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【個人戦の回】上段選手への勝ち方は…の巻 第73回 在勤区民体育大会「剣道大会」

剣道

皆さんこんばんは。一の太刀でございます。

気が付けばもう新しい時代がすぐそこまできていますね。

では剣道のお話です。本日は「在勤区大会に2年ぶりに参加しました【個人戦の回】」です。

私がこのブログを立ち上げたキッカケのひとつにもなったこの在勤区の区大会。

ここは東京都内でも高いレベルで知られた場所です。そんな大会でかつて私は参加人数80人前後の年齢制限なしの「四・五・六段の部」にて準優勝1回、第三位1回、ベスト16を1回とまるで「嘘」みたいな良い成績を残していました。(二回戦敗退も2回ありますが…)

■前回参加した2017年の記事はこちらです

【個人戦の回】先手を取っていたのか?の巻 第71回 在勤区民体育大会「剣道大会」2017
皆さんこんばんは。一の太刀でございます。 早速ですが剣道のお話です。本日は「在勤区の区民剣道大会」です。 昨年も参加させていただき私の自信となり得た大会です。今年もお呼びいただきまして参加することになりました。 昨年の簡単な内容記載記事 参

そんな思い入れのあるこの大会

昨年は様々な事情から不参加となりましたが今年は改めて参戦してまいりました。

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試合内容

今年は73名の参加

以前より20代の方々が多くなった印象です。

現在、大改革中の剣道が通用するかどうか…

二回戦(実質一回戦)

シード的な扱いで二回戦から。

お相手の一回戦の試合を観ていましたが…上段の構え!!

そう、私の苦手な構えです。

この数年で4~5回程、上段選手と相対しましたが「勝ち」がないのです…

よくて「引き分け」…

どうしたもんか

そんなこんなでいざ勝負!!

前後の足幅を押さえながら右の攻め足で相手を崩すことを意識しつつ攻め立てます。

相手は20代半ばくらいの方

動きも機敏です。こちらが詰めれば素早く下がり間をとります。

私は左小手を打つ素振りから相手の片手技を誘い「返し面」を狙っていました。

しかし相手はこちらが竹刀を(通常の平正眼の構えよりも)開いていたためが理由かわかりませんが、諸手で小手を打ち込んできました。

うーむ

「片手突き」を打ち込むも、どうやら私のこの技は実戦で決めきるには熟練度が低い様に感じます。

しばらくは均衡状態

そしてこちらから打ち込もうと間合いを一気に詰めるために「竹刀を振りあげながら踏み込み、すぐ振り下げて打ち込みながら踏み込む」二段技を繰り出しました。

すると、相手は片手技での「出鼻面」を狙っていたようでこちらが振り上げた際に私の開いた竹刀に相手の「面」を防御

そしてこちらの「面」が相手の打突部位にあたりました!

お!!??

しかし旗は上がりません。竹刀の根元すぎたようです。

そして間髪入れずに同様の二段技!

ところが!

打ち込むタイミングで相手に「小手」を打たれ一本目を取られました…

なんてこった!

不用意過ぎた…

相手は「面」を打って危なかったシーンの後でしたから、次は様子を見るか下の技に行く確率が高かったかもしれません。

自分のおバカさにゲンナリするも、次に切り替えます。

相手はグイグイくる上段のタイプではありませんでした。

私も以前の反省から焦らずにペースを乱さないことを心がけます。(すぐ疲れちゃって思うように動けなくなるし、攻めもなくなっちゃいますし…)

そして変わらず均衡状態も相手は突如「引き技」を出してきました!

不意を突く動きの引き技だったために少し驚きましたがなんとかかわします。

ではこちらもと離れ際から竹刀を「裏から巻き落として面」!

決まったか!相手の面を捕らえました。フォームも悪くない感覚でした!

しかし旗は上がりません(涙)

相手応援の「集中!集中!」の声が聞こえました。

場所は試合場の「はじっこ」

相手もすぐさま間合いを詰めてきます。私はとりあえずやり過ごそうと安易に完全に防御の意識で手元を上げました。

するとそこへ「逆胴」!

こちらはこの状況になれていますのですぐさま「面」!

しかし間合いが詰まっており試合場の端にいたこともありしっかりと打ち込めませんでした。

あれ!

