一の太刀でございます。
いよいよ近づいてまいりました日本剣道界随一の大会
第68回全日本剣道選手権が3月14日(日)にて開催予定です。
各地域を代表する選手も決まり、トーナメント表も発表されました。
この大会は新型コロナの影響にて開催が危ぶまれましたが、関係者の方々のご尽力で開催できることになりました。
私も東京予選会に参加させていただいた身でありますし
いち剣道家として
まずは、関係者の皆さんにお礼申し上げます。
ありがとうございます。
今年の開催場所は長野県のホワイトリング長野市真島総合スポーツアリーです。
開催場所などの詳細は次の記事にて

「テレビ放送」と「インターネット中継」予定
今回もテレビにて観戦できるようです。
テレビ
NHK‐BSデジタル放送にて
放送予定時間
- 12:00(正午)〜15:50/BS1
解説は北海道の古川和男範士八段です。
インターネット
ウェブ上での閲覧は不明ですが、主催の全日本剣道連盟の公式アカウントは次の通りです。
■You Tube:https://www.youtube.com/user/ZennipponKendoRenmei
■Twitter:https://twitter.com/ajkendof
■facebook:https://www.facebook.com/kendo.jp/
■Flickr:https://www.flickr.com/photos/aj_kendo_f/
出場選手から考える
では好き勝手に予想してまいりましょう!
今回は何といっても警察関係の方々が不参加ということ
これにより実業団・教員・学生と様々なお立場の選手が多く出場することとなっています。
正直予想するにもこの大会での実績がある方以外はわたくしの無知ゆえにまったくもって詳細がわかりませんが、好みと感覚で予想させていただきます。
本命
鹿児島:星子啓太
東京:山本有樹
大阪:村上雷多
福岡:藤岡弘径
東京:村冨聖気
香川:岩部光
星子選手
その世代トップとして常に君臨し続けている星子選手は初出場ながら
すでに経験値でも図抜けた存在ですね
世界大会も経験し、勝負強さは天下一品ではないでしょうか。
優勝も狙える存在です
山本選手
長年、実業団大会では活躍されており、この大会も出場2回目となります。
あの警視庁特練員がひしめき合う東京都予選から過去にも代表になったという実績もさることながら
なんといっても今大会は年齢が45歳で出場ということ
150人を超える猛者が参加した東京都から優勝を果たしています。
狙いすました「面打ち」はまさに芸術
同世代の星として応援しています。
動画は同様に東京都代表選手となった国士舘大学出身の石田選手との対戦ものです
村上選手
村上選手も教員という立場から前回も激戦区大阪を勝ち抜き2回目の出場です。
大柄な体格から繰り出される技の数々は素晴らしく
指導者として素晴らしい剣道をされ、かつ試合にも強いという…
優勝候補です
次の動画は平成30年の大阪予選会のもののようですが、相手はあの大阪府警:前田康喜選手です。
藤岡選手
個人的に好みの剣道をする藤岡選手を本命とさせていただきます。
すでに全日本出場は3回目
逆胴や片手突きなどの技も得意とし、すべてにおいてバランスのよい素晴らしい選手です。
教職員大会でも優勝を経験
北海道の安藤選手や福岡の国友選手と一時代を築いてきたその実績は申し分なく、
今大会でも相当な活躍をされることを期待。
村冨選手
村冨選手は国士館大学の大学院から現在職員としてずっとその実力を練り上げてきた方です。
なんといってもその特徴は大柄な体格を活かした、いつ来るかわからないような「乗る面打ち」です。
相手は攻めて間合いを詰めていたつもりでも、いざ打突しようかという刹那に面に乗られてしまう。
そのような場面を何度も拝見しました。
注目の一人です
東京予選会ではあの梅ケ谷選手とも対戦
さすが梅ケ谷選手は対格差をものともせずに戦っております。きわどい場面もありましたが、最後は村冨選手が得意の面で勝ちました。
岩部選手
国士館大学学生の岩部選手も美しい構えから様々な技を繰り出す素晴らしい選手ですね。
そして強い
岩部選手の試合はぜひ観戦したいと思うほど素晴らしい
今大会初出場ですが、目の覚めるような剣道を見せてくれるでしょう
こちらは水戸葵陵高校時代のものですが、構えからなにからすべてが正統派のような剣道
対抗
福井:林田匡平
茨城:松﨑賢士郎
千葉:本間渉
佐賀:川﨑輝士
林田選手
過去に第三位入賞の実績をほこる林田選手
学生時ももちろんですが、教職員としても近年目覚ましい活躍をされています。
機を見る目は素晴らしく、林田選手も正対した構えから数々の技を繰り出します。
対抗というより本命かな
松﨑選手
前回大会では準優勝の松﨑選手
こちらも本命かなと思うのですが、皆が注目してるがゆえに研究もダイブされているのではないかということで…
いずれにしても今大会もあの恐るべき「飛び込み面」を見せてくれるでしょう
本間選手
中央大学ではその実力が花開き、大将として一時代を築いてきた本間選手
この大会、過去にもあと一歩で出場ということもありました。
満を持しての初出場です
波に乗れば優勝も狙える素晴らしい選手ですね。
■本間選手

