一の太刀でございます。
この度は短い記事となりますが、大変興味深い動画を拝見することができましたので、皆さんと共有したく執筆いたしました。
古(いにしえ)の技
ご紹介したい動画はは雑誌「月刊秘伝」の公式YouTubeチャンネルのこちらです。
三代に続く名門道場の尚道館館長:岡田守正教士八段による解説動画です。
現代剣道の試合ではほぼお目にかかることのない技である
「面返しの左右胴打ち」
「右片手面」
「右片手突き」
「手の内」「突き技」などの解説が素晴らしく、大変勉強になります。
尚道館とは
ご存知の方も多いかと思います。
この道場は初代館長が昭和10年に創設したとのことで長い歴史あるものです。
現館長である岡田守正教士八段は日本体育大学の監督なども歴任される先生ですね。
寛仁親王杯剣道八段選抜大会にも何度も出場されております。
現代を代表する剣道家。
以前の記事でご紹介したオンラインでの剣道授業をもされる超一線級の先生です。
正剣で名高い元全日本学生覇者である村瀬諒選手やご兄弟の名手村瀬達也選手などもお弟子さんのおひとりです。
先代の岡田又彦館長は天才と称されるほどの方。
東京都杉並区にあります。
■尚道館公式HP
おわりに ※感傷的な文面で失礼します
恐縮ながら、この動画を拝見して私は自分の師匠を思い出しました(涙)
「右片手突き」や「面返し左右胴」などは師匠の得意技でした。
これらの技は手の内が良くないと決してできません。
「剣道は力を抜く運動である」
師匠のその技術の高さは、剣道を理解するにつれて恐ろしいほどに思い知らされます。
東京教育大学出身の師匠は動画でも語られた「鈴木幾雄」先生に学ばれたとのことです。
こちらの尚道館ともご縁があったとのこと。
今はそう拝見することがない古の技の数々を思い出させていただきました。
岡田守正先生、そしてこの動画制作に携わったすべての皆様に感謝いたします。
ありがとうございます。
どうも最近の私の剣道感は小さくなっていたようです。
「手の内を充実させ軽妙なる技を打つ」
そうなりたいものです。
50歳間近の私の年齢的にはスピードやパワーなどではないところで剣道を勉強せねばなりません。
今の剣道のままでは「深み」に欠けます。
師匠、私は成長しているでしょうか。
他界されて、はや十余年が経ちました。
今は亡き師匠…
私は死ぬまで竹刀を振り続けると誓いました。
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