皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
連休いかがお過ごしでしたでしょうか。徐々に秋が深まってきましたね。
では剣道のお話です。本日は「第70回 加盟区民体育大会の団体戦の回」です。
前回は個人戦の内容を書きましたが本日は団体戦の回となります。
試合内容
それでは早速まいりましょう。
この団体戦は三人制で参加チームは11チームありました。
私は所属道場のAチーム「中堅」として参戦です!
二回戦(一回戦はシード) 某剣友会チーム
春の大会でも対戦しましたこのチームは大将が二刀流であります。
その際、私は攻め手がわからずに敗戦してしまいましたが、今回は中堅ですので別の方との対戦。
お相手は拝見すると私同様リバ剣さんか大人になってから剣道を始められたのかなという様子のお方。
二十代の若手のうちの先鋒がシッカリ二本勝ちしてきましたから、オヤジである私も負けられません。
立ち上がり早々に「出小手」が決まり、一安心。
しかし、その後「出鼻面」や「下から小手」を狙うもうまくかわされます。
そして、つばぜり合いから表鎬から「中間」となり離れ際に一歩下がりながら、そのまま表で担ぎ、前に踏み込んでの「面」が決まりました。そこで二本勝ち。
わかりにくいですかね(汗)
うちの大将は二刀流に苦戦し、負けてしまいました。
チームは二勝一敗で勝ち!
三回戦(準決勝) 同門対決 Cチーム
団体戦でも同門対決となりました。
しかし個人戦とは別の方との対戦。相手の方は「知性」を感じさせる剣道で身体能力はさほどではありませんが、良く考えてるなと思う剣道をいつもされています。
以前も試合で対戦したことがあるのですが、「下から小手」をうまく合わされて「相小手面」で一本取られたことがあります。
そこを気を付けながらまいりましょう。
・・・・
ん~??
なんか隣の会場の試合が「大声援」で盛り上がっているなあ。
・・・・
さあ、始まりました。立ち上がりは上々です。
「下から小手」できわどい打突もあり、主導権を握りつつあります。
が、相手はここ数年ジャイアントキリングで若手を倒すこともある方。
急にパワーで押しこむ剣道をしてきました!
少々びっくりしながらも「出小手」を狙うも相手は「小手・面」を連発。
「相小手面」狙いでしょう。
何度かの「小手面」の後、さすがにもう「小手面」はないであろうと踏み、相手の「小手」に合わせて「小手返し面」を繰り出すと、相手はまたもや「小手面」!
相手の「面」の方が速く、ひやりとした場面でした!
しかし、その後「下から攻めて小手」を打ち、うまく「出鼻小手」とし、一本。
相手は動揺したか、二本目開始直後に前に出て誘うと「抜き胴」を狙っていた様子。体勢を崩したところに「面」を打ち込み二本勝ちとなりました。
大将も安定の勝ちで三勝でチームは勝ちました。
決勝戦 教員チーム(女子)!?
決勝の相手は教員チームです。しかも三名ともに女性です!!
なになに?
えー、私の相手は23~25歳で高校時は東京都大会入賞、今年の全国教員大会の東京都代表選手ですって??
完全に女流の「一線級剣士」ではありませんか!
他の方もインターハイ東京都代表選手や全国大会出場選手です。多分大学もそれなりの有名剣道部でしょう。
それにしても全日本実業団大会でも入賞経験のある企業の若手を二名入れたチームもそのブロックにはいたはずなのに、彼らを倒して決勝にあがってくるなんて…
先ほどの隣の会場の盛り上がりは彼女たちのものでした。
教員チームですので、指導されている学校の剣道部の生徒が3~40名位は少なくともおりまして、その生徒さんが先生の打突ごとに声援を送っていたのです!
よくyoutubeなどで観る女子学生の全国大会で聞こえるあの声援です…
「アアー!!」という声と共に「大拍手」を送るあれですね。
イメージ湧かない方は、どうぞ次の動画の声援をお聞きください……
2:10くらいから試合が始まります。
以前、ご紹介しました「妹尾選手」が所属している中村学園女子のインターハイ決勝の試合です。
いやー、色々プレッシャーのかかる試合となりました!
しかし、プレッシャーだけではありません!その状況に気分も高まってきました!
先鋒たのむぞ!!
