
名古屋城
皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
今夜はお花見したという方も多いのではないでしょうか。私は稽古にもいけず、仕事が終わり次第すぐに帰宅しました。明日は稽古できそうです。
では剣道のお話です。本日は「平成29年 第15回全日本選抜八段優勝大会を予想」です。
あくまでも私的な予想ですので、予めご了承くださいませ。
いよいよ来週の4月16日(日)に迫ってまいりましたこの大会。昭和52年から開かれている「明治村剣道大会」の流れをくむ大きな大会です。
まず、趣旨を見てみましょう。
・全日本剣道連盟WEBサイト引用
全国より選抜された心技ともに円熟した剣道八段剣士32名による試合を、広く剣道愛好家に披露し、剣道の真価を問うと共に、一般の方々の剣道に対する認識をさらに深めようとするものである。
また、参加条件はこのようなもののようです。
全国500余名の八段受有者の中から、受有後5年を経た65才以下に該当する100余名が抽出され、さらに選考委員会において厳選された心技ともに円熟した32名によって行われるトーナメント方式の大会
剣道界の頂点と言っても良い先生方の大会となりますね。
組み合わせから考える
名だたる先生方が出そろっていますね。
それにしても大会出場回数が12回や13回の先生方は恐ろしいですね。他にも名手がいると思いますが、その中でこれだけの回数参加するとは凄いことですね!
では予想を始めたいと思います。
だれが優勝してもおかしくない大会であり、また「優勝」がすべての大会ではないのかと思います。
その様な中、予想することは無意味かもしれませんが、見るものとしての楽しみの一つでもありますので、お許しください。
本命
神奈川:宮崎正裕
東京:石田利也
佐賀:稲富政博
私としては上記の先生方を推したいところです。皆さん過去にこの大会で優勝経験があり、現役当時からご活躍されています。
ただし、この八段戦のレベルの方々ですと、私ごときでは到底「実力の差も解りかねるレベル」ですので、もう好みやイメージでの予想となってしまいます。
■宮崎先生
言わずと知れた「平成の剣豪」ですが、試合でも無類の強さを発揮されます。
相手の竹刀をはじいて中心を取りながら打つ面は、どれほどそのシーンを見たことか。また小手もすさまじいですよね。
あまりに強すぎて負けるイメージがわきません。鉄壁防御の印象も強いですね。
しかし、私としては驚愕した出来事だったのですが、昨年は優勝したとはいえ決勝で香川の松本先生に「あの面」を「面に」乗られて一本取られていました。いや、驚きました。さすがは対戦される先生方も名人・達人ばかりです。
そのあたりが気になりますが、それでも私の中では優勝候補筆頭であります。
剣道の歴史を変えた人物といっても良いのではと思うすごい方ですね。
■石田先生
宮崎先生と同じ時代で同様に活躍されています。
特に思うのですがこの数年間、「全日本剣道選手権」では長く解説をされておりましたが、その的確な解説に私は何度も驚きました。
まるでそうなることを知っていたような予測をされておりました。そう思った方は私だけではないはず。
それだけ洞察力が高く試合での心理状況などを読む能力がすごいのだと思います。
宮崎、石田の両先生は現役当時、無類の強さを発揮されてきました。共に長年にわたり、鎬を削ってこられていますね。石田先生は大阪代表のイメージが強いですが、現在は東京で警察大学校教授とのことです。
ちょっと現役時代と比べて体型の変化が気になるところではありますが…
■稲富先生
私は稲富先生の「面」が個人的に好きなのです。ご存じない方はぜひ見てみてください。
間違っていたらすみませんが、たしか稲富先生はもともと剣道特錬員としての奉職ではなかったのではないでしょうか。警察官になってからのお誘いで特錬員になられたとか。
そこから実力をつけてここまで上り詰めているのは恐れ入ります。
個人的におすすめの先生です。
対抗
鳥取:中山洋介
北海道:古川和男
茨城:香田郡秀
■中山先生
現役時代は「素晴らしい面打ち」を何度となくみせてくださいました。こちらの先生も基本的に私は好きなんです。
うるおぼえですが、以前のインタビューでも試合では基本的に「面」を狙っていてそれで負けても仕方ないと言い切ってたかと思います。それだけ面に対しての強い気持ちをお持ちなのでしょう。
■古川先生
北海道の雄、古川先生です。本大会12回出場で優勝1回、二位と三位が各1回と恐るべき剣歴です。大会を知り尽くしている感があり、安藤翔選手も師事しているすごい先生ですね。
■香田先生
あの筑波大を率いている実績・経験豊富なすごい先生です。
意外にも本大会での優勝経験がありません。そろそろくるのではないかと予想。
その他、気になる先生方
大阪:船津晋治
愛媛:大城戸功
香川:松本政司
群馬:谷勝彦
■船津先生
数年前は鬼のような強さで勝ちまくっていました。グワッと前へ圧力をかける独特の構えとともに、どの技も「速く」、普通に優勝候補なのかもしれません。
■大城戸先生
2016年9月にひらかれた全国警察剣道選手権大会で優勝した大阪府警の大城戸知選手のお父様ですね。実力は折り紙つきですので、とても気になっています。
■松本先生
先にも書きましたが、昨年の宮崎先生との決勝戦は驚愕しました。今大会でも大注目です。
■谷先生
本大会では優勝1回、二位1回。谷先生も大注目しています。
■亀井先生
本大会13回出場であり二位、三位ともに1回。独特の裏からの攻めがとても印象深くいつも気にして観戦しております。
まとめ

名古屋市栄 テレビ塔
と、この様に予想してみましたが、結局のところ、どの先生が勝ち上がるか本当に予想が難しく、よくわかりません(汗)
しかし、私たちとしては各試合、見取り稽古として観戦することで身になるものができるチャンスの大会であります。なかなか八段の先生方の試合を多く見る機会などないですしね。
自分に合うものを一つでも探せると良いかなと思うと同時に、予想して楽しみながら観戦したいと思います。
ではまた!
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