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剣道の「強さ」に対する憧れもほどほどに

剣道

皆さんこんばんは。一の太刀でございます。

すっかり梅雨らしくなってきましたが、仕事でスラックスをはくと裏地のテロテロ下部分が汗でくっつくジメジメ感で、ツラい季節到来!!

では剣道のお話です。本日は「剣道の強さを意識しすぎるな」です。

自分の戒めも含めての記事になりますでしょうか。

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剣道における交流に「強さ」はあまり関係がない

以前、私はとある有名大学剣道部の寒稽古に参加させていただく機会がありまして、その際に高名な先生とお話しする機会をいただきました。

大学はおろか、高校の途中で剣道を辞めていた、しがない「いちリバ剣」である私はその先生と大学剣道部への「憧れ」と「敬意の念」からとても恐縮してしまい、かしこまった態度でお話していました。

「私ごときがこのような超一流が集う場所で稽古に参加させて、誠に恐縮であります!」

といったような態度でしょうか。

しかし、その先生は

「●●さん、強さじゃないですよ!」

と言ってくれました。

剣道を通じて交流を深める

その先生は次のようなニュアンスのことを言ってくださいました。

「そんなにかしこまっていては仲良くなれないじゃないですか。」

「せっかくこのようにお会いする機会を持てたのに、そんなんでは今後続くような関係を持てませんよ。」

「年に一回でもよいので今後も稽古に来てくださいね。」

いや、まいりました。

まさか毎年来ていいですよといったようなことを言われるなど思ってもいませんでしたし、勝手ながらもうちょっと上下の関係を持つような物言いをされるとばかり思っていました。

しかし、その先生はあくまでも私のことを「同じく剣の道を志すひとりの男」としてお話されるのです。(生徒に対しては怖かったですけどね!)

もともとその先生を尊敬している私が感動しない訳がありません。

「指導者ですから、生徒たちには厳しく接することもあります。しかし、卒業すれば同じ立場の大人だからたがいに精進できる関係でありたい」というニュアンスのことも言っていました。

まとめ

皆さん、このエピソードを聞いてどう思われますか?

私は、純粋に「私もこうありたい」と感じました。

飛び入りで参加した、名も知らぬような人間に対して口だけで言っているようには感じられない態度で、「また一緒に稽古しましょう」と言うのです。

私はその剣道部と先生の強さに恐縮しまくり、自らその関係性をさえぎってしまっています。

そのようなことでは人とのつながりが続かず、良い関係を持てません。

その先生との出会いはそのことを教えてくれました。

もちろん勘違いしてはいけませんが、相手が強すぎるような先生であっても、肩肘張らずに礼節をもって普通に接すればよいだけのことです。

せっかく稽古をつけてもらっても、あまり緊張や恐縮していたらもったいないですからね!

仕事にもつながる目上の方との接し方を改めて感じた次第でした。

私は剣道での目上の方ですと仕事以上に緊張してしまいますけれども♪

また、自分が下手の方と接する際にもそうありたいものです。

先生!ありがとうございます!!

ではまた!

私もこちらでミツボシの小手「道」と「虎」を購入し愛用しています
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剣道心理
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一の太刀 剣道ブログ 

コメント

  1. あきんど より:

    一の太刀様こんにちわ。いつの楽しみに拝見しています。私もリバ剣40代中盤で全く同じ境遇です。すばらしい先生のお言葉ですね!私にも良くしみました。私も同じことお思います。ブログ楽しみにしてます。

    • ichinotachi より:

      あきんど様、こんばんは!コメントありがとうございます!
      同じ境遇ですね!!
      本当にこの先生の言葉や対応には感服しました。こうありたいですね。
      ブログ更新がんばります。あきんどさんのコメント、励みになりました!
      またよろしくお願いします。

  2. お腹の出た中年オヤジ より:

    その大学の先生は素晴らしいと思いますが、一番素晴らしいと思うのは一の太刀さんだと思いますね。自分からアグレッシブに出稽古するなんてそう出来ません。
    そもそも殆どの人はそんな人脈無いので仮に望んでも門前払いされるでしょう。
    なのであなたはそういった人脈作りなども含めてすごい努力をされて来たのだと思います。

    世の中いろんな人がいます。
    裕福な家庭に生まれ余りある財力で音楽、スポーツ、芸術、勉学と様々なものを経験できる子供が居れば、家庭が貧しくて学校が終わったらアルバイトをして家計を繋げている子供もいる。
    貧しい子供は自分が何に向いているのか考える暇も判断材料となる経験もありません。
    そういう子供が大人になり、ある程度時間的余裕を持てるようになった頃合いにスポーツをやり始める。そんな境遇の”ある人”がこんなことを言ったのです。

    「こんなに楽しいと知ってたら、子供の頃からやってた」

    これは時間というものが如何に残酷かを表現した言葉です。
    現役世代の人たちは自分の才能の有無に悩むことでしょうが、
    大人の世代はもっと根本的な「縁」の残酷さに悩むのです。
    殆どの大人は「もうこんな年だから意味ない」と言って、
    新しいことに本気で取り組むことを諦めます。

    大人らしいと言えばそうなのでしょうが、
    私個人としては悲しさを感じるんですよね。
    なので、少年の様な情熱を抱き続けているあなたには心から尊敬します。

    • ichinotachi より:

      お腹の出た中年オヤジさん、コメントありがとうございます。また、お褒めいただき感謝申し上げます。
      しかしながら、本当にたまたまご縁あってお邪魔できた感じでありまして、その後はやはり尻すぼみして参加のお願いなどできていません…
      一度の参加が限界でした!
      お腹の出た中年オヤジさんの深いコメントに考えさせられました。
      生涯剣道ですから、改めて「縁」を大切にしたいと思います。
      ありがとうございます!

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