皆さんこんばんは。一の太刀です。
今年もいよいよ「全日本剣道選手権」が近づいてまいりました。
となるともう年末も近くなりますね。歳を重ねるごとにどんどん一年が早く感じてきますね。不思議です。
今回は今年の全日本の予想をしたいと思います。
あくまでも私的な予想ですのでご了承ください。
組み合わせ表から考える
基本的に関東以外の地域の初出場の方はまったく存じ上げす、正直よくわかりません。
パッと見ての印象ですが、初出場が多い様に感じますがいかがでしょうか。
本命
北海道:安藤翔
熊本:西村英久
神奈川:勝見洋介
東京:正代正博
東京:畠中宏輔
上記各選手が地力あり実績あり筆頭になるのではないかと思います。
■安藤選手
私はこの中で安藤選手が特に素晴らしい剣道をすると思っています。あの堂々とした「構え」の美しさは他の選手にはないものですね。お手本のような素晴らしい「構え」です。
気になる点は近年「力技」が多くなり少し質が落ちたのではと思っています。国士舘大学時代のほうが良い剣道だったような…
しかし、安藤選手のような正剣の代表格のような方が優勝することは剣道界におよぼす影響も良いものだと勝手に思っています。応援してます。
■安藤選手の記事を書きました
■西村選手
昨年の覇者であり試合巧者であることに変わりありません。今年に入って調子が少し落ちたような気がしますが今はいかがでしょうか。あまり打たれそうな気がしないほど鉄壁守備のイメージがあります。
■西村選手の記事を書きました
■勝見選手
昨年準優勝になり後は優勝のみです。出鼻技が調子に乗れば一気に頂点へ上る可能性が高いのではと思います。身長も私と変わらない170㎝前後なのでつい応援したくなります。実績も経験も十分な選手です。
■正代選手
数年前までは負けることが想像できないほどキレていました。小手は内村選手ばりにバコバコ決めていましたし、ここぞという時の面も素晴らしかったのですが、世界大会以降そのオーラがなくなってしまったような気がします。東京都の予選会でも同様の印象でした。
それでもそろそろ優勝してもおかしくない素晴らしい選手に変わりない本命の一人です。
■畠中選手
国士舘大学時代に和歌山県代表として出場した時は衝撃的でした。剛と柔を兼ね揃えたすごい選手だなと思ったものです。その時は少しファンになりました。
しかし警視庁に入り、格闘家のような体形になり、やはり「力技」ばかりになった時期がありましたね。何年か前の東京都の予選会で名前がなく、たまたま会場の裏手でお見かけしたので、失礼ながら声を掛けさせていただいたことがあります。「警視庁の部内戦で負けてしまった」とのことでした。
一昨年テレビで聞きましたが、やはり当時は迷走していたとの本人談がありました。最近は脱却し、もともと地力のある方ですので安定感が出てきたように感じます。今年優勝するか?
対抗
大阪:土谷有輝
福岡:國友錬太郎
兵庫:西村健
岐阜:野田了
対抗として上記各選手を上げたいと思います。
■土谷選手
昨年の警察剣道選手権優勝者ですね。国士舘時代も安藤選手世代の1学年下として唯一メンバーに入って戦っていた選手ですが、当時からとても強かったですが大阪府警に入りさらに開花したような雰囲気を持っています。先日の団体戦でも活躍した模様。初出場ながらとても気になる選手の一人です。
■國友選手
一昨年前に初出場で準優勝をした実力者ですね。こちらも安藤選手と共に黄金期の国士舘メンバーですが、こちらもまさしく「正剣」スタイルであり、見栄えする「構え」からじっくりと攻めていく姿は応援したくなります。
■國友選手の記事を書きました
■西村選手
こちらの西村選手も正に地力があるとわかる剣道をして、昨年は出場なりませんでしたが、一昨年前の全日本ではベスト8まで進んでいます。年齢は34~5歳かと思いますが、今年あたりが勝負の年かと。
■野田選手
今年の警察剣道選手権で準優勝の上段の選手ですね。昨年の全日本でも安藤選手をギリギリのところまで追い込んでいました。現在の勢いのまま調子に乗れば可能性ありか。
■野田選手の記事を書きました
次点
神奈川:高見優
埼玉:東永幸浩
東京:遅野井直樹
千葉:小谷明徳
次点はこの4選手です。
■高見選手
レベルの高い神奈川でも正剣で勝ち上がってきています。近年実力を示し始めましたね。注目選手の一人です。
■東永選手
人格者で知られる東永選手はそれだけでも応援したくなります。埼玉県内では近年、他の選手たちに押され気味ではありますが、今年は出場回数10回目となり準優勝の実績を抱えて有終の美を飾ってもらいたい気持ちです。
■遅野井選手
東京都予選会では初戦は苦戦していましたがその「正剣」スタイルでしっかりと勝ち上がってきました。遅野井三兄弟の一人ですね。この全日本でも初戦があの安藤選手ですので苦戦は必至ですが、もし勝った場合、調子に乗っていく可能性を秘めています。
■小谷選手
過去に準優勝した実績がありますね。東永選手同様ベテランの味で優勝を狙える技を持ち合わせた地力ある選手です。
他注目選手
奈良:山田侑希
茨城:海老原秀則
東京:越川一孝
大阪:升田良
鳥取:真田裕行
宮城:武田直大
■山田選手
パナソニック所属の実業団トップレベルの選手ですね。実業団選手として期待してます。
■海老原選手
ベテランで地力ある選手ですね。上位進出するとすればそろそろか…
■越川選手
警視庁で長年レギュラーをはっている選手ですね。今回が全日本出場2回目ということが意外に感じるほどの実力者です。
■升田選手
レベルの高い大阪から勝ち上がっているだけでもその実力がわかります。世界選手権では主に補欠メンバーとして主力を支えていましたが、間違いなく注目選手です。
■真田選手
学生として昨年も出場。九州学院から鹿屋体育大学へ行き着々と実力をつけている感がします。
■武田選手
安藤・藤岡・中澤・國友・村上・武田・土谷の国士舘黄金期メンバーの一人ですね。たしか教員になったとか。もう2回の出場です。
また、今回エントリーできなかったようですが、この国士舘メンバーの藤岡選手に私は安藤選手と同じくらいの期待値と応援をしております。来年はぜひこの舞台でまた見たい選手の一人です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まあ有名選手を並べただけの感もありますが、こう見ると個人的に「正剣」が好きなことがわかります。
2012の国士舘大学優勝メンバーは基本的にいい剣道するな~と思っています。
一昨年、國友選手があと一歩のところまで行きましたが、今年はその中で安藤・國友・武田・土谷選手がエントリーしております。
どの選手も個人的に好きな剣道をしてくれますが、やはり安藤選手に期待したいところです。
当日が楽しみですね! 結果感想も後日します。
ではまた!
追記
2016年11月3日(木)に無事大会は開催されました。
勝手に総括した記事をアップしましたので、こちらも宜しくお願いします。
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