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個人競技である剣道でも団体戦では仲間を思うべし

剣道

皆さんこんばんは。一の太刀でございます。

三月に入り、梅が咲き始めています。もうすぐ春だと唄っているようです♪

では剣道のお話です。本日は「団体戦における心づもり」です。

もう2週間近く前になってしまいましたが、東京都剣道大会では久しぶりに7人制の団体戦に参加させていただきました。

加盟区主催の大会では参加人数的に3人制の団体戦しかなく、7人制のそれは普段とは違う感覚で臨むことができ、貴重な経験をすることができました。

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団体戦はチームプレイであれ

個人対個人の勝負となる剣道の試合でも、団体戦では状況ごとでの役割がありますね。

先日の東京都剣道大会では私は「三将」という立ち位置でした。

前に4人、後ろに2人いるというこの立場は、「中堅」同様に自分の結果が「勝敗のポイント」になりえるものと考えられます。

一回戦、「引き分け」ましたが、勝っていればチームの勝ちは確定でき、負けていれば一気に劣勢に回ってしまう状況でした。

二回戦は「勝ち」ましたが、引き分け、負けでは「副将」・「大将」にかかるプレッシャーが大きく、どうなるか怪しい状況でした。

三回戦は「負け」ました。これにより「副将」・「大将」は勝たねばならない状況に追い込まれ、リスクを背負って攻めた結果、負けてしまいました。

この三回戦では前の4つの試合が一勝一敗だった拮抗した状況を、「私の負け」で一気に相手優位の流れにもっていかれてしまいました。

団体戦にも「試合の流れ」があり、その流れをつかんだ方が「勝ちやすい」傾向があるのではないかと思います。

もっとチームを思い、次の副将に後を託すにしても、最低限の流れをもってつなげる意識をするべきでしたが、今思うと私は夢にも見た、実業団選手との対戦に「自分の勝負」を重視しすぎました。反省…

試合が終わってもだれも私を責めることはありません。心が痛みます。

気持ち寄せ集めチームとは言え一緒に戦った興奮はありましたから、やはり敗退後の解散時は申し訳ない気持ちでありました。

東京都剣道大会の詳しい内容はこちらです。

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私が5人制チームの各ポジションについたら考えるであろう役割を連想して遊んでみる

突然ではありますが、ここで私が各ポジションについた場合の考えるであろう役割を連想してみたいと思います。

だいぶ勝手なことを言う個人的見解であることをあらかじめご了承ください。

先鋒(先手必勝!)

「先駆け」を務める重要なポジションです。

当然、イケイケドンドン!(古)で前向きにガンガン攻めていきたいと思います!

勝って勢いをつければ良し。負けてもまだまだ後ろに4人残ってますから、最も後ろ向きな要素を持つ必要がないものとして臨みます。

幕末の人物でいうイメージは「高杉晋作」または「中村半次郎」で行きたいと思います。

次鋒(負けは許さじ!)

先鋒が勝っていればその勢いに任せて同じくガンガン攻めます!

先鋒が負けていてもガンガン行きたい!ところですが、気持ちリスクをさけるようにするかもしれません。しかしここで先鋒の負けを取り換えすことも大事なのでやはり攻めを重視!仕事人的冷静さを忘れずに。

イメージは「河上彦斎」または「齋藤一」

中堅(戦術理解度を高めよ!)

チームの中でもポイントになり得るポジションになりますから、勝ちが多ければその勢いを消さず、負けがこんでいれば踏ん張って流れを絶つことに役割と考えます。

状況把握をしっかり意識していきたいところです。安定感ある強さがあることが理想となります。

イメージは「山岡鉄舟」の一択!

副将(肝をすえろ!)

中堅と同様で副将でも勝敗が決まることが多いかと思います。

強い胆力で劣勢をも跳ね返す気持ちを持って挑みたいところです。最も負けないことにこだわるポジションかもしれません。

イメージは「土方歳三」または「桂小五郎」

大将(すべてを引き受けた!)

前の4人の戦績すべてを受け止め試合に挑みます。

セコセコしい剣道はせず、観る者が納得のいく剣道をしつつ、なおかつ試合にも勝つ。

そんなことができれば言うことないですね…

イメージは「西郷隆盛」または「勝海舟」そして「松平容保」

あ、大将だけ剣豪でなくなってしまいました(てへ)

学生時代の教訓

正直言いまして、私は団体競技が苦手でした。学生時代も野球やサッカーなどのチームプレイを要求されるスポーツはやっていて楽しくはありましたが、より高いところを目指すには、私は自分勝手すぎました(汗)

だからこそ、剣道が好きだったのかもしれません。

自分が「勝つ」ことでチームには貢献する。ただそう思っているだけでした。とにかくチームメイトには「勝て」と願うだけ。自分優先で自分勝手でした。

高校時代のとある合同練習試合の日、何戦もした中で、私の成績はよいがチームとして負けがこんだことで顧問にとてつもなく怒られました。「お前ら全員坊主だ!!」と(笑)

そして、その日のミーティングで私はあろうことかチームメイトに向かって「怒られたのはお前らが勝てないからだ!」というようなニュアンスの言葉を発しました!

当時のチームメイトで今でも親交のある者はおりません。

当然ですね。

そんなことをいうような自分勝手な人間でしたから。

今思うと、本当に最低です!人として終わってますね…反省してます。

(今はそこまでではないと思いますよ!!)

このような部でしたから、雰囲気も良くはなく、私も途中で退部してしまいました。

部を辞めた日の過去記事もよろしければどうぞ。

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やはり、剣道の団体戦もチームプレイなのです。仲間を思う気持ちがなければ、チームとしても成熟できないと、今は思えます。

おわりに

前回の世界大会、日本代表の「大将」を務められた警視庁の内村良一選手は、決勝戦では「打たれないこと」に重点を置いた試合運びをしていたように見えます。

竹ノ内選手と正代選手がとった「勝ち」を無駄にしない徹底した試合運びで、なんと相手選手は「疲労困ぱい」。最後は打つこともまともにできないほどでした。

そんな試合、私はかつて観たことがありませんでした。

それだけ内村選手が「攻めながら守った」のだと思います。

観ただけで「とても集中しているとわかる表情」をしていましたね!

内村選手の凄さの一部をみた思いです。

あれこそ「one for all all for one」一人は皆のため、皆は一人のためにの精神を体現していたように感じました。

「三銃士」(アレクサンドル・デュマ)から有名になったものですが、良い言葉ですね!

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5人全員が勝てればそれが理想ではあります。

しかし、個人の負けを取り返すことができるのも団体戦の魅力と感じます。皆が互いの戦いを思い、自身の試合に臨むことでチームは強くなるのではないでしょうか。

また、個人戦より団体戦の方が、盛り上がりますよね!それも楽しいところです!

ではまた!

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