一の太刀でございます
本日は在勤区の区民大会に久方振りに参加いたしましたので、その記事となります。
前回参加したのが2019年となり、4年ぶりにお邪魔いたしました
その間コロナ禍となり、お世話になっている剣友会の稽古に参加できなかったり、大会自体がなかったりで本当に久しぶりとなります
実は、この大会は当ブログを立ち上げるきっかけとなったもの
東京都大会でもよく実績を残しているこの区は剣道人口も多く、レベルが高いのですが、その中でまさに奇跡的にも私は個人戦で準優勝1回、三位1回
調子に乗ってこのブログを始めたのですが、まあ、結局私の実力の程はたかが知れていました(涙)
前回の大会では初戦敗退
今年は気負いなく個人戦、団体戦と参加させていただきました
個人戦
「四、五、六段の部」での参戦です
参加者も80名近くおり、活気があります
二回戦【初戦】
お相手は某剣友会のお方
初めての対戦です
世代的には近いように感じます
ではお願いいたします
まずは思い切っての飛び込み面
そこから小手を誘うなりしますがうまくいきません
お相手はむやみやたらに打ち込むような方ではないようです
こちらが飛び込み面を打つとすり上げ面で返してきたりで、一本にならずともこちらは当てられている感がありました
こちらの誘いに乗ってこないので、突きを狙いますがあと一息といったところ
精度が足りません
ふいにこちらの面を防ぐ際に「裏」を狙えるかなと思う場面があります
延長に入ります
主導権はこちらが握っている気持ち
途中、小手を打たれひやりとする場面が!
中途半端な間合いで居つくのは非常に危険です
こちらは裏から面がもう少しでした
そうこうしているうちに再延長…
そして、その初太刀で面の軌道から小手を打つと、何とか決まり小手ありで勝負あり!
長い試合でした…
三回戦
次のお相手は別の剣友会の方
強豪で知られる会ですね
しかし負けたくはありません
試合開始!
お相手は攻撃的なスタイルの様です
それではと返し技や出鼻技を狙いたいところですが、どうもかみ合いません
よく胴技を使う方の様で、途中逆胴を打たれ下がったお相手にすぐさま追って面を打ちこんだのですが一本とはなりません
これは打突の強度がなかったことはありますが、打ち方の問題もあるでしょう
いずれにせよこの場面で一本を取れるようにしたいところですがどうすればよいでしょうか、悩みどころです
気持ち的には互角の試合展開だったように感じます
終了の笛の直後に打ち込んだ小手が良い感触だったのですが、笛の後でもありますし、見返すとそこまでの打突でもなかったように感じます
う~ん、どうもよろしくありません
そして延長戦
初太刀でお相手が逆胴を打ってきましたが、これは危なかった
こちらはやり取りの後の引き面、面抜き逆胴が良い機会でしたが、一本にできません…実力不足
途中、私の竹刀がお相手に引っかかり「止め」の声
開始線に戻り、私は誘って面抜き逆胴を狙いますが、甘かった
お相手は下から小手
これが一本となり勝負あり
三回戦敗退です(涙)
くそ~
団体戦
団体戦ではAチームの大将という大役を任されました(年齢から)
がんばらねばなりません
5人制の団体戦です
一回戦 某剣友会Bチーム
お相手は某剣友会の若手チームの様です
先鋒負け、次鋒勝ち、中堅引き分け、副将勝ちで2勝1敗での大将戦です
お相手は端正な構えをするお方
積極的に打って出るであろうと予測
こちらからも積極的に行きたいところです
初太刀は私から面
その後も積極的に攻めていき、引き面や小手など惜しい機会の場面もありました
しかし、良い機会でもそれらを一本にできないことが、やはり技量不足でしょうか
そして私の面打ちを上手く剣先で押さえられたところが喉元に入ってしまい、面がズレてしまったので付け直しの小休止
ペースは悪くないなと思い直しながら再開します
いくつかの攻防の中でふいにいつもやっている小手を誘う動きを見せるとお相手はそこに打ってきました
うまく返して面を打ち、それが面ありで一本です
二本目の開始直後
合気になり同時にお相手が打ち気を見せたところを私は手元を上げて防御態勢
そのままお相手が小手にきたのでそのまま返して面
それが一本となり勝負ありでした
しかしながら、二本目はお相手には申し訳ないのですが、横面の布団に当たったかどうかといった程度の打突
またもや運の良い私はラッキーで一本をいただきました
チームは勝ちました!
二回戦 某剣友会Aチーム
一般個人でも入賞者がいたチームです
前置きですみませんが各ポジションの勝敗を忘れてしまったので、私個人とチームとしての勝敗だけをお伝えいたします
大将戦になる前に勝敗は決してしまい、チーム敗退が決まっていました
私のお相手は東京都の大会においてかつてはこの区の代表選手として何度も入賞に貢献している方
大柄な体で多くは動きませんが打つべき機会を良く知るような印象
では勝負
お相手はやはり体格に見合った剣風
こちらから積極的に打って出ます
意識としては良い感じで進めているように感じました
ひとつ少しハッとしたシーンがあります
こちらから攻め入った際、お相手は半歩下がってから出鼻狙いの面を繰り出しました
それほど危うくはなかったのですが、その時にもっと意識せねばならなかったと、後々気づかされることになります…
お相手の入りに反応し、私は小手を打ちます
お相手は相小手面でした!
瞬間上体を傾け避けたのですが耳横にあたりこれがお相手の一本となりました
この機会はさすがだなぁと感じ入ります
二本目
お相手は不用意か、もしくは不意を狙ったかわかりませんが珍しくも飛び込み面に来ました
これに対して私はお得意の面返し胴
身体が勝手に反応してくれるので助かります
胴ありで勝負!
やはり負けたくありませんが、引き分けでは面白味もありませんから、引き続き攻撃的姿勢でいきましょう!
基本的に待ちのお相手を揺さぶりたいがために前に詰めていきますと…
これがまさに不用意でした
先に書いた「半歩下がって出鼻狙いの面」がきて、間合いもバッチリ、見事打たれてしまいました(涙)
これはまいりました
勝負ありです
おわりに
4年振りの参加でしたが、やはりこちらの大会は色々な剣風の方と対戦できるので楽しいです
個人・団体ともに入賞できなかったのは非常に残念ですし、所属団体にも申し訳ない思いがあるのですが、「試合を楽しむ」といった気持ちがあることが私は嬉しいのです
重要な年ごろに剣道から離れていた私は「試合に絶対に勝ちたい」という思いが強烈にありました
私の立場ではその思いが強すぎることはマイナス面が多いように感じます
最近ようやくですが楽しめるようになりました
それは徐々に自分が理想とする「剣風と姿勢」がわかってきたことが大きいようです
その理想に近いものを発揮できれば勝敗は「兵家の常」
と現在は思っています
でも勝ちたい!
とにかく今後も試合には可能な限り参加したいと思います
所属の剣友会の皆様、お相手いただいた方々、運営に携わった皆様にはお礼申し上げます
来年もできればこの大会に参加し、入賞できるよう精進したいと思っております
ではまた!
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