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いつの間にか身体が忘れている!大人の「百錬自得」は難しい?上達の近道は?

その他

2016秋試合面打ち

皆さんこんばんは。東京は本日は「秋晴れ」と言える気持ちの良いお天気でしたね。ようやく過ごしやすくなりそうです。

では剣道のお話です。本日は「身体が忘れてしまう」です。

つい先日、気が付いたのです。

この数週間「どうも面打ちに伸びがないな~」と感じていました。

いろいろ考えた結果、理由がありました。

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百回は練らないと自分のものにはならないのか「百錬自得」

小手打ち2

私はだいたい週一回のペースで稽古をしているのですが、このペースですと、どうしても現状維持から抜け出すことが難しいと、ずっと感じていました。

先週できていたことが今週はできない。足の角度はこんな感じだったと思いやってみるとどうも違う。などと感じたことはありませんでしょうか。

繰り返し行うことで体得する

「百錬自得」

ある技を「自分のものにする」には何回も何回も繰り返さなければならない。ということかと思います。大事な格言ですね。

ただ、毎日稽古している学生さんは別として、一般剣道家ですと私のように週一ペースの方も多いと思います。何度も同じ動作を繰り返して自分の身体に覚えさせる。それが難しいことが現状にあります。

「構え」や「打突フォーム」などは特に身体に覚えさせなければいけませんが、できれば、毎日一回は竹刀を握り、確認だけでもしていった方が良いと考えます。

繰り返し練っていくしか道はないかと思っています。

頭で考えた通りに身体を動すことができるようにする

タレント?の「武井壮」さん方の理論をお聞きになったことありますでしょうか。

身体運動では「自分の頭で考えた通りに身体を動かすことができるか」が重要とのことです。

逆に考えると、「頭で思ったことと実際の体の動きが違う」となるとまったく上達しそうにないですよね。ですのでこの理論がとても重要と考えます。

日常生活どこでも訓練ができるようです。

例えばドアを開ける際、普通にドアノブを握り、まわす。

これはあくまでも「日常生活の範疇」

しかし、ドアノブを握る手は、「指先」は使わないなど自分で「決めごと」をその時々で作り、「その通りに実行できるか」でこれは「スポーツ」になるとのことです。

ボールを投げる、蹴る。これらは自分の頭の中で「このようにしよう」とイメージし、その通り「詳細」にできるかどうか。

当然その通りにできる時、できない時があり、その確率を「訓練」でどんどん高めていくことで、どんなスポーツでも上達が早くなるという理論でした。

スポーツの練習ではなく、身体を思い通りに動かせる練習をする。

WEB上で検索するとたくさん上がってきますので詳しく知りたい方は調べることが可能かと思います。

自分の思っている通りに身体を動かすことができる

これは上手な人の「真似」をするにも役立ちそうですね。

剣道ですと、例えば「素振り」。円を描くように振り上げ、右足を前に出しながら切り下げる。その際に左腕は…など様々な「教え=決めごと」があって、そのように身体を動かせるようにできる意識を常に持っている必要がありそうです。

自分が思い描いている通りに身体が運用できることは上達の近道となりえます。

まずは基本や技などの明確なイメージを持つ必要があると考えます。

自分の頭の中のイメージを整理しておく

踏み込みイメージ

こんなメモを書くようになったのは、私も最近です  もっと前から注力していれば上達が早かったかも?

サッカーの元日本代表の中村俊輔選手が「サッカーノート」を書き続けていて目標・反省・課題・記録などを明確にし、上達していったとのことです。

中村選手のサッカーノート程ではないですが、このようにブログを書いていますと自分の考えの整理もできるので、それ故に「ここはこうして、あれはこうかな」などと色々考えている詳細なことを理解する上でとても良いツールとなっています。

ですのでこの夏からブログを始めて「整理」としては順調でした。しかし、そう簡単ではありませんでした。

ここのところ、冒頭にある「面打ちの伸びの悪さ」を感じることになりました。

ただし、整理できていたおかげでか、理由は比較的容易に見つかりました。

理由は構えた際の左足にありました。

拇指球を使いたい理由で気持ち撞木足的に左足を構えておりますが、重要なポイントとして「ヒザの向き」がありました。指先同様に少しヒザが外に向いていると前への「ふんばり」が効かなくなります。

これをヒザを少し内に入れ正面に向けることで拇指球に圧力がよくかかるように感じられます。

「ヒザの向きは正面」がおろそかになってました。こんな小さなことが理由で面打ちの伸びが悪くなるとは思いもしませんでしたが、大きなポイントの一つでした。

もしかしたら、頭で整理できていなければ、ずっと理由がわからずに続け、また別の理由でフォームがさらにおかしくなっていたかもしれません。怖いことですね。

「身体が忘れる前に」大人が上達するための私の結論

面打ち方20161008

「いつの間にか身体が忘れていた」

これは言い換えると、「技を体得できていない」となるかと思います。

私たちのように大人になってから、「構え」や「打突フォーム」を練り上げていく場合、どうしても身体がついていかないケースがあります。大人になってから剣道を始める方もなかなか苦労されておるかと思います。

これを改善するための結論としての私の考えは上記に記載した内容しかないかと考えます。
・時間の許す限り「毎日」竹刀を握り一人稽古で練り上げる
・頭で考えた通りに身体を動かせているか、そうできるような訓練を日常で行う
・思考を整理し、目標・課題を明確化する

これらをすることで上達を早め、「百回練る前に」自得できるかもしれません。

ではまた!

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