川﨑選手
時代トップ選手だった川﨑選手は日体大卒業後に警視庁に奉職
その際は先鋒として数々の活躍をされていました。
その実力は折り紙付き
当時と変わらなければ間違いなく優勝を狙える選手です
大注目の選手ですね!
警視庁当時の試合
次点
宮城:武田直大
沖縄:山川泰二
茨城:山下和真
埼玉:橋本圭一
武田選手
福岡の藤岡選手同様に2012年に国士舘大学黄金期を支えたメンバーですが、今回も出場とはさすがの一言
今大会4回目となりますがその正剣の中に荒々しさのある剣道で上位進出を期待します。
動画は国士館の同門、名手高倉選手との試合
山川選手
YouTubeでチャンネルをお持ちの山川選手は常に「懸かる稽古」を心掛け、鍛錬を怠りません。
磨き上げたその実力をこの大会でも見せてくれるでしょう!
山川選手の記事

素晴らしい稽古風景
山下選手
山下選手も今大会3回目の出場と経験も豊富で教職員大会も優勝するなどのご活躍
安定した試合運びで今大会を盛り上げてくれるでしょう。
あの激戦区茨城からの出場は尋常ではありません
橋本選手
橋本選手は今大会6回目の出場
毎年県警特練の猛者をなぎ倒しての出場は皆さんもご存じでしょう。40歳というベテランの凄みを期待しています。
とにかく強い
おわりに
いかがでしょうか。
今大会は警察関係の方々が不参加となり、またコロナ禍での開催となりますので
その影響は少なくありません。
現役学生の出場者が例年より多いことも特徴となりますが、とにかく筑波大学と国士舘大学の出身者含めた方々が多いことがまた特徴的です。
国士舘大学では「剣道の指導者を育成する」ということを基本としていると、直接指導されている先生からお聞きしたことがあります。
その中で試合も勝つ実績ものこしているのですから、素晴らしい。
これは筑波大学も母体が東京教育大学だったことから同様と推察します。
正直、今回出場するどの選手が優勝しても不思議ではありませんね。
取り上げさせていただいた選手以外にも気になる方は沢山います。
山田選手、白鳥選手、近本選手、矢野選手、軽米選手、林田(浩)選手、竹越選手、甲斐選手、石田選手、菅野選手などなど…
いやー、毎年のことですが非常に楽しみですね!
開催されることに感謝しつつ、無事コロナ感染者が出ずに終了することを期待します。
開催後の結果記事でもお会いしましょう!
ではまた!
■全日本剣道連盟公式HPよりの選手情報※出場選手の枠をクリックすると各選手の情報がでてきます。

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