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「時々の初心忘るべからず」の巻 第65回東京某地区対抗親善剣道大会 2022

一本集

一の太刀でございます。

この度も大会参加の記事でございます。

東京都某地区の親善大会(地区対抗戦)

昨年はコロナ禍の影響で11月に行われました

その際も参加いたしまして、近年、失っていた自信をすこし取り戻すことができた大会でした

よろしければ昨年大会の記事も読んでみてください

■本当にまさかの活躍

まさかの活躍!の巻 第64回東京某エリア親善剣道大会(動画あり)
一の太刀でございます。 本日は「東京都某地区の親善大会に参戦」です。 コロナ禍になっていくつかの東京都の大会に参加させていただきましたが思うような動きができず 私は自信喪失状態 もとから多くないその自信がさらになくなり、この地域対抗戦に参加する...

今年も活躍してチームの力になりたい!

そうは思いながらも各区を代表する武者たちがそろいますから、私はやはり、足手まといになってしまう可能性大…

程よい緊張感の中で大会当日を迎えます

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一般の部 副将として

この大会は中学生・高校生・家庭婦人・一般と各部門に分かれ、部門ごとの順位のほか

総合の順位も競う大人数による総当たりの団体戦となります

今回もコロナルールで鍔迫り合いなし

一般の部は7人制

私は昨年同様で五・六段枠の副将として参加です

我がチームメイトの名門大学剣道部出身の若手実業団選手たちは活気があり素晴らしい若者がそろっています

各チーム比較的若手が多いですが、我らがチームは年齢的には20代前半から30代、そして私含む大将が40代半ばから後半と各世代がそろっている面子

大将は某大学体育会剣道部の助監督を務める猛者です

いやー本当に心強い!

それではまいりましょう!

第一戦 I区

最も層が厚く実力者ぞろいの優勝候補

先鋒から大将までまったく穴がありません

私のお相手は…

あ~、数年前のこの大会でやはり相対した国士館出身の肉弾系正統派剣士です

■その際の記事は…

団体戦は楽しい!の巻 第61回東京某エリア親善大会
皆さんこんばんは。一の太刀でございます。 早速ですが剣道のお話です。本日は「東京都某地区の親善大会に参戦」です。 今年で61回目となるこの東京都のとある5地区が親善を図り、剣道を通じて地域社会の体育向上に努めるために毎年開催されています。今年は...

もう4年も前なのですね

当時は何とか一本取り返して引き分けたのですが、自力は当然お相手が上

初戦で負けると後に引きそうなので、気合を入れましょう!

以前よりさらに肉厚になったお相手のその圧力は増していました

しかし、私も負けたくありません

様子を探りながらいくつかの技をくりだします

ところが

徐々にその圧力に負けてかビビッて素直な面を打てません

打ってもしょぼい打ち込み(泣)

どうにかその弱い気持ちに抗いたいともがきながら試合進行

お相手は積極的です

そしてせめぎあいの中、お相手は真っすぐな小手から面!

私は剣先でお相手のど元をしっかりと抑えた!

と思った瞬間審判の旗があがるのが見えました

ガーン…

試合後にチームメイトにもあれだけの打突力があると仕方なしと

いかん

覚悟を決めるしかない

その時、私の中では「ビビッて思うような打突ができていない」という意識しかなく、二本目の早々に飛び込み面を出しますが、その程度の思考しかなかった私は、その直後に「相面」であっさりと負けてお相手の「面」ありで勝負あり!

負けちゃった(涙)

余談ですが、相手の方は試合中も試合後もフェアで素晴らしい青年でありました!

やはり前回の件は気のせいだったかな?

チームも負けました

第二戦 N区

最も手ごわいと思われたI区戦で負け、この二戦目は絶対に負けられない

昨年11月にも一戦交えたお相手

実力はお相手が上

しかし、その際は私がなんとか一本勝ちをしていましたから、プレッシャーはお相手のほうがあるはずです

では勝負!

様子を探る中、ふいに私は飛び込み面

なんかまともな打突ができた気がする♪

よしいくぞ!

お相手が間合いを詰めてきたのに対し、私は「面返し胴」の態勢

するとお相手は面の軌道からの「小手」!

返す私の小手にバックリと決まりお相手の「小手」あり!

……

気を取り直して二本目!

最近ちょいちょい決まっている「出鼻面」を誘導しようと画策する私

二回ほど、そのような意識の中で「面」を打ちましたが

そうはうまく決まりません

そして、瞬間的にお相手の面に対して「合わせる」ように私も面

当然ながらお相手の「面」あり!で勝負あり!

一番やっちゃいけない相手に合わせて面を打ってしまいました

ああぁ~ おわった(涙)

この時点での私のメンタルは崩壊寸前

こ、これは四戦全敗もありえる……

チームにもご迷惑をおかけし(号泣)

自分自身の不甲斐なさを嘆き悲しむという、くそメンタル

二本目を決められた直後にはついその気持ちが態度にでてしまいました…

チームは勝ちました!

