一の太刀でございます。
もうすっかり年末の雰囲気
歳を重ねるごとに一年が過ぎ去る感覚が早くなりますね
今回は10月下旬に某大会に初参加させていただきまして、そちらの記事となります
私は住んでいる東京都某区と剣道連盟に加盟している区が違うのですが
一度もその在住区の剣道界がどのような状況か確認したことがありませんでした
しかし、コロナ禍になり稽古できる場所も限られてしまった中で、2021年までは数カ月間対人稽古ができないといったことを繰り返す本当に厳しい稽古状況でした
今年に入り、今なら在住区でもしかしたら参加させていただける稽古場があるのではないかと考え、剣連事務局へ相談しますと、私のような別地域の剣連加盟者でも「在住」であれば全く問題ない稽古場がありますよとのことで週一で行われている剣連主催の稽古への参加が時間的にも可能であるとわかりました
そこで2月から定期的にそちらでもご指導いただいておりました
そして区民大会のことを知り、できれば参加してみたいと思った次第です
ただ、参加資格に「区内在住者」とあるとはいえ、長年別の区剣連へ加盟しており、今年からこの在住区の剣連の先生にお世話になっておる身からしますと
なんかしらでこの在住区の先生方にご迷惑をおかけするのではないか
などと考えまして稽古でご指導いただいておる先生、また事務局長にご相談したところ「まったく問題ない!」とご快諾いただきましたので、安心して参加することとしました
まずは、ご指導くださいます先生方、事務局長に感謝申し上げたい思いです!
ありがとうございます!
第69回東京都某区剣道大会
この大会の私が参加できるカテゴリーは「大学・一般(男女)の部」です
性別・年齢に制限がなく、準決勝まではなんと一本勝負
一本勝負となれば取り返すチャンスなどなく、当然ですが気が抜けません
まるで警察剣道選手権大会みたいです!
参加人数も42名となり、なかなかの盛り上がりです
多い場合は100名近く参加されることもあるとか!
一回戦 某大学剣友会
初戦のお相手は現役大学生のインカレ剣道サークルの方
その大学自体は全国一二を争う一流大学であり、参加大学名を拝見してもどれも屈指の大学ばかり
このお相手も優秀なお方とお見受けいたします
正直言ってここまで年齢が違うと剣道がかみ合わない場合が多いですし、スピードについていけない場合も考えなければなりませんが…
いざ勝負
先ずはお相手がどんな方か様子見です
若手らしく常に先手を取るように攻めてきます
そこで次は面を打ってくるかな~と感じたところで「面返し胴」を狙うと
狙い通りお相手が「面」にきましたので返して胴を打って「胴」ありで勝負あり!
よかったー!
二回戦 某剣友会
こちらのお相手はシードだったために私が初戦となる様子
恐らく30歳以上の大人の方ではないかと推測されます
では勝負
端正な構えをなさいます
様子を探っていきますと、どうもお相手は懐が深いといいましょうか、ご自身からあまり攻めてこない剣道と言いましょうか
なかなかかみ合いません
とにかく私の打突が届かないので、可能な限り間合いを詰めてから打突するのですが、ビビりの私では早々うまくいきません
誘いもうまくいかず…
そして延長すること二回目にして私が前に詰めるとお相手の小手
それを返して面を打つとお相手の面金にあたった感触
延長のためかそれが一本となり「面」ありで勝負あり!
またもや幸運を手にして勝てました!
序盤に私が受けた注意は「縁を切る際に構えを解かないように」との内容です
三回戦 某剣友会
次のお相手は都内強豪高校出身の大学生
強者の剣道をしているのが試合を見てわかりました
集中力を高めていざ勝負
こちらのお相手も積極的、攻めに迷いがありませんね
お相手が小手
私は返して面
しかしうまく防がれます
こちらから横から小手を攻め
その次の機会は「小手返し面」を狙おうと誘いをかけた刹那!
お相手は「面」を打ってきました
私はすんでのところで竹刀で防ぎました
し、しかし!
審判の皆様はお相手の「面」ありと判断(泣)
その瞬間思ったことはと言えば…「ば、ばんなそかな…(泣)」
さらに「一本勝負だから挽回するチャンスもないじゃん(涙)」
瞬間的には納得できず、非常に悔しい思いを押し殺しながら試合場を後にしました
ガーン!!
おわりに
結果はベスト16…もっと試合をしたかった(涙)
私は近年こちら側がやられるといったこのような際どい場面に遭遇することがありませんでした
打突部位に当てられていない状況で一本とされる悔しさは相当なものです
これからという試合開始早々で取られたことも悔しい思い
審判員の先生方、そりゃないよ~とも思いました
しかし…
動画で見返すとやはり「打突機会」は良く見えます
ちょうど私が詰めていった出鼻を打つといったもの
音もよく出ており、これでは旗を上げられても仕方ないといったところでしょうか
そして、思い返せば私は本当に運がよく、逆の立場だったことが多かった
この大会の二回戦もそのようなものです
打突部位に当たっていないといったことはなくとも、面金、小手の拳(頭・ゆきわ)、軽い打突などといったものでも一本としていただいたことが多々ありました
今回は私が逆であっただけのこと
さらに言えば、そのような状況を私が作ってしまったことが最大の敗因であろうと思う
そう、あの試合直後の自分自身に言いたい
「そりゃ~お前が悪いんじゃ!!」と
しかし、そう考えるとなおのこと試合は難しいですね
今後より慎重な試合運びになってしまう恐れもありますが、それは良くないことでしょう
んじゃ、どうすりゃいいのよ……
ともかく、今回も大変勉強になる良い経験をさせていただきました!
また、初めて参加したこの大会、新鮮であり程よい緊張感の中試合に挑むことができ、非常に清々しい思いでした
大変興味深いところで、この大会で「残心をしっかりとらなかった」とのことで一本が取り消されるところを2回も見てしまいました
しっかり細かな部分まで見ているなとの印象を受けた大会でした
お相手いただきました皆さま、大会に携わった関係者各位にはお礼申し上げます
ありがとうございました!
そして皆さま!よいお年をお迎えください!
ではまた!
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