【観戦の巻】第60回 東京都剣道選手権大会

剣道

一の太刀でございます。

前回は東京都剣道選手権大会に出場した私個人の内容でしたが、今回の記事は「観戦した大会全般の感想」です。

東京都剣道選手権 観戦記

今大会は警視庁および皇宮警察の皆さんも数を絞って参加されています。

この大会は第六会場までありますのですべての試合をチェックできませんが、私が見た中で気になる選手を上げさせていただきます。

試合ルールについて(鍔迫り合いからの引き技)

改めてまずはコロナ禍におけるルールの変更のおさらいです。

・面にシールドをつけること

・マスクをつけること

コロナ禍ですからこれは必須です。

さらには

・鍔迫り合いおよびそこからの引き技の原則禁止

その際に

・密着してからすぐに出す引き技

・体当たりで崩して出す引き技

これらは有効とのこと。

新ルールによってはや数か月が経ちますが、鍔迫り合いが少ない試合は見ていてもよいものと感じます。

西東京:村冨選手

前回大会の東京都代表である村冨選手は大変大柄な選手です。

フィジカルモンスターと呼ぶにふさわしい体格に相応しくその剣風もダイナミックです。

遠間から思い切っての飛び込み面ではなく、打つ機会をみて、しっかりと振りかぶりつつ、リーチの長さを活かした面打ち

出鼻面となることが多く、相手にとっては見えにくい面のように感じます。

また、私が知らなかっただけなのかわかりませんが、全大会よりも小手を決め技にする試合が増えているように感じました。

ともかく強い!

5回戦では強豪の皇宮:村松選手を村冨選手らしい面打ちで初太刀にて一本を決めています。

そして試合時間約2分で出鼻面もきめてしまい、勝負あり。

さすがです。

さらには今大会のハイライトは何と言っても準々決勝の警視庁:竹ノ内選手戦でしょう。

この試合の勝者は全日本選手権の切符を手にする重要な試合です。

村松選手戦と似たような初太刀の面打ち

鋭い打ちに竹ノ内選手も余裕のさばきはできません

一進一退の攻防も私の目には村冨選手が主導権を握っているように見えました。

とにかく普通の選手では届かないと思われる面打ちなのですが、それが届いてしまう。

恐るべき面打ち

その面打ちが小手打ちを効果的にしてくれます。

しかし、竹ノ内選手も中盤からは徐々にさばきながら応戦してきます。

村冨選手が小手を打って面を防御しようと手元を上げたところに

竹ノ内選手の小手!

これが一本となりました!

会場はどよめきます。

う~ん…

これはやはり竹ノ内選手がこのまま勝つのかなという雰囲気

見返しますと、竹ノ内選手は村冨選手の面打ちの打ち終わりを狙っていたようです。

しかし!

二本目開始から数秒

村冨選手は横から小手

そしてすぐさま面!

豪快な一本が決まり、三本目の勝負

見事取り返しました!

その後も迫力ある展開

せめぎ合いの中から竹ノ内選手は小手

村冨選手は得意の面!

互いに素晴らしい打突の中で審判は!?

赤2本 白1本

赤の竹ノ内選手の小手となり、勝負あり!

