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「試合慣れ」とはなにか

剣道

皆さんこんばんは。一の太刀でございます。

もう東京では桜の開花宣言がすでに発表されていますね。私の家の近くにも名所があるのですが、来週あたりが見ごろになりそうです♪

では剣道のお話です。本日は「試合慣れについて」です。

学生時代に頻繁に練習試合や大会に参加されている方はまさしく総合的な意味で「試合慣れ」していると思いますが、学生でも稽古中心、大人になるとなおのこと稽古ばかりで「大会参加は一年に1回程度」という方ですと、どうしても「試合慣れ」しておらず、必死にがんばるのですがどうしてもうまくいかず、何が良くなかったかわからずに負けてしまう。

ということを感じたことはありませんでしょうか。私はそうでした。

これはどういうことなのか。考えてみたいと思います。

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「試合慣れ」は「経験の差」だけなのか

「試合慣れしている・していない」という表現があります。

私の経験でも約13年のブランク明けで剣道を再開して間もないころ、試合で勝てず、これは「試合慣れ」していないからということを負けた理由の一つとしてあげていました。

これは試合の「経験」が高校時代から止まってしまっていたので久しぶりの試合に慣れていなかった。という意味で考えていました。

「何年たっても」試合に慣れない

しかし、数年たち、何回かの大会に参加する経験を積んでも、あまりその試合慣れという感覚が戻ることはありませんでした。

単純に実力がない

その様な理由もあると思います。

しかし、一方では「似たような実力」と思われる方が勝ち上がったりすることもあります。

「試合がうまいな~」「試合慣れしてるな~」なんて言葉が、つい出てしまいます。

しかし、私にはこの差は「経験だけ」とは思えませんでした。

どの様な要素から「試合慣れ」することができるのか

「経験値」とは数を重ねることで自然と身につくものではありますが、意識していかないと身につかないものもあるのではないかと考えます。

会場の雰囲気や試合の時間帯

一つの場所で同じ時間でしか普段から稽古していない方ですと試合会場の雰囲気の違いに戸惑う方もいるのかなと思います。

しかし、これは数をこなす「経験」で改善されそうですね。

間合い(打ち間)の差

以前過去記事にも書いたのですが、稽古と試合では始まる「間合い」が違うケースが多いと思います。

試合の方がより「遠間」から始まることが多いのではないでしょうか。

このあたりを把握していないと、「いつもは当たっているのになぜ決まらん!」と思うかもしれません。

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一本となりえる打突の「理解」

私の場合は、復帰当初は試合で打突部位に当たっているのに一本にならないことも何度かあり、それが「なぜなのか」わかりませんでした。

「あれが取ってもらえれば勝てたのに」と残念がっていたように思います。

しかし、今思えばこれは一本にならなくて当然の打突だったのではないかと考えられます。

「気・剣・体の一致」のない、なんとか当たっただけのものが多かったのだと思います。

■打突フォーム

■打った際の「発声」「踏み込みの音」

■打突の機会

これらがまったくなければ、当たってもそうは一本にならないことが、わからなかったからです。

「審判が、どの様な打突で一本を取るのか」を理解する必要性を感じます。

特に「打突の機会」が良いと「軽い」打ちでも一本になることが多々ありますから、この機会をつかむことがより重要かと思います。

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・打突の機会「三つの許さぬところ」を少し書いた過去記事

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このあたりが試合に強い人との差になってくる強い要素になるのではないでしょうか。

「試合での勝ち方を知っている」その要素の一つと思います。

パターンの把握(重要)

「ある状況になった場合、相手の反応はいくつかのパターンがある」というようなことを数多く持っていると、相手の様子をみてこちらの動作を変えていくといった臨機応変の攻めができるものかと思います。

ひとつの案としては、「自分の得意な攻め方をいくつか持つ」ことで、それを行った際に「相手がどの様に対応するか」を覚えておくと良いでしょう。

相手の特徴を掴むには「経験」という「慣れ」が必要かもしれません。

しかし、互角の相手との日々の地稽古でもそれ培うことはできますね!

まとめ

いかがでしょうか。

ただ経験を積んで大会に慣れるというだけではなく、「試合慣れ」とは様々な要素からなりたっているように感じます。

他にも要素があるかもしれませんね。

もし、めったに試合に参加されない方などであれば、とりあえずは他の方々の試合を自分が審判となって観ることで「どのような状況で一本になるか」や「あれ?これ一本になるのか」という不思議なケースが「なぜなのか」を掘り下げていくことで「試合慣れ」の一つの改善につながるかもしれません。

しかし、できるだけ試合経験を積むに越したことはないと思います。

結論が「試合経験を積む」では元も子もないお話になってしまいますかね(涙)

それでもやはり「おっくう」がらずに試合には参加しましょう!

意識をもって短い期間で試合慣れすることが目標です。

私の兄弟弟子にも何度も大会参加していたことで「ジャイアントキリング」を達成すること数回と、どんどん勝率が上がっている50歳を越えた尊敬に値する方もおりますから!

私もできるかぎり大会には参加していきます。

ではまた!

私もこちらでミツボシの小手「道」と「虎」を購入し愛用しています
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