皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
週末に訪れるであろう大型台風には皆さんくれぐれもご注意ください!!
では剣道のお話です。本日は先日の日曜日にありました「加盟区の秋の大会 個人戦の回」です。
昨年は優勝することができました。ありがたや、ありがたや
■その際の記事はこちらです
このころはなんだかんだ言っても今より調子よかったな~
9月に参加いたしました全日本剣道選手権の東京都予選会で
このブログのサブタイトルの変更を決断するにいたるような「自分のダメさ加減」に嫌気がさしてしまいましたが、何とか気を取り直してまいりましょう!!
■この記事です
この大会後、いろいろ考えましたが、「理想や技のバリエーション」に重きを置いた稽古をしていたことで、自分が勝てる剣道が全くできていないということが、「気付き」としてありました。
とりあえず、それを思い出しながら試合に挑みますよ!
試合内容
「36歳以上の部」にてエントリー。
今年は参加者15名となりました。
ここのところ常連となりつつあった日本最大級の剣道サークルの皆さんが不参加だったためにちょと寂しい人数ではあります。
一回戦 某剣友会所属選手
9月の大会では「目付」からヒドイ状態だったことを思い出し(普段みているところがみえていなかったので)少々緊張気味でしたが、区大会では最低でも「三位入賞」が目標です。2回勝てばよいのですから回数は多くありません。初戦の入りが大事ですよね!
気合いを入れ直して自分が調子に乗っていた時の剣道を思い出しつつ相手の状況を確かめます。
私と同様「リバ剣」さんのように感じます。
様子見後にこちらが「くの字」防御的に手元を上げつつ間合いを詰めるとグッと竹刀を張ってきました!
表から竹刀を押し返し、その裏に竹刀をまわして「横から小手」!
決まったかと思いましたが審判の旗は微動だにせず。
その直後にちょっと危険な間合いでしたが「出鼻面」狙いの「飛び込み面」!
これが無事に決まりました。
一本先取です。
二本目開始あたりから、お相手はグッと間合いを詰めると「面」を打ってくることが多い様に感じました。
そうなると…やはり「下から小手」でしょう。
剣先を少し下げつつ間合いを詰めて「下から小手」を打つと相手もそのタイミングで「面」!
うまく「出鼻小手」となり勝負ありました。
やったー!
二回戦 同門の兄弟子
私の尊敬する兄弟子との対戦です。
七段を有するこの先輩との稽古では
いつも、いつも、いつも(しつこいですが)いつも!!「面」を割られています。
それが当たり前と感じてしまうほどに(泣)
その無駄のない軌道の「面打ち」は、まさしく「正剣」
「面」打つの怖い…
しかし、ここで負けると入賞は叶いません。勝負どころですね。
まずは「上から小手」
しかし見透かされたように「返し面」がきました。無事避けます。
そこで思い切って届くかどうかの「遠間から面」!
下がってかわされます。
うーん…
その後も「下から小手」や手元を上げさせて「横から小手」などを狙うも、さすがにほとんど手元を上げないんです。
その後はともに際どい打突もなく、こう着状態が続きます。
もう訳分らなくなり、最近注力している「突き」をも繰り出しましたが、うまくいきません。
そして延長戦です。
お相手はここから攻勢にでてきます。かなりの手数でリスクを冒して打ってきました。
これはまずーい!
こうなると「出小手」か「返し胴」を狙うかという気持ちがノコノコとでてきます。
どのタイミングでいくか
その間もけっこう押し込まれていました。
しかし!起死回生の「上から小手」がうまくかみ合い「出鼻小手」となり、 無事一本勝ち!
よっしゃラッキー!
準決勝 同門の実力者
この大会では勝ち上がると対戦する機会が多い同門の実力者さんがお相手
対戦歴は直近2試合は私が勝っています。
今回はそのイメージの良さで勝負!
