皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
ここ数ヶ月、週一回の稽古もいけないことが多く、悶々とした日々を過ごしています。稽古時間の確保が難しいのは一般剣道家の宿命ですが、なんとか打開策を練らないと衰えてしまう焦りを感じます(汗)どうしたものか、悩ましいですね。
では本題の剣道のお話です。本日は「守備がうまくてなかなか崩せない相手に取った出鼻面」です。
機会良く決まれば納得の一本となり得る技、「出鼻面」ですが
「見切り」や「勇気」「技術」など様々な要素がそろわないとなかなかうまくいかない技ですね。
私も近年ようやく少しずつ「出鼻面」を試合でも決めることができるようになってきました。
すでにいくつかご紹介していますが、今回もそれとなります。
相手が仕掛けてきたタイミングで打った「出鼻面」
舞台は2016年の12月、今から一年ちょっと前の加盟区の冬の区大会「準決勝」
相手は大学剣道でもレギュラーとして活躍した地力ある方。
同門ですがこの方を「超えるべき実力者」として稽古していました。
内容
同門で手の内を知り尽くした相手です。地力があり、特に「防御力が高い」「手数はあまり多くない」ことが特徴的でした。
とにかく守備がうまく、こちらが打突してもとにかくうまく竹刀でしのがれます。
試合開始直後から手数が多くないことがわかっているのでこちらは積極的に打突しました。
しかし手数が多くないからと言って不用意にいくと「出鼻技」や「応じ技」をくりだしてくるやっかいなところがありました。
はやり一回、危うく「出鼻小手」を決められそうなタイミングで打たれましたが「間合い」が近すぎて私の肩口にあたりセーフ。タイミング的にはやられた感のあるものでした。
かといって慎重になる必要性はありません。
そこから私は連続して「面」を狙いました。その「面」はやはり竹刀でうまくかわされます。
この「守備力」の高い相手には次の二つが勝負どころになるかなと想定しました。
・相手が仕掛けてくる時に打つ「出鼻技」
・守備力を切り崩す「連続技」
そこで三回続けて打つ次の「面」を「出鼻面」として狙い機会を探り、相手が攻めてきたところをとび込み一本となりました。
参考画像
こちらが画像です。
おわりに
まあ、「出鼻面」だったとはいえプレッシャーに負けて美しい軌道ではなく、ちょっと竹刀が開き気味でした。
何とか気持ちで打った感じでしたが、機会も良かったので無事一本となったものです。
いや、気持ちが弱かったからこのような軌道になってしまったのでしょう。
この一本の課題ですね!
このお相手に勝つことが私にはとても重要なことなのです。それは大学までずっと、しっかりと剣道をしてきた方ですから身近にいる超えるべき相手だからです。
■この方の記事はこちら
■この試合の大会の記事はこちら
■毎度で恐縮ですが遠間から仕掛ける「出鼻面」
何かの参考になれば幸いです。
ではまた!
コメント