌・醤油などは気にしませんでした。
アー炭水化物が食べたい!との思いを我慢して6ヵ月
その結果をご報告します。
天ぷら・とんかつは時折食べたのでそれで続けられたのかなと思います。
本当の「グルテンフリー」ではないですけどね…(汗)
その結果
まず、体重です。
■68kg → 61kg
普通に痩せました。
数ヵ月ぶりにお会いするお取引先のご担当には驚かれました(汗)
次に体調面
■「鼻づまり」
気持ち楽になった感覚がありました。しかし、それほどではありません。
■「胃痛」
これは劇的に変わりました。疲れがたまったあやしい日でも胃痛はありませんでした。
剣道では
ベストに近い体重でしたから当然かもしれませんが、この頃の動きはまさに絶好調!!
キレがありましたね。持久力も必要とする「かかり稽古」も調子よし!
ちょうどその頃に大会があり自分の攻め方などが良い感じに向かっていっていたので試合でも好成績を収め始めていました。区の大会で優勝してます!
たまたまタイミングが合致したのでしょうか。
「グルテンフリー」への疑問点
このような前向きな結果が出ましたが、「グルテン」が引き起こしているであろうその症状には科学的根拠がないという話もございます。
素人の私が考える疑問は次ようなものです。
疑問① 皆が同じように小麦を摂取しているのに?
ジョコビッチ選手の様にグルテン不耐症の人でなければ意味がないのではないか。という疑問があります。
しかし、医学的にも解明されていないだけに、「グルテン」対する人体への影響は未知数の様です。
小麦製品に対して過敏になっていて、多ければ5人に1人は何らかの形でグルテン不耐症を持っているとも言われる。症状は穏やかなものから深刻なものまで幅が広く、発症するのも食べてから数時間後になるため正確な数字を特定するのは非常に難しい。
ジョコビッチの生まれ変わる食事 引用
疑問② 昔から自然界に存在する「小麦」なのに?
高度経済成長期に品種改良し遺伝子操作を繰り返し、大量の小麦を採取できるようにしたことで、現在ある小麦の遺伝子は昔のものと全く別のものとなってしまっているとのこと。
昔からある麦とは違うようです。
今はたくさんあります!「グルテンフリー食材」
さらにグルテンフリーの食材が最近では増えてきており、パスタ・パンから始まり醤油・天ぷら粉なども結構売られています。
私のように「炭水化物」が大好きな人もグルテンフリーの「米粉パン」や「パスタ」があるから問題ありません!
■アマゾン 「グルテンフリー食材」検索URL
発泡酒では「のどごし生」がグルテンフリーだったかと思います。
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日本食は適している
醤油・味噌もすべて探せば簡単にグルテンフリー素材のものがあります。
ジョコビッチ選手はさらに次のものをススメています。
■そば粉
■しらたき(こんにゃく)
■酢
■玄米
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これらを好んで食しているようです。
お蕎麦は十割蕎麦でないとグルテンフリーにはなりませんが、ジョコビッチ選手は他にキノアという穀物と合わせてグルテンフリーパスタを作っているとのこと。
ジョコビッチ選手のおススメ食材
これは余談です。
ジョコビッチ選手は次の食材を好んで食べているようです。
■はちみつ・フルーツ
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ジョコビッチ選手は朝起きたら毎日スプーン二杯分のはちみつを摂取しています。
■オートミール(オーツ麦)・ミューズリー(グルテンフリー)
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オートミールにアーモンドミルクなどをかけてスライスしたバナナやはちみつを合わせて食べると、とてもおいしいですよ!
■アーモンドミルク・ライスミルク
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牛乳のかわりとものなりますし、糖質も低くおススメです。
■ココナッツオイル
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電解質やミネラルが含まれていることがよい。
まとめ 食べることは生きること
いかがでしたでしょうか。
完全なる「グルテンフリー」ではありませんでしたが、私としては良い方向に向かったことは事実です。
ただし、私の場合は効果が出る条件がそろっていただけかもしれません。当然人それぞれ効果も違うのではないかと思います。
最近の食糧事情を気にしてしまうと、あれが入っているからダメ、これは体に悪いからダメと、正直食べるものがなくなってしまいますから
一度試してみて調子が良ければ続けるもよし、大変だからとやめてもよし。ということですね!
もし、あまり根拠の見えない体調不良などがある方で試してみようと思われたならば、参考になれば幸いです。
先に記載しましたように、最近ではグルテンフリーの食べ物がたくさん増えてきていますから
チャレンジしてもさほどツラくはないでしょう。
食べ物が自分の生活や生き方につながることは、想像するに容易でしょう。
これを機会に食生活を考えてみても良いのではないでしょうか。
「食べることは生きること」
ではまた!
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