皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
ここ数日の寒暖差の激しさにより体調を崩されておりませんでしょうか。
身体が資本ですから、お互いに気をつけていきましょう!
では剣道のお話です。本日は「腰痛の治し方」です。
といっても私の経験談のみですので、その点ご了承ください。
「剣道」と「腰痛」
皆さんの中にも腰痛に悩まされている方は多いのではないでしょうか。
歳を取るとなおさらですが、腰痛になる方が多いようにも感じます。それは体型の変化だったり、加齢による長年の負担の蓄積だったり…
私の場合はおそらくは剣道で痛めたのではないかと思っています。
中学時代にすでに身動き取れない痛みを発症!
始まりは中学時代です。
なんとなく、長い時間の直立がツラいなと感じ始めていたのですが、それがある日突然、身動きが取れない痛みを発症してしまいました。
「激痛をこらえて座り、また激痛をこらえて立つ」
このような状態で数日を過ごし、整骨院でストレッチを教えてもらい
これで痛みはかなり緩和されました。原因は腰の筋肉が硬くなり「しこり」ができてしまっていたとのことです。
しかしながら、根治したわけではなく、剣道を続けていくことで定期的に痛くなる繰り返しでありました。
具体的な原因は「構え」にあり
当時から、私は手足が短く、そのため胸を張って姿勢良く構えた際に懐が浅いため、右腕が突っ張ってしまう傾向がありました。
それを補うために、骨盤を「前傾」させて少し前がかりになることでスペースを確保、構えた腕のゆとりをつくっていました。
試してみてほしいのですが、背中をピンと伸ばして胸を張って竹刀を持ち、構えると腕にゆとりがなくなると思います。しかし、逆に上体を前傾すると肩から腕も前方に行くのでお腹周りに空間的ゆとりができるかと思います。
ここで重要になっていたのが「骨盤の前傾」です。
これをすることで、動きの初速の良さもいきて、かつ、構えた際の腕のゆとりもできていました。ただし、左足に重心が乗りにくく、良い踏み込みはできませんでした。
「当時の構え」と「今の構え」の比較を詳しく記載している過去記事もご確認ください。
この「骨盤の前傾」によって腰が曲がり、そこに上体の重さの負担が集中してかかってしまっていました。
・骨盤を前傾させていた過去の「構え」記載
【解決策】お尻を締めて歩く(骨盤を後傾気味に)
成人し、30歳の頃に剣道を再開しましたが、それ以降もやはり、長時間の直立や歩行では痛みをともなうことに変わりありませんでした。
しかし!剣道の向上を目的として試行錯誤するうちに「中段の構え」の改善。
そこでの副産物として、腰痛を治すこともできました。
まさに、「剣道で腰を痛め、剣道で治す」良いのか悪いのかわかりません(汗)
私の解決策としては「お尻を締める」状態をつくることで解決できました。
といってもきつく締め続けているわけではありません。気持ち締めている感覚です。
先の過去記事にも記載しておりますが、現在の「構え」の姿勢が重要となります。
これは「骨盤を前に開く」ようなイメージです。
後ろ(お尻)を締めることで前が開く。
こちらの詳細の過去記事もぜひご確認ください。
剣道における「中段の構え」の内なるイメージを記載しております。
・骨盤を意識する 過去記事
お尻を締めることで今まで腰の一極に集中していた上体の重さの負担がお尻(大臀筋)とモモの後ろ側(ハムストリング)あたりに落ちていきました。
その上に上半身が乗っかった感覚となり、その構えで今も剣道をしています。
【効果】長時間の直立も問題なし!
私の場合は骨盤の前傾をやめ、お尻を締めることで腰に負担をかけさせないことを意識するこの「構え」と同様のイメージで「歩いたり直立」の状態が続いても、腰の痛みは感じなくなりました。
効果絶大でした。
おわりに
過去記事の「構え」の説明の際、「骨盤を後傾」させるとしております。
しかし、イスに腰かける時に、「浅く」座る方がいます。そうなると骨盤が後傾されているようになります。
これは見た目もあまりよろしくありませんが、この姿勢も曲がった腰に負担が集中いたしますので、腰痛の原因となります。けっこうこれで痛めている方もいるのではないかなと思います。
あくまでも立っていたりする際に少し後傾させているだけですので、「解釈」にご注意くださいませ!
私と同じ原因で腰痛になっている方がおりましたら、ぜひお試しください。
ではまた!
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