第三戦 A区

いよいよ追い詰められた感の私

今日はもうダメかも(泣)と思い続けるのも結構大変だったので

二戦目直後から考えを改めました

「自分にできることを思い出そう」

ここのところの私は今までにない流れでの一本をいくつか決めて勝っていたことから、「出鼻面」「横から小手」「攻め入り方」など、以前と違う技を多用していました

しかし、かつては初めて自信につながり最も多く繰り出してきた自分の柱となる技は「小手返し面」「下から小手」など

このあたりだったはず

もちろんそれらの技を使っていないわけではありませんが

もっと積極的に、そして迷わず使っていこう!

そう考え直したのです

では勝負!

初の対戦となる大柄なお相手に、早々に下から小手!

そして、小手を誘って返し面

これが面を外すも良い感じ!

外した直後にお相手がすぐに間合いを詰めてきたのでさらに「面」

これが相面となるも私の「面」あり!

ようやく一本決まってホッとする私

開始線に戻る際、チームの皆が喜んでくれるのが見えました(涙)

みんな、ありがとう!!

感極まりました!

記憶が飛んでしまって勘違いしましたが、二本目直後はお相手が次は面を打つだろうと予測して

面返し胴を狙うも不発

そして、良い感じだった小手の誘いを行うと、お相手はその小手を打ってきました!

ここだとばかりに「返して面」!

会心の「小手返し面」が決まって勝負あり!

ようやく勝てました!

チームも勝ちました!

第四戦 K区

本日の最終戦

お相手はやはり昨年11月にも一戦交えたお方

前回大会は思わぬ活躍ができていたので、このお相手にもなんとか一本勝ちしておりました

■浮かれてました

まさかの活躍!の巻 第64回東京某エリア親善剣道大会(動画あり)
一の太刀でございます。 本日は「東京都某地区の親善大会に参戦」です。 コロナ禍になっていくつかの東京都の大会に参加させていただきましたが思うような動きができず 私は自信喪失状態 もとから多くないその自信がさらになくなり、この地域対抗戦に参加する...

ここも勝ってチームの力になりたい!

できれば二勝二敗で終えたいところ

まずは小手を誘いつつ前に詰めます

面がきました

これはおいおいこの流れで「面返し胴」を狙おうと考えます

その後、迷いなくスッと入って下から小手

決まりませんでしたが試合後に尊敬する兄弟子からは「この小手が良かった」といただき嬉し思いです

しかし、その後お相手は簡単に手元を上げる私へ対し「逆胴」

これにすぐさま「面」を繰り出しますが、旗は見事「胴」あり!

前回も狙われた逆胴…その際は幸運にも一本となりませんでしたが、そう何度もその幸運が続くものではありませんね

うーん、まずい

しかしやるしかありません

前半の面返し胴を狙う動きや下から小手なども含めその後はうまくかみ合いません

お相手に誘われて打ってしまう小手などもあり苦しいところ

時折り「引き面」や「小手」などがタイミングは良かった感の打突はあるも一本とはいたらず

「片手突き」も不発

時間がない

無意識に前に詰めて面を打ちます

これが、「相面」となるも私は自分の右面を打たれた感覚!

やられたかなと審判を見ると旗は上がっていません

再び前に詰め「面」!

これがお相手の面金にかすり、さらに連打で「面」

二打目の面は間合いが詰まりすぎて到底一本となる打突ではありません

しかし!

「面」あり!

一打目の面を取ってくれたか

ここでも私に幸運が舞い込みました

三本目の勝負

こちらから仕掛けて小手・面

決まらず

お相手も決めにかかってきたか積極的に打突してきました

そして気が付くとお相手が「面」を打ってきたところを返して「胴」を見ている自分がいます

無意識に「面返し胴」を打ち、抜けながら審判の旗を確認

ゆっくりと残心を取り「胴」ありで勝負あり!

よかった…お相手には恐縮いたしますが、またも幸運が私を救ってくれました

特に「面返し胴」にはまたもや助けてもらいました

チームも勝ちました!

おわりに

団体戦成績は準優勝

個人成績は二勝二敗

精神面が大事ということは重々承知していますが、意図的に良い方向に持っていくことが、なかなか難しい

以前メンタルトレーニングの本を読み、結果がでましたが、今回はそううまくはいきません

思い返せば前半二戦と後半二戦では心持ちが違いました

三戦目に快勝したことで、「吹っ切れた?」と兄弟子に言われましたが、確かにそうだったのかもしれません

もっと自信をもって試合に挑みたいところです

チームのみんなありがとう

動画でも見て取れるのですが、三戦目、私が苦しんでいることを知ってか、試合終了直後にチームから大きな拍手をいただきました

年甲斐もなく照れてしまいました

改めてチームの皆さんありがとうございました

この様な嬉しい気持ちにさせてくれる彼らは、爽やかで素晴らしいメンバーでした

やっぱり、団体戦て素晴らしい!

お相手いただいた皆様、関係者各位にもお礼申し上げます

本当にありがとうございました

また、この大会のメンバーとして選ばれるよう精進したいと存じます

ではまた!

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