皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
最近は睡眠不足がたたり体調が優れません…無理は禁物ですね。
では剣道のお話です。本日は「竹刀供養」です。
古いお札やお守りなどの思いのこもったものを「お焚き上げ」「どんと焼き」といった儀式で天界に還すということを常としている方も多いかと思います。
しかし、剣道人として欠かすことのできない「竹刀」はいかがでしょうか。
岡山県美作市 武蔵神社の感謝祭
剣豪宮本武蔵をまつる武蔵神社(美作市宮本)で17日、傷んだ竹刀を焼いて供養し、剣道上達への鍛錬を誓う感謝祭が行われた。
武蔵神社では感謝祭として木刀による剣道の基本技や地元の宮本武蔵顕彰会による二天一流の演武を奉納し、竹刀を焼いて供養したとのことです。
感謝祭は今年で4年目とのことで、いち剣道人としてはぜひ続いてほしいなと思えるものですね。
美作市 武蔵神社
剣豪・宮本武蔵生誕の場所として有名な岡山県美作氏宮本にある昭和46年に建てられた神社がその場所でした。
神社の隣には宮本武蔵の養子である宮本伊織が武蔵の遺骨を熊本から分骨して納めたとされる武蔵の墓もあります。
■美作市観光情報サイト「武蔵神社」
また、近くには宮本武蔵の資料館もあります。
さすが生誕の地
■美作市観光情報サイト「武蔵資料館」
最寄駅は「宮本武蔵」駅
日本の「原風景」が残るとても美しい場所ですね。
剣豪・武蔵が幼少時に過ごし見た景色の一端でも垣間見れるかなと、思いを馳せたくなるような場所です。
おわりに 「竹刀を大切にすること」
私は子供の頃に師事した古屋範士七段から「竹刀は剣道家の命と同様である」「大切な得物であり自分の命をも護るものですから決して粗末に扱ってはいけませんよ」といった教えを受けました。
その教えは私の剣道の「原点」でもあり、今は亡き師匠との日々を思い出す大切なものでもあります。
しかし、学生の頃はお金もないので竹刀が傷めばバラしてその箇所を省き、使えるものを合わせて活用していましたが、「供養」という意味で「お焚き上げ」することの考えは浮かびませんでした。
個人的には大変よい儀式だなと感じます。
竹刀を大切にしたいという気持ちも改めて感じます。
大人になってからは質・量ともに稽古が激しくないためか、竹刀が傷むことはそうありませんが、その機会がきた際には近所の神社に問合せしてみたいですね。
ではまた!
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