といって送り出したわれらの先鋒は無難に引き分けてきました。
そして私の出番であります。
先ずは「下から小手」で様子をみますが、相手は「返し面」で対応してきました。
そこで、間を気って一足一刀の間合いから「出鼻面」を狙います。
相手も動いてきました!
おかげで決まりました!「出鼻面」で一本目!(先の画像がこの場面です)
幸先よろしゅうございます。絶好調!!
この展開ならもうさばきながら一本勝ちでも良いなと思いました。
相手は若いですからバンバン打ってきます。
それにしても、一本目で学習したのかわかりませんが、まったく「間を切らない」剣道を展開してきます。
主導権をうまく握れないな~と思いながら試合中盤に差し掛かりました。
「つばぜり合い」から離れるにも相手は後ろに下がりません。
細かい技でその「中間」からあの手この手でいろいろ打ってきます。
その都度、生徒さんからの声援と、私のチームメイトからの助言が入ってきます。
「う~ん、そんなに流れ悪く見えるのかな??」という気持ちが私の中で徐々に出てきました。
そしてもう時間だろうと思った矢先の事でした。
「引き面」で離れた相手は、また間髪入れずに打突体勢に入りました。
私は「小手返し面」いけるか、とっさに判断!
「くの字」的防御へ
しかし!相手は「小さな担ぎ面」でした!
私はその担ぎが「小手」と一瞬錯覚!
見事に「面」を打たれてしまいました(涙)
初めに一本とってから取り返されることは、近年では記憶にないのでそうある事ではないはず。
あ~やっちまった!!
と、審判の旗を見てその男(私です…)は思わず天を仰ぎましたとさ(泣)
そして、その後、数秒で試合終了。
引き分けとなりました。
大将も引き分け、「代表戦」となりました、私も出たい気持ちもあったのですが、ちょっとだけビビった気持ちもありつつ、大将が代表となりました。
教員チームは私の相手をされた方。
一進一退の攻防の末、きわどい「裏から面」を取られ、チーム敗退。
準優勝で終わりました…
大将、相当なプレッシャーだったでしょう。
お疲れ様でした。また、ありがとうございました。
出鼻小手
毎度助けてもらっている「下から小手」で「出鼻小手」とした画像です。
閲覧ありがとうございます。
おわりに
私が取られていなければ、また、勇気をもって一本目と同様の「出鼻面」を狙っていれば。などの「たられば」が尽きない試合となってしまいました。
個人としても引き分けましたが、負けた気分ですね(涙)
正直楽しかったのですが、同じくらい悔しい思いです。
完全に彼女たちの引き立て役に回ってしまいました。
今回は!ということにしておきますね。
それにしてもあそこまでガンガン打ってこられると自分の剣道をさせてもらえていない感をとても感じるのだなと改めて思います。
しかし、試合ではそんなこと言ってられませんね。
勝負どころで間髪入れずに打突するのは特に「試合慣れ」している方の特徴のひとつです。
また、お相手からは相当な「負けん気」を感じました。やはりこれも大事ですね!
私自身が見習わないといけません!
また勉強になりました。
ではまた!
コメント
準優勝おめでとうございます!
個人戦に続き団体様も好成績を収められたようで、さすがは一の太刀様と感じ入りました。
思うに、このようにブログにアウトプットする事が非常に有意義な稽古外の稽古になっていらっしゃるのではないかと思います。
私も近々加盟区の大会があり、出場します。なんとなんと、公式戦は20数年ぶりという(笑)。非公式な母校のOB戦ですら恐らく20年くらい前というのに、無謀にも程がありますよね。
ですが、試合に出るからには頑張って一つでも多く勝ちたいと思います。まだ1ヶ月ほどあるので、一の太刀様の過去記事を読んで、もとい、少しでも時間を作って稽古に励もうと思います(怪我しない程度に)。
pontaさん、コメントありがとうございます!
なんとか決勝にいけました(笑)おっしゃるようにブログでアウトプットすることで考えていることなどの整理もできているなと思います。
また、皆さんのコメントもよい励みとなってます!
公式戦20数年ぶりとのことで、楽しみですね!
pontaさんの復活の大会。我らリバ剣の心意気を見せてやりましょう!
ご武運をお祈りいたします。(怪我にはお気をつけて!)
よろしくお願いします!