皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
もうすぐ7月、あっという間に2017年も半年過ぎてしまいました!!
では剣道のお話です。本日は「ニュース 日仏交流してます」です。
前向きな良いニュースが私の耳に入ってまいりました。
元フランス代表 三田祥雲館高校に訪問
元剣道フランス代表のジュリアン・グロンさん(35)とコーラリ・テクシエさん(35)ご夫婦が兵庫県三田市にあります三田祥雲館高校に訪問。交流を深めたニュースです。
グロンさんは剣道歴15年、現在は代表のBチームに所属しているとのこと。テクシエさんは剣道歴22年で、以前はAチームで世界大会や欧州大会に出場した凄腕。
同高校剣道部員の父親がお二人と親交があり、この度の交流会へとつながったそうです。
剣を交え、剣道について話し合ったとのこと。
私が言うにはおかしいかもしれませんが、ジュリアン・グロンさんとコーラリ・テクシエさん、来日ありがとうございます!
海外選手の実力
実は私の通う道場でも海外の方々がちょくちょく稽古に来られます。
常時、通われている方もいれば、今回のグロンさん、テクシエさんと同じように普段はその国に住んでいて来日されて数回稽古された方などもおりました。
個人的な感想ですが、やはり海外の方々はパワーがありますね。
たしかもう何年も前にイギリス代表選手が道場に来られたことがありました。
その方は軟らかい打ち込みをされていましたが、「体当たり」の状態になると身長も高いので、まるで壁にぶち当たったような「硬さ」を感じました。
さすがに代表選手ですから基本もしっかりしてるんだな~と感じたことも覚えています。
海外選手の剣道に対する意識の高さ
「剣道は精神の修行になる。フランスでももっと広めたい」
グロンさんはそう言っています。
私が海外選手とお話しする中で、特に強く思ったことは
剣道に対する「真摯な思い」です。
よく言われていることではありますが、私たち日本人は比較的身近に剣道があります。
しかし、海外では当然そこまで身近に剣道はないはずです。その様な環境の中で「剣道」という武道を習うくらいですから、「武道にある精神性や文化」に敬意をもち、自らを高めていこうという気持ちをとても強く感じます。
これは、私たちも見習うべきものだと思います。
おわりに
海外の剣道家との交流。良いものですね。
その国の剣道の「色」というものを感じることもできます。
1970年から始まった世界剣道選手権大会では17だった参加チームも2016年に行われた第16回大会ではなんと52チームとなっています。
剣道が普及されてきている一つの基準になるかと思いますが、その歴史の中には今回のような「草の根」での活動なしではありえなかったでしょう。
剣道の発展も、連盟の先生方のご尽力だけでなく、我々のような一般剣道家なしではありえないと思うのです。
大げさに言えば、私たちが剣道界を担っているということです。
できるかぎり、それに見合うよう生きていきたいものです。
なかなか意識を高くするには難しいですけどね。
ではまた!
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