お相手は残心をとりつつ「決まった」感のある動き…まさか

改めて振り向いて審判をみますと旗がシッカリ上がっており、お相手の「胴」ありで勝負あり!!

ああ~、負けちゃった(涙)

このシーンを見返すと私の「面」は面金にあたり鈍い音でした。そして相手の「逆胴」は良い音を響かせていました。

これはまいりました。

おわりに

私の「しょぼくれた自尊心を守るためだけ」に記載してしまいますが、このお相手は先日おこなわれた東京都内の別の区大会で優勝を飾っており、今大会でもレベルの高いこの区を代表する2名を撃破。ベスト4まではすすんでいました。いつもなら優勝者がだれか見届けるのですが、いやになってしまい準決勝・決勝戦を観ずして帰路に就いてしまったので、その後このお相手が決勝に行ったどうかは知りません。

しかし、まあ強かったということで、「変な納得」と「収まらない悔しさと悲しさ」を感じながら、この時の私は少々気持ちが切れてしまっていました。

なんでしょう、この何とも言えない感情…

大改革中の剣道も手ごたえと同時に迷いもあり、不安がつきませぬ。

上段選手にはまた勝てませんでした。そして一本目の打ち方で「小手」を取られたことが実はこの数年間で4回目くらいなのです。懲りずにまた使って打たれてしまった…

どうやら試合中に「考え、正しい決断する」といったことに対する「速度」が私はあまり速くないようです。

試合では特にこの判断スピードを上げないとまずいことになりそうですよ…

とにかく悔しいね!

次回は団体戦です。

ではまた!

コメント

  1. 無冠の帝王(五段) より:

    お疲れ様です!
    いつも楽しく拝見し、勉強させていだだいてます!
    差し出がましいようですが、上段が苦手なご様子なので、参考になればと思い投稿いたしました。

    学生時代には何度か、同じ城●五区の大会にも某連盟から参戦しております。
    私は学生時代からチームメイト、錬成会の相手、試合の相手の上段から「お前とはやりたくないよー」という賛辞をもらってました(笑

    この理由を聞いてみると、
    ・前に前に圧力を掛けてくる
    ・止まった、居着いたところで突きが飛んでくる
    から、嫌だとのことでした。

    セオリーから行くと、小手を庇い右回りと言われるかと思いますが、
    右に回る=前に出ないので圧力がない
    右に回る=仕掛ける時には前に動く
    為に目頭を狙いやすいとのことで、
    逆に、常に前に攻められるとプレッシャーを感じ、突きを狙われるのには上段といえど恐怖感はあるようです。

    なので、上段に対する片手突き、諸手突きを練習して、それを軸に試合を組み立てると相手も嫌がるのではないかと思います。

    あくまでも参考ですが
    筆者様がより良い成果をあげられることを願い、僭越ながら投稿させていただきました。

    • ichinotachi より:

      無冠の帝王(五段)さん、貴重なアドバイスありがとうございます。
      そのような賛辞を受けるとは素晴らしい。無冠の帝王(五段)さんは相当な手練れですね!
      思案しつつも方向性にも迷いがあったので大変参考になります。
      まずは「突き」の熟練度を上げるようがんばってみます!

      ところで同じ城●五区ということは…
      もしかしたらお会いしたこともあるかもしれませんね。
      もしご存知の方でしたらぜひお声掛けください!

      これからもよろしくお願いします!

      • 無冠の帝王 より:

        返信ありがとうございます!
        手練れでは全くございません
        某区の大会でも勝ちきることが出来ず、準優勝が関の山で、ベスト4、ベスト8程度の力しかありませんので

        おそらくお会いしたことがあるとは思いますが、
        現在、私は隣接の某県警察(特練ではありません)勤務ですので、地元の大会には参加できないのです………
        地元から参戦できれば是非とも剣を交えてみたいのですが

        これからの益々のご活躍を楽しみにしております!!

        • ichinotachi より:

          無冠の帝王さん、ご返信ありがとうございます。
          なるほど、警察官さんでしたか!
          無冠の帝王さんに負けないように私もがんばりたいところです!
          地域の近しい方とやりとりできてうれしく思います。
          また何かあればコメントくださいね!
          よろしくお願いします。

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