一の太刀でございます。
早速ですが剣道のお話です。本日は「東大剣道部が昭和末期以来のベスト16進出」です。
東京大学
言わずと知れた日本最高峰の大学ですが、その剣道部が久方ぶりに全日本学生剣道優勝大会への切符を手にし、さらにはこの大会でベスト16まで勝ち進みました。
東京大学剣道部
現日本剣道連盟会長である張富士夫氏の出身校でもある東京大学剣道部は剣道界に古くから携わっており、その歴史も1887年にかの剣豪・榊原健吉を師範として招き、創設された伝統あるものです。
2019年現在で、創立132年ということになります。
余談ですが張富士夫氏は先祖代々佐賀藩の教育指南役をされていたとのことです。
現主席師範は全日本男子代表監督にもなった小林秀雄範士八段
メディアにもたびたび登場され剣道の普及に尽力されているお方
さらには警視庁より凄腕でならすあの寺地種寿教士八段と佐藤勝信教士八段までが師範として席を置かれています。
監督は堀口尋史氏
確実な情報ではないので申し訳ありませんが、この監督は若干40歳にて七段になられている名手です。
第67回全日本学生剣道優勝大会
学生剣道界の最高峰の大会となりますが、関東学生大会をベスト16まで勝ち進み出場権を得たのは10年ぶりとのことです。
毎日新聞でも取り上げられていますね。
ベスト16進出、おめでとうございます!
関東学生剣道優勝大会のものではありますが、東京大学剣道部の戦いっぷりはこちら(白道着)
おわりに
ふと思うのですが、リバ剣の私ですので高校時代のお話ですが、単純に偏差値が高い高校の剣道部は基本があまりできていなくとも、なかなかの試合巧者が多かったように思います。
これは剣道の試合という対人競技の中で、ただがむしゃらに試合をするのではなく、よくよく考えて戦略的に試合をしているからでしょう。
優秀な「軍師」が頭の中にいるのであれば、それだけでとりあえず強そうですよね。
かく言う私はおバカですので当時は「こちらはあれほど苦しい稽古をしていて、むこう(頭の良い学校)はそうでもないのに強いとは、ちょっとずるいな~」と感じたものです…(泣)
以前、東大剣道部出身の方と試合をしたことがありますが、なんともやりにくいお相手でした。
パッとその方の剣道をみただけでは「強い」とは感じないものではりました。
しかし、対戦するとことごとく「裏をかかれているような、読まれているような」気持ちにさせられました。
動画を見返してみても「よく考えているな~」と思いましたが、後に東大出身と聞いて「あ~なるほど」と感じたものです。
フィジカルだけで勝てるのはあるレベルまでといいます。
この東京大学のベスト16進出の報を聞き、対人競技としての剣道を改めて考えた次第です。
ではまた!
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