皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
すっかり気分は年末になってまいりました!!
では剣道のお話です。本日は「加盟区の冬の大会参戦」です。
ほぼ毎年参加させてもらっていますこの大会は私の中では一年を締めくくる納会のようなもの。
区大会では良い結果が多かった2018年ですが、その締めくくりはいかに!?
終わりよければすべてよし!今年最後の大会
カテゴリーは「四段以上の部」
参加人数は10名! 例年に比べてもだいぶ少ない人数でした。まあ、12月の忙しい時期ですから仕方ありませんね。
二回戦(シード) 某剣友会選手
この方はかつてお相手いただき勝ったことがあるのですが、その後親交を深め、私が勝手に「自分の手の内」を語りつくしてしまい、私の攻め方・持ち技はほぼご存知。
さらには多くの出稽古にいかれ、大会にも積極的に参加されている30手前の実直な素晴らしい方です。
攻め方バレバレだろうな~と思いながら試合開始。
やはり、「下から小手」や「小手返し面の小手の誘い」はうまく対処されてしまいます。
一回戦でもあり身体も重い…思い返すと頭もあまり回ってなかったか
試合中盤
試合途中にグッと「右の攻め足」を使い打ち気を見せてから「ちょっと面の軌道を意識しながらの上から小手」!!
これがうまくヒットし、一本
二本目以降はそれまで恐らく3:7もしくは2:8くらいで相手主導でのせめぎ合いだったこともあり、それではいかんと思い一気にこちらもまくし立てました!
間髪入れずに面、面、小手、面!
しかし…決まりません…
あ~疲れた…
そう思いながら試合は続き、終了。
一本勝ちです。
どうも試合時間がいつもより長いなと思っていたら大会終了後に確認すると3分と思っていたものが4分でした。
ちゃんとプログラム見ていないなんてダメですね。
準決勝 某実業団選手
この方もしばらく前に一度対戦した過去があります。
年齢は私より少々上か。その剣風はまさしく「正剣」と呼ぶに相応しく、構えた姿は美しいまでのもの。地力はお相手が上です。
二回戦では秋の区大会で35歳以下の部で優勝している若手を相手に勝ち上がって来ています。
しかし、私も試合では負けられません!
いざ勝負!
二回戦での反省から、とにかくこちらから攻める意識を高めます。
小手の誘いを多めに使い「小手返し面」を狙います。
しかし、そうは簡単に乗ってきません。
入り際の「出鼻面」!
これもうまくかわされます。
むむ~
引き続き小手を誘うと打ってきました!
ところが前の試合もそうでしたが、返しの部分がうまくいかずどうもいつも通りにいきません…
後々見返すと「面」を恐れて誘う際に剣先を上につけすぎて狙い通りにいかなかったようです。
なかなかお互いに際どい打ち込みができない状況が続きます。
膠着状態…
不意に気付くと「小手」を打たれた感触!!
反射的に私も「面」を打ったような感触!?
あれ!どーなった!?
と思ったら私の「面」に旗二本、相手の「小手」に旗一本
一本先取!
そしてその後すぐに試合終了。
勝ちました。
この一本のシーンは打たれたことと反射的に「面」を返したところだけしか記憶にありませんでした。
見返すとこちらから前に詰めており相手がそれに反応したようなシーン。意識的では全くなかったのですが、こちらから仕掛けた技とみてもらえたのか。
ただ、試合が終わって他の審判員の方と雑談した際に聞くとやはり相手の「小手」を支持されています。
私としても先に打たれた感触があったのでこれはやられたと思いました。
一般的に見ると「小手返し面」のような技ですと「面」を取る傾向が高く、その恩恵を受けたようなかたちか。
逆の立場だと恐ろしい…お相手の方には心苦しい思いです。恐れ入ります。
結果ラッキーですが、この方に勝てたことは私にとっては実力的に大変うれしいものであります。
決勝戦 元刑務官
いよいよやってまいりました、決勝戦。
お相手は10月の区大会団体戦決勝で対戦し開始直後に逆胴をとられて一本負けしてしまった方。
■その際の記事はこちら

荒々しいまでの剣道で私は自分のペースをつかむことができずにやられました。
今回は個人戦ですし、勝負をそう急く必要もありません。
開始直後から予想通りガンガンと前に詰めて仕掛けてきます。
こちらの準備が準備できていない場合は防御に徹し、中途半端な打突は控えます。
こちらからの有効打はなくとも、そうは簡単に有効打を取られない自信がありました。
しかし…
試合中盤、鍔迫り合いから相手は裏交差から竹刀を返し手表から「引き面」!
私の左耳上あたりに当たったか?
審判を見ると旗がシッカリ上がっています(涙)

あーれ~
引き技には厳しいと思っていましたが、しっかりとやられてしまいました。
うーん、これはもっと攻めるしかない。
それではとぐぐっと攻め手から「諸手突き」!微妙に外れた模様
「小手返し面」狙いの小手の誘いに何度か「小手」を打ってきてくれましたが準決勝の内容と同様にこの試合でもうまく決めきる事ができません。
比較的攻め続け、もうちょっとといった打ちはいくつかありましたが、決定打とはならず、一本負け!!
「上から小手」
二回戦の「上から小手」の画像です。よろしければご覧ください。

右の攻め足で仕掛けます

面打ちの軌道から

若干変化させての小手打ち
閲覧ありがとうございました。
おわりに
結果、準優勝ということでしたが、近い時期に同じ方に2度も負けてしまいました。
これはいけません。もっとしっかりと対策をたてなければいけませんし、更なる実力をつけなければ到底勝てませんね。
それにしても「大会」とは参加する度に、自分の課題を分からせてくれます。
まさに「試し合い」
今の自分を試す場であるという文字通りのもの
しかし、課題を克服する稽古になかなか参加することができないのがまた悲しいところです(泣)
今大会は3試合だけでしたが、それぞれの試合で考えさせられるものがありました。
お相手いただきました皆さん、ありがとうございました。
ところで昨年のこの大会は一回戦負けででした

これにて2018年の大会参加は終了
来年の私の剣道ライフはどうなるのか!?
不安いっぱいですが、今年も無事いくつもの大会に参加できたことに感謝いたします!!
ではまた!
コメント
一の太刀 先生
試合、お疲れ様でした。
そして、準優勝おめでとうございます。大活躍だったんですね!
上からの小手、凄いなあ。かっこいいですね〜
私もこんな小手を打ってみたいものです。
先日の薙刀との異種競技のお話もとても興味深かったです。
以前、炎の体育会TVか何かで見たことがありましたが、
実際に行なわれているとは知りませんでした。
ちょうど同じ建物で薙刀も稽古なさっているようなので、
いつかみんなで挑戦状を持って行こうかな。
また楽しい記事を楽しみにしております。
剣心一女さん、コメントありがとうございます!
おほめのお言葉もまたありがとうございます。しかし、まだまだですよ…
薙刀に挑戦状とは積極的ですね!
これも価値ある勝負ごとだと思いますし、できたらさぞや楽しい試合になるでしょうね!
構えの記事おもしろいですね!
引き続きよろしくお願いします!