いつも稽古でもお世話になっており、手の内は知り尽くす相手です。
お相手は守備力が非常に高いのもありそう簡単には有効打が出ないであろうと思っておりましたが…
予想以上に攻め込まれました…こちらも簡単には打たせないものの、試合の流れとしては完全に相手のもの
こちらは何とか抵抗しているといった感じでした。
あ~、やはり今大会はメンタル的にもダメなので厳しい!
そう思いつつ気付くと延長戦突入です。
途中、もうやけくそに近い感覚で「諸手突き」!
相手に下がられて外されますが、そのまま「引き面」!これがシッカリと打突部位を捕らえます!
しかし、審判の旗は微動だにせず
しっかり残心を取ったことが裏目となり場外へ(泣)
反則一回!
そして「始め」の合図から合気となり相手は「小手・面」!
私は「面」!
相手の「小手」を表の鍔元付近に当てつつ、私の「面」が打突部位を捕らえました!!
こちらの「面」ありで勝負あり!
おお~、この場面は無意識にでた「面」でした。
打突の瞬間までの意識がなく、気が付いたら「面」を打っていた感覚…
「日ごろの行い」が良いとこのような幸運があるのか!?
自分の行いを思い返すと、やはり「たまたま」ですね。
ありがとうございます!
決勝戦 元刑務官
最近ではほとんどの大会で優勝している元刑務官さんがお相手
近年2回戦い、2敗しています。
地力が私より高いのはもちろんですが、とにかく総合力でも際立った相手ですね。
■前回対戦した記事はこちら
この時はその他の試合同様で「当たって砕けろ」の精神状態
荒々しさもほど良くあり、縁を切らずに攻めてくる「展開の速さ」にうまく対応できるかがキモでしょうか。
がんばりましょう!
開始早々にググッとくる相手に私は「小手」
相手は「逆胴」狙いだったか手元が上がり惜しかった!
悪くない立ち上がりです。
しかし、やはり展開の速さに押し込まれることになんとか抵抗している感があり、自らの機会ではないところからの打突などが多くなります。
鍔迫り合いから「引き逆胴」をうたれ少々肝を冷やします。
「小手返し面」を打つとお相手の竹刀は私の腕の中に。
そのまま引っ掛けるようにお相手は自身の方向へ竹刀を振りきると、私はそれに耐え切れず竹刀を落してしまいます。
こういったところもまたうまい!
以前も竹刀を落されました(涙)
反則一回!
その後も何とか抵抗しているような感じの中で私も「逆胴」
悪くないもと思いつつも審判の旗は全く動きません。
そんな中、延長戦へ突入します。
徐々に相手ペースが少々落ちてきたのか、こちらから攻め入ることが増えてきました。
しかし!
鍔迫り合いから離れた直後、相手はグッと身体をつけて「体当たり」的に押し込んできました。
あれ!
どうやら「場外」に足を出してしまったようです…
反則二回!
お相手の一本となり勝負あり!!
あれまー、もともと加盟区の大会では気持ち会場が狭いのですが、この時はすぐ後ろにそれが迫っていたということに気が付きませんでした。
そんなところも私の弱さであり、見透かしている相手の強さです。
このお相手には今のままでは恐らく何度やっても勝てないでしょうね。
出鼻面
準決勝の出鼻面です。
ありがとうございました。
おわりに
最近の私としてはこの大会での準優勝は「できすぎ」でした。
心理的には「訳分らん」です。
なんとか思い返すと、自信がないゆえに、リスクを取らない試合展開をしており、また、稽古でも何度もお相手いただいている同門の方が多かったからこそ、なんとか勝てたと言ったところでしょう。
恐ろしくて「飛び込み面」などは意識的にはほとんど打てませんでした。
これがリスク回避ではありつつも、「小手」の威力を半減させ、良い剣道はできていなかったように感じます。反省。
ただ、とりあえずは「結果オーライ」ということにしておきましょうか!!
ではまた!
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