皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
先日、今年の初稽古に参加することができました。何週間ぶりでの稽古で喜び勇んでいったのですが、練っていた打突フォームをビデオカメラでチェックするとイメージと違い、難しさを感じたこの頃です。
では本題の剣道のお話です。本日は「打ち気が強い相手に取った出鼻小手」です。
「出鼻技」は「機会」が良ければ一本になりやすいものですよね。
それだけに難しい部分もありますが、試合での狙いどころとして重要でもあります。
キレのない得意技を捨てずに自信をもって打ち込んだ一本
2017年6月にあった東京都某エリア親善大会での三試合目の一本目。
20代後半くらいの小柄で良く動く相手でした。
内容
お得意の「下から小手」でありますが、この時期はこの技の打突のキレがとても悪く、その打ち方を見失ってました。
普通に打ち込んでも一本にならないであろうと感じていましたが、自分の生命線である「下から小手」を捨てるわけにはいきませんでした。
この「下から小手」は中間から近間で打ち込む場合が多いのですが、
・手元が上がる
・面にくる
・軽く居つく
相手がこの3パターンになる場合に一本となるケースが多いものです。
しかし、この時期は「面にくる」際でしか、一本となるものではありませんでした。
この日の一試合目で強豪と対戦し、そこで似たような「出鼻小手」が決まっていました。
相手が前に出てくれれば「出鼻技」として成立するくらいの精度はあったと感じていました。
そんな状況で三試合目に決まった一本です。
画像
では参考画像です。
閲覧ありがとうございます。
おわりに
本来はこちらから仕掛けて「出鼻小手」にすることを理想としています。
■「出鼻小手」の記事はこちら
今回のものは相手を引き込んで打つ「出鼻小手」に近かったと思います。
この画像を見てもわかりますが、打突時に顔が横に傾いています。
打たれたくない気持ちが恥ずかしいくらいでてますね(笑)
私のお手本である神崎選手はそんな打ち方していませぬ。打突後にうまく体勢を変えています。
あの元全日本覇者である警視庁の竹ノ内選手を相手に「出鼻小手」で決めています。
竹ノ内選手は自身の決め技のひとつ「出鼻面」を狙っていますね。
そこを神崎選手は先手を取って「出鼻小手」です。
この年、神崎選手は40歳前後ですよ!凄まじいですね!!
■神崎選手の記事はこちらです
打ち気が強い相手の場合、その勢いに押されてしまうとこちらが不利になってしまいますね。
一線級選手たちはその勢いや攻めの圧力が強いので、こちらがつい手元を上げてしまったり、相手に主導権を握られたりしてしまいます。
今回のお相手はとにかく攻撃的でガシガシ打ってくる方でした。
うまくタイミングを合わせることができ「出鼻小手」が決まった次第です。
私たちは「一本となる打突力」を身に着けることを優先し、臆することなく堂々と相手に対することを心掛けたいところです。
さすれば勢いある相手だったとしても、「対等」もしくは「こちらが主導権を握る」戦いの道が開けるのではないでしょうか。
■この試合での記事はこちらです
何かの参考になれば幸いです。
ではまた!
コメント
一の太刀さん、つけ面です。
明けましておめでとうございます。
出鼻小手は私の得意技の一つだったのですが、最近は当てに行ってしまい、稽古でもなかなか決まりません(泣)
距離は短くとも、踏み込みをしっかり行い、冴えのある打ちが出来るよう意識したいと思います。
本年も一の太刀さんの記事を楽しみにしています!
つけ面さん、明けましておめでとうございます!
コメントありがとうございます!
毎日のように稽古していても打突が狂うことはありますし、週1~2回の稽古量ですとなおさらですよね。お気持ちよくわかります(涙)
今年もよろしくお願いします!