一の太刀でございます。
引き続き対人稽古が難しい状況が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は週一回の夜な夜な近所の公園で行っている一人稽古が、予想以上に楽しくてストレスはさほどありません。
しかし、運動量が足りずに太りました…
動画から得たヒントや湧き出したアイディアを一人模索していると、1時間程度はあっという間に過ぎてしまいます。それを実践できる日が待ち遠しいですが。
余談が過ぎましたが、本題です。
現在、全日本剣道連盟が対人稽古に再開に向けて様々な検証をしてくれています。
「稽古自粛」についてもこの度「解除」になりました。
今後の稽古の在り方はどのようになるのでしょうか。
面マスクと面シールド(フェイスガード)をつける
全日本剣道連盟の公式youtubeで感染防止のガイドライン制定の動画がアップされています。
■全日本剣道連盟公式HPのお知らせ
■ガイドライン詳細ページ
今まで通りの稽古では、感染防止はできないでしょう。
やはり飛沫感染を防ぐ意味で口元のガードが必要なことは想像できます。しかし、通常使用しているサージカルマスクなどではすぐに呼吸困難となってしまうことも想像にがたくありません。
そう思っていたところでの「面マスク」
なじみのある「手ぬぐい」を使用し、「息苦しさ」を防ぐ効果も狙っています。
素晴らしいアイディアです。
なるほど今後しばらくは「面マスク」と「面シールド」を着用しながらの稽古が主流になりそうですね。
■面マスクとは
手ぬぐいを使用して作り上げるもので、飛沫の多くは手ぬぐいに付着し、吐息は下から抜けることで「息苦しさ」の解消もしているといった優れもの。
■面シールドとは
面の内側から面金にはめ込んだ透明なプレートで飛沫を防ぐもの。古くから竹刀のささくれなどから守る「アイガード」といったアイテムがあったが、こちらは顔のほぼ全面を覆うもの。
課題点は
しかし・・・
素晴らしいアイディアの「面マスク」ですが、実際に「面」をつけての稽古ではやはり「息苦しさ」は相当なものでしょう。
香川県にある「百秀武道具店」宇賀店長によるyoutubeチャンネルで大変参考になる動画がありますね。
ウガ店長、検証ありがとうございます!
相当厳しい稽古となりそうですが、個人的にはこれで対人稽古が再開できるのであれば、不満などありません。
また、今後状況の変化から対策も変わることもあるかもしれません。
個人的結論としては「できうる環境で剣道をするのみ」です。
私は試合が大好きですから、相手がいてこそ楽しめているという事実はあります。
しかし、対人稽古や試合ができないからと言って剣道をしないという選択肢はありません。
対人稽古ができないのであれば、それを想定した、また修行僧のごとく自分との戦いの中で一人稽古をおこなうのみです。
ただし、私のような一般剣道家と違い、学生さんにとってはそれは大変な環境になったと思われるでしょう。大変悔しい思いをされているでしょう…
武道具店の努力
埼玉県朝霞市の福田武道具店さんは面マスクでプレートではなく通常の不織布マスクを使用することができる「剣道マスクAir」を販売されるとのこと
私がよく利用させていただいている剣道武道具店「源」さんからも吐息で曇らない面シールド「防曇フェイスガード」や「マウスガード」などを売り出すようです。
このように全国の武道具店さんも我々が安全に剣道ができるようにと日々努力されています。
ありがたいことですね!
おわりに
「剣道ができる」
それがどれほど幸せなことか。改めて実感した方も多いのではないでしょうか。
私もその一人
その時代に沿い、適応しなければ剣道も生き残ることはできないでしょう。
以前と同じように稽古することはできなくなるかもしれません。
しかし、かつても戦後GHQの政策により剣道ができない時代がありました。
■関連記事
剣道復活に向けて、先人たちがそれはたいへんな努力をされたことでしょう。その努力の甲斐あって、現代の私たちは剣道をたしなむことができるようになりました。
私たちも歴史の中に生きています。
これからの剣道を作り上げるべく、皆で適応していく必要性がありますね。
そして今回も剣道の復興(おおげさか!?)を目指していきましょう!
私の環境としては6月末までは兄弟弟子たちとの稽古ができそうもありませんが、久しぶりに皆さんと地稽古したとき
「あれ!一の太刀さん、なんか強くなってない!?」
と言われ「いやいや、そんなことは~」と謙遜しながら実はニヤリとしている自分を想像しながら
私はこれからも一人稽古を続けていきたいと思います。
これから公園行ってきます!
ではまた!
コメント