間合いを盗まれちゃったの巻 第65回東京都剣道大会

一本集

皆さんこんばんは。一の太刀です。

本日は「第65回東京都剣道大会」であります。

前回から少しご説明しているように、昨日2月19日(日)に開かれましたこの大会は、非常にレベルが高く

警視庁の特練員が3チーム、皇宮警察、法務、学連剣友会、「学生クラブ」として現役の東京都内65大学のトップ選手から構成されるチームが3チームほど参加。そして東京都の市区の剣連の代表チームが出場するものであります。

各地域代表も実業団クラスばかりの大会ですので、ここでの勝敗や内容は、現在の自分がどの程度できるのかという基準になるものだと思っていました。

本当は昨夜に記事をアップしたかったのですが、急に体調不良に陥り遅くなってしまいました。すみません。

加盟区剣道連盟の代表「三将」として

久々の7人制団体戦。

私の区は先鋒・次鋒・五将・中堅が20代前半から半ばの現役選手。以降私の三将・副将が40代、大将はさらに上という30代がいない極端な構成となりました。

一回戦 東京東エリアの区

久しぶりの東京都大会での団体戦に、ここ最近としては一番緊張していたかと思います。

しかし、多少は自信もついている私としましては試合に「集中」することのみを意識して挑みました。

ところで先日、私の通う道場に、「全日本学生選手権」優勝「世界大会」に参加という高名な方が出稽古に来てくれました。

その際、「試合ではどのようなことを考えているのか」質問してみました。

すると、「集中することを心掛けています」とのことで、特別な得意技などではめていこうなどはないそうです。

私の知り合いが言っていたことと似ていました。

「集中する方法のヒント」 集中力を高めるにはどうすべきか
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集中、集中!しかし!

私の対戦相手は「上段」の選手でした。

何を隠そう私は上段が大の「苦手」です。

上段選手との対戦が少ないにもかかわらず、ここ2年で上段選手と二度対戦。ともに負けてます。

原因もある程度わかっています。

・間合いが見えていない

・得意の「下からの小手」が打てない

このあたりかと思います。

そして、試合開始。

前の4人は負け・負け・勝ち・勝ちときたので私がポイントになる局面と認識。

とにかく主導権を握ることを考えて動きました。不用意に「小手」や「突き」にいき、後ろに引かれてあまされてから「面」を打たれて負けていたことが多かったので、攻めつつも相手の「片手技を返して面」を中心に「左小手」や「面」を狙っていきました。

流れとしては悪くなかったと思います。

しかし、つばぜり合いの際にグイグイ押し込んでくる相手でしたので、無駄に腕の力が奪われてしまい、かなり体力消耗してしまいました。

この力を押さえる術も身に着けなければいけませんね。

そんな中で、結局決定打がでず、「引き分け」となります。

副将が二本勝ちしてくれたため、大将戦を待たずに本数でチームが「勝利」決定。

二回戦 学生クラブ

中大を中心に構成されたAチームではなかったのですが、現役の大学生チームと対戦。

当然ながら19~20歳と若いメンバーでした。後で調べましたら私の相手は早稲田大学の方でした。

私は大学はもちろんのこと、高校二年の時に剣道をやめて主な大会にはまったく参加したことのない、いち「リバ剣」ですから、彼ら学生や実業団選手に勝てることを夢見てがんばってきました。

その現役大学生と勝負です!

前の4人は負け・勝ち・引き分け・勝ちでした。

基本的に手数の多い剣道をしてくるであろうと予測。そうさせないために、こちらも前に出る意識をより強めました。

相手はこちらの打つタイミングがわかっておらず、うまく主導権を握ることに成功。

焦って面に来たところを「返し胴」で一本。

今までもこの技に幾度となく助けられてきましたが、ここでもその効果を発揮してくれました。

その後もいくつか良いところを打ちましたが有効打にはならず。

「一本勝ち」となりました。

全体的には良い試合運びができたかなと思います。しかし、二本勝ちできる展開だったと思いますが、決めきることができず。

また、得意の小手で課題となる「左足の残り」がひどく、あとで観かえすとおかしな打ちになっていたので修正の課題が残ります。

一回戦の疲労感が強く残ることも悔やまれます。

後ろの二人は負けてしまいましたがトータルの本数で大将戦になる前にチーム「勝利」確定しました。

三回戦(ベスト16) 東京都心部の区

ここまででベスト16は確定し、この●●区との勝負でベスト8進出が決まります。

●●区は実業団の中でもトップレベルの選手を大勢抱えるところで、2チーム参戦してました。

お相手は「日本通運」の主体チームでした。

これがまた強いのなんの。

皆さんの中でもご存知の方は多いかと思いますが、実業団大会でも常に上位を争っている方々ですね。

前の4人は負け・引き分け・引き分け・勝ちときて、私の勝敗がかなりチームのそれに左右される大一番。

「彼らと対等に戦えるのか」

この十数年、いつもそれを目指してきました。その一つの答えがこの勝負にあります。

相手は20代半ばの選手。

いつも通り「集中」すること、「主導権を握る」ことを心掛けて挑みました。

こちらから攻めて、小手。

続けて小手返し面、担ぎ面。得意の攻め方からの小手などで、かなり良い流れをつかみました。相手もこちらの打突に審判を何度か意識していた感がありました。

しかし!

