【故きを温ねて新しきを知る 伝統の継承者】國友錬太朗選手

その他

皆さんこんばんは。一の太刀でございます。

GWまっただ中!皆さんいかがお過ごしでしょうか。

では剣道のお話です。本日は「國友錬太朗選手を好き勝手に分析する」です。

私の「独断と偏見にとんだ分析」です。

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國友錬太朗選手の剣道

私が國友選手を初めてみたのは国士舘大学時代でした。

その時の国士舘メンバーは大変魅力あるとても強いチームでした。

土谷、武田、村上、國友、中澤、藤岡、安藤

そうそうたる面々です。2012年の全日本学生の優勝メンバーとなりますが、その中軸を務めていたのが國友選手でした。

その頃から大変強かったと思います。しかし、その際はどちらかというと藤岡選手や安藤選手の方が目立っていたように思います。

ところが、福岡県警奉職後の24歳で初出場した全日本選手権の國友選手には大変驚きました。

その「構え」はまさしく「正剣」に相応しい端正なもの。

姿勢は整い、軸はぶれず、必要以上に上げない手元は崩れていない証拠でしょう。相手と正対しながら剣先を小刻みに震えさせながら圧力をかけるその「構え」はとても美しいものでした。

打突も変則的なものはみたことがありません。

ただ、そのような剣道で、今の軟化された剣道に対応し、全日本のような大きな大会で勝ち残っていけるのかという疑問を当初は持っていました。

あまりに基本的で実直すぎるその技は攻撃力・守備力ともにそれをかいくぐるような剣道に一本取られてしまうのではないかな。

「きれいすぎる」

そんな私の勝手なイメージを簡単に覆すような結果を残されます。

たった3年間で全日本剣道選手権では準優勝2回

恐るべき選手です。

國友選手の剣道をみていると「本来目指すべき剣道とはこのようなものではないか」と感じることがあります。

語り継がれてきた剣の道は技術だけでなく精神性の高さも持ち合わさなければなりません。

國友選手の剣道は、それを体現しているかのようです。

あのような剣道は精神力がないとおおよそできないのではないでしょうか。

あれだけ整った「構え」で全くと言ってよいほどに変な技を使わない、崩れない。私なら早々に相手の圧力に耐え切れずに手元をバンバン上げてしまうし、基本と少し違う軌道の技でも効果的ならそちらを安易に選択してしまいます。

しかし、國友選手はそれをしません。

「基本的」とされながらも超一流選手でもその様な剣道をしている人が少ないという事実が、それを行うことの難しさを物語っています。

「温故知新」

國友選手は古い昔からの教えをしっかりと受け継ぎながらも、そこから現代剣道に適用できる新しいものも身に着けてきたのではないかと私には思えます。

温故知新と言えば「故きを温ねて新しきを知る」とありますが元々その続きに「以て師となすべし」とあるそうです。

「古えの先人達が残した真理や学問、過去の経験を研究し、現在でも通用する部分を取り出して、新しいものとして使うことができるようになれば、人の師となることができる」

孔子 論語より

という意味だそうですが、國友選手の剣道は「指導者」でもあるお父様の影響もあるのでしょうか。

いわゆる正しい剣道「正剣」の王道を進んでいるかのようです。

次の世代にも継承してもらいたいと思える剣道

とにかく素晴らしい。

2019年全日本剣道選手権 優勝

そして!

2019年の全日本剣道選手権では國友選手のこの剣道がさらに磨きがかかり、見事「優勝」いたしました!おめでとうございます!

■総括の記事はこちら

第67回 全日本剣道選手権大会 2019の「結果」と勝手に「総括」
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得意技

國友選手は安藤選手同様に基本的には「小手」「面」「胴」さらには「突き」にいたるまで高い打突力をもっていますね。

■出鼻面

特に「出鼻面」がお手本のように素晴らしい技と感じます。

実際よく決めていますね。

印象的だった一本は2016年第64回全日本剣道選手権の熊本:西村(英)選手戦で決めた「出鼻面」

あまりの素晴らしさに私は声を上げてしまいました。まさに「驚嘆した」場面でした。

「攻め」で相手を崩し、耐え切れず前に出たところを見事に鋭い「面」で出鼻を決めています。

皆さんの中にもご覧になって声を上げてしまった方もいるのではないでしょうか。

それほどに「お手本」となるような美しさでした。

理想的な「出鼻面」

Hidehisa NISHIMURA -KM Rentaro KUNITOMO – 64th All Japan KENDO Championship – Fourth round 58

この映像はその「出鼻面」のシーンとなりますが、國友選手の「構え」からの剣先の攻めが強く、似たような「攻め」の場面が前半から何度もありました。

いやー、すばらしい!!

私も最近「出鼻面」を決められるようになりましたが、それとは内容がまったくの「別物」

この様に攻め入って「出鼻面」を試合で決めてみたいものです。

余談ですが、私のは「間合い」の利点を活かしてとる「出鼻面」です。「攻め」からの技ではありませんが、安全・安心の一品ですのでよろしければ読んでみてください。

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二本目は焦って「面」にいったところをうまく「小手」を合わせて「出鼻小手」となり勝負あり。

あの西村英久選手があれほどの「焦り」を見せるとは、そうとう追い込まれていたのでしょうか。

■面返し胴

この技も良くみかけますが、これもまた攻め入って前に出ながら返して胴を打つ理想的な技としています。

■出鼻小手 突き

自らが攻め入ってからの出鼻小手

國友選手は2019年現在、様々な決め技を持っています。

分析(トップフォーム)

私がみている國友選手はこんな感じです。

面技:A
小手技:B
胴技:A
防御力:B
打突スピード:B
その他の技:B
身体的強さ:B
美しさ:SS
攻めの圧力:A
精神力:A
得意技の必殺度:A
返し技:A
出鼻技:S
突き技:B

■代名詞となる得意技

「出鼻面」

「面返し胴」

おわりに

國友選手がこのままの剣道でより高みを目指していくとしたら、もしかしたら、私などが想像もできないようなとてつもない「剣の達人」になってしまうかも…ドキドキします。

個人の好みとして、「正剣」スタイルを面白みがないと思われている方もいるかもしれません。

しかし、國友選手のまさしく「正剣」といったこの剣道で一本取った際の素晴らしさは、皆が感じるものではないでしょうか。

偉大なる先人たちと肩を並べる程の地点まで到達することを、私は期待しています。

そして、その剣道を次の世代へ広めてもらいたい。

と勝手な未来を想像しています。

突き進め―!!國友選手!!

ではまた!

 

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