すごい試合でしたが最後の攻防は

会場で見ていた私が審判をするのであればですが、村冨選手の面を取ったかと思います。

打突部位を当てた速さも、その状況も含め。

まあ、私は未熟者ゆえにそれが正しいかはわかりませんが。

とにかく、素晴らしい試合でした。場内もざわついていました。

負けたとはいえ、村冨選手の実力を見せつけた試合でした。

これは一見の価値ありの試合です。

ぜひご覧になってください。

警視庁:畠中選手

長年活躍しております畠中選手ですが、絞られていた警視庁選手枠の中から今大会も出場しておりました。

相変わらずの鋭い打突と、打つ機会をとらえる目は素晴らしく、世界大会や全日本選手権での優勝はありませんがその実績からみても超一流選手であるのは変わりありません。

学生時代のほうが柔らかい剣風だったように感じますが、今大会でも「うーん、さすが!」といった試合を何度も見せてくれました。

30代も半ばに差し掛かるといった脂の乗り、調子もよさそうで出鼻技は圧巻でした。

4回戦でも出鼻小手のほか、相手の打ち切った後を狙った引き小手で勝負あり。

法務:藤選手

この選手の試合風景をふと見た瞬間から記事に上げようと思いました。

大柄な体格から美しい構えをとり、鋭い打突を繰り出すさまは、一目見て「強い」とわかるものでした

この構え美しいですね!

地力のある剣道で勝ち上がり四回戦で西東京:村冨選手と相対します。

村冨選手も相当な大柄な選手ですが、藤選手も負けていません。

互いに鋭い打ち合いが続き最終的に相面で村冨選手に軍配が上がりました。

それにしても、藤選手の正剣は素晴らしいものでした。

杉並:村瀬選手

正剣で名高い村瀬選手は今大会5回戦まで勝ち上がっていました。

端正な構えから繰り出される面技は素晴らしく、今大会でもその技を見せてくれました。

実は一度だけ稽古のお相手をしていただいたことがあるのですが、素晴らしい剣道でした。

村瀬選手の剣風が好きな方も多いと思いますが、私もそのひとりです。

注目の試合 西東京:神崎選手 VS 千代田区:吉谷選手

私が模倣している神崎選手と前回大会で注目しました吉谷選手が三回戦で相対しました。

得意な技のひとつとして吉谷選手は小手、神崎選手は小手返し面があげられるかと思いますが、そのシーンはいくつかみられました。

吉谷選手が小手を打ち、神崎選手はそれを返して面!

しかし、吉谷選手の打突後の体さばきがうまく、神崎選手は打突部位をとらえきれません。

どうなるかなーとみていますと、神崎選手が打った小手の後にスッと裏から面を打ち、それが一本となります。

そして、二本目

攻防が続く中、吉谷選手が攻め入って下から裏にまわして面と思いきや、そこから小手に変化!

神崎選手はそのタイミングで出鼻狙いの面!

吉谷選手が小手を打ち抜き勝負あり

吉谷選手が勝ち上がりました。

見ごたえある試合

映像のない試合の話ですみません。

おわりに

今大会は次の通りの結果で幕を閉じました。

優勝 警視庁:竹ノ内選手

準優勝 警視庁:矢野選手

第三位 警視庁:畠中選手

第三位 警視庁:宮本選手

こちらの4名が東京都代表として11月の全日本選手権の東京都代表となりました。

やはりといいましょうか・・・警視庁の皆さんが独占されておりますね。

矢野選手の活躍も凄まじく、全日本でも入賞してもおかしくない実力ですね。決勝戦は足を痛めてしまい棄権となったことが残念ですが、大事ないことを祈るばかりです。

また、竹ノ内選手も注目して試合を観戦していましたが、どうもいつもより調子がいまひとつのように感じました。

それでも優勝してしまうとは!

本選での活躍をお祈りしております。

いずれにせよ、4名みな東京都代表に相応しい実力の持ち主ですから、予選に参戦したものとしてはぜひ応援したいところです。

楽しみですね!

ではまた!

私もこちらでミツボシの小手「道」と「虎」を購入し愛用しています
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コメント

  1. たもちゃん より:

    初めてコメントをさせていただきます。私はこの度剣道がメインの個人ブログを立ち上げました。
    剣道も15年ぶりに再開しています。どうぞよろしくお願いします。是非覗いてみてください。

    東京都予選は竹ノ内選手が優勝したみたいですね!全日本選手権が待ち遠しいです。

    • ichinotachi より:

      たもちゃんさん、コメントありがとうございます!
      ブログでは剣道以外の内容の記事もあるのですね!?素敵なサイトですね。
      全日本剣道選手権、楽しみです!

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