つばぜり合いから離れる際に、お互い下がろう感を出しながらも相手は下がらないケースがあることを確認。

それを承知しながらもそのタイミングでうまく間合いを取れずに間髪入れずにシンプルな面を打たれました。私も出小手に反応するも、審判3人共に相手の「面」に旗。

完全にやられました。

つばぜり合いから離れ際、こちらが引いて相手は引かず、そこが「遠間」まで離れず「一足一刀の間合い」からの立ち合いになり、

私はその間合いを見誤りました。

その次の開始直後、相手は勢いに任せてまた面に来るかもしれないと思っていたら、その通りになったので、こちらは返し胴。

しかし、「なで斬り」状態になってしまい有効打とならず。

ここからが相手の「すごい」と思うところですが、この返し胴で相手の流れは一区切りついたかと思ったところが甘かった。

そのまま変わらず攻め合いなしで小手面、こちらは剣先をのど元において防ぐもその流れを止めず、すぐさままた面に飛ばれ私の剣先は相手の肩越しに外れ、「面あり」

これで「勝負あり」

勝機と見るや怒涛の連打で決めきってしまう。

主導権や流れをつかむ重要性を改めて感じます。

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こういったところが「強さの違い」なのかなと思わされました。

序盤は悪くなかったはずです。しかし

「あと少し」

それが「とても大きな」差なのでしょうか。

対等には戦えていると思います。

しかし、5回対戦して、はたして勝てるかどうかもわかりません。

また、この負けで、前の中堅が取った勝ちを台無しにしてしまい、あとの副将・大将の戦いにも大きな影響を及ぼし、チームの敗因となってしまいました…

くやしー。

ので、ちっちゃく画像乗せておきます…

やられる瞬間を激写(泣)

結果 (面返し胴)

チームはベスト16。個人では1勝1敗1引き分け。

数年前の私なら大満足な結果です。

また、昨年までであれば苦手な上段選手に引き分けて、現役学生に勝ち、負けはしたものの実業団トップレベルの選手にある程度やり合えたことで満足していたかと思います。

冷静に考えても、私の様な経歴のものであればもちろん満足いくものではあるのですが、最後の負けは一気に流れを持って行かれた感が強く、悔しい思いも多く残りました。

ベスト8までいけたら、そこには警視庁Bとの対戦だったので、非常に残念です。

この大会の警視庁さんは我々には絶対に負けられませんから団体戦ということもあり、アタリも強くガンガン攻めてきます。対戦できたらもっと良い経験になったことでしょう。

そんな大会でありました。

ちなみに優勝は警視庁A、準優勝は学生クラブ(中大)、三位が皇宮警察、警視庁Bでした。

西東京も強かったですね!

「面返し胴」の画像をよろしければご覧ください。

おわりに

このような機会を与えてくださった剣連に感謝いたします。また、チームメイトの皆さんにもお礼申し上げます。とても心強い良いチームだったと私は思っています。ありがとうございました!

良い勉強になり、今後の「私」次第では、また一つ強くなれる経験だったと思います。

次の試合は3月の区大会です。

皆さん、特に私のようなリバ剣さんは大会参加がいろんな意味で「おっくう」になることもあるかと思います。

しかし、稽古とは違う試合から得られるものも多いでしょう。

一緒に剣道を楽しみましょうね!!

ではまた!

コメント

  1. つけ面 より:

    一の太刀さん、試合お疲れ様でした。
    最近になってこのブログに辿り着き、楽しく拝見させていただいてます。そして何よりも一の太刀さんの剣道に対する熱意にとても感銘を受けました。
    私は40代後半のリバ剣で、中学生以来の再開で約5年経過したところです。
    ブランクはかなりのものであるにもかかわらず、中学生の頃はそれなりの成績を残していましたので、再開時には根拠のない自信がありました。しかし、すぐに辛い現実を思い知らされたことで、逆に一気に剣道にのめり込んでしまいました。
    最近では大学生とも勝ったり負けたりの試合が出来るようになってきましたが、自分はまだまだ強くなるって思っています。
    (オヤジになっても志だけは高く!)
    これからもこのブログを参考にさせていただき、一の太刀さんを目標に頑張ります。

    • ichinotachi ichinotachi より:

      つけ面さん
      このブログを見つけてくださり、ありがとうございます。
      つけ面さんは私と同じリバ剣なのですね。
      再開後のお気持ち、とても共感いたします。
      それにしても再開約5年で大学生と互角にやり合うなんて凄いですね!!つけ面さんこそ、ご熱心にいろいろなことを模索し、研究されているのではと想像できます。
      いくつになっても強くなれるのが剣道の良いところだと思っております。
      ですから私たちリバ剣の「絶頂期」はまだまだ先ですよね!
      「絶頂期」には「下り」がありますが、もしかしたら天井知らずで「達人」になってしまう可能性だってありますから。
      そう、「志は高く」であります!
      私もつけ面さんに負けない様がんばります。
      また何かあればいつでもコメントください!
      よろしくお願いします。

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