皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
では剣道のお話です。本日は「第71回都民体育大会剣道競技加盟区予選会の団体戦」です。
前回は個人戦の記事を書きまして、本日は続く団体戦です。
所属道場Aチームの「先鋒」として
3人制の団体戦で今回は10チームが参加。
私は先鋒としてがんばります!
ちなみにチームメイトはいたずら好きのバキバキボディの持ち主さんが中堅、そして個人戦決勝の相手だったカンピオーネが大将です。
両名とも個人戦で戦った方です。その記事はこちら。

心強い仲間です!
一回戦 某接骨院Cチーム
都内に数店舗運営をされている接骨院のチーム。
始めてお見かけしました。相手の大将はこの日の個人戦「35歳以下の部」にて優勝した上段の選手です。
私のお相手は女性でした。
女性…どうもやりにくい相手です。できるだけ「力技」はしたくない。また、王道的な打突で一本を決めたい。という無謀でばかげた思いが浮かんでしまいます。
ついカッコつけたい気持ちが…いけませんよね。
開始の合図からまずは得意の「下から小手」!
相手はいきなり「面返し胴」を狙っていたようです。上がった手元にバシッと決まり「小手あり」です。
一太刀目で決まったことで落ち着いて攻めることができます。
相手はバンバン「引き技」なども使ってきます。
そして普段はあまり打たない間合い「一足一刀の間合いから、さらに一歩攻めてからの面」を打ちます。
またもや相手は「返し胴」を打ってきましたが、私の「面」が早く、「面あり」となりまして勝負あり!
その後、中堅は一本負けとなり大将戦となりました。
相手は個人戦優勝者でしたが、さすがはうちの大将!
安定した試合運びで「引き分け」
本数勝ちとなりました!
二回戦(準決勝) 某剣道サークルBチーム
このチームも初めてお見かけします。
剣道のサークルらしいのですが、会員数が三ケタをこえるという大規模なもの。そのようなサークルがあったとは初めて知りました!
では試合開始!
私の相手はだいぶ若い方のようです。しかし、本日の試合経験から焦らず落ち着いて試合に挑めます。
開始早々前に詰めると相手はさがります。そこでまずは「出鼻面」を狙うもかわされました。
そして直後、初めての「一足一刀の間合い」からのせめぎ合い。
そしてこちらは剣先を大きく下げて攻めます。
すると相手は反応!
手元を上げて「面」にきました。
しかし私はすでに「下から小手」へ始動しています。
完全に狙い通りの「出鼻小手」と相成りました。
個人戦に引き続き調子よし!!
二本目
相手がすぐさま前に詰めてきました。間合いをみて「面」にいきましたが外されます。相手は「引き面」なども躊躇なく打ってきますがこちらもかわします。
そしてジリジリと間合いを詰めて先ほど同様に「出鼻小手」を狙った「小手」!
相手も「小手」にきました。「相小手」です。
すると、間合いがつまり過ぎたか相手の竹刀が私の垂の間に刺さり(急所のすぐ上!!)
私は危うく、急所直撃でもんどり打つところでした(汗)
危なかった!

いてて!
ところがその直後。
またもや不思議なことが!!
私は痛みを感じながらも瞬間的に自然と反応し、相手の体勢が整う前にすぐさま「がら空き」の「面」を打ち「引き面」!
これが無事決まり勝負あり!
いやー、この日は狙ったものでなく、身体が自然と動いたもので一本となることが多く、驚きの絶好調!!
稽古不足の自分にこんな日があるとは思いもよりませんでした。
そして中堅は「勝ち」大将は「勝ち」で三勝にて勝ち上がりました!
決勝戦 某剣道サークルCチーム
ここでも同じ剣道サークルの方々と相対します。
私の相手は…またも女性!
ムムム…思い出すのは昨年の秋の大会決勝戦。
この時は全国大会にも出場する女流一線級選手がお相手でした。この時の相手は当然強かったのですがもんもんとした気持ちとなる結果となりました。
その時の記事はこちらです。

そして相手の大将は!?
なんと一流大学剣道部のレギュラーとして活躍。東京の実業団でもトップレベルのチームに在籍している、某剣道雑誌でも強豪選手として紹介されているのをWEBからも確認できる、みるからに強そうな剣道をする方でした。
ともかく私が勝てば有利になることは間違いありません。
では勝負!
まずは「下から小手」
さすがに足をよく使い、さばいてきます。
そして「くの字」防御で「小手」を誘います。すると相手は「小手」にきました!
しかし「返し面」がよくありません。この日はこの誘いに相手が乗ってくれたシーンが多くあったのですが、ことごとく私の「面」は空を切ります…
まあ、下手ってことですね(涙)
お相手は、こちらが詰めると相手は下がり、さらに詰めると「出鼻小手」や「防御」に入るといった感じ。
信頼のおける強烈な大将がいる分、多少「引き分け」を意識しているのではないかという戦い方です。
局面を打開しようとするも本当にこれはというシーンすらまったく作れず…
まさしく「平々凡々」とした試合展開のまま、終了の合図…
「引き分け」!!
その後、中堅は「引き分け」大将は「負け」でチーム敗退…
「準優勝」で大会を終えました。
大将戦は色々思うところもある試合展開でした(泣)
うちの大将、お疲れ様でした。バキバキボディさん、ありがとうございました。
あ~…結局は私も「もんもん」とした気分でこの日を終えてしまいました…
「なんだかなぁ…」という感じか。
なんかもっとやり様があったんじゃないかと。
結果、相手の方にうまくさばかれてしまったような気がします。
試合終了後に尊敬しているW先生に「あのようなやりにくい相手の場合は力技を使うのもひとつの手である」とお言葉いただきました。
先生!確かにおっしゃる通りであります…
私の精神的未熟さがこの結果を呼び込んでしまったことに間違いはありません。
「下から小手」
毎回一度は決めているこの「下から小手」ですが、今大会でも大変お世話になりました。
「狙い通り」というところが自信となります。
よろしければご覧ください。

数秒間、このせめぎ合いが続きました

一歩前に出ながら相手の拳あたりに「グッ」と剣先をつけました

すると相手はつられてか中途半端に打突動作にはいりました

そこへすかさず「下から小手」
閲覧ありがとうございました。
おわりに
この決勝戦は、私に反省点を教えてくれました。
次につなげなければいけませんね!
ところでこの大会に参加された剣道サークルさんや接骨院さんは次回も参加されるのでしょうか。そうなりますと参加人数もかなり増えそうです。
私のお相手のひとりは西東京の少し遠方からのご参加とのことでした。
レベルも上がりますから、皆で切磋琢磨できたらよいなと感じる次第です。
また、この日は個人戦、団体戦ともに「無意識に近い」状況で体が反応して打って一本としたものが合計で4本もありました。
これが良いことか悪いことかはわかりませんが、近年このようなことはまずありませんでした。
特にこの団体戦の準決勝の二本目、個人戦の準決勝の二本目などは瞬間的に反応したものでした。
前回の記事にも書きましたが、おそらくこれは「よく見えていた」ということが要因ではないかと思われます。
今もそのシーンの記憶があります。だからこそ次の動作に移れたのかなと。
大会前日に微調整した「構え」がこれほど効果があったとは…(驚)
感謝します。
全然違う理由だったりして。
余談ながら、その目が良くなったことと関係性は薄いかもしれませんが、私は相手の手元や腹回りをみています。
その理由はこちらです。
ともかくまたがんばります!!
ではまた!
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