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離れ際の「巻き技」は一本となるのか

その他

semeai

2017年4月20日(木)画像を追記しました。

皆さんこんばんは。本日稽古できたのですが、先週行くことができなかったため2週間ぶりの稽古となりました。

40代ですのでちょっとでも期間があくとケガの元となりますので特に「アキレス腱」はしっかり伸ばしてから稽古したいと思いました。ケガをしたら剣道ができなくなるばかりか仕事にも差し支えてしまいますので、皆さんもご注意ください!

それでは本題の剣道のお話です。本日は「巻き技」についてです。

つばぜり合いからの離れ際、このタイミングも一本になりえるものとして試合で重要なポイント化と思います。

いくつかの技の選択肢があると思いますが、この回では「巻きながら前へでる面」とします。

毎年開催されている近隣の数区が集まって行われる大会に5~6年前に参加させていただきました。当然、当時の私は試合にろくに勝てない男であり、トータルでも負けてしまいましたが、この離れ際の全く同じタイミングで二試合も前へ出る面を打たれて一本を取られてしまいました。

その際は「この状況での面で一本になるのかよ」と悔しがるだけであり、相手を「ちょっとずるい」程度にしか考えておりませんでした。

しかしその後、現警視庁の竹ノ内選手がこの離れ際に「巻き技から面」で一本を取る試合を幾度となく観ました。「綺麗に巻いて相手の竹刀を殺せば一本になりえるのでは」と感じました。

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「巻き技」は三殺法のひとつである

前回少しお話したように「巻き技」に昔から関心の高かった私はこれを自分のものにしようと数年前から一人稽古のみ行い、試合の際に1~2回程度試しております。

結果、試合では数回程、この技で一本を取ることができました。

経験上では、審判によって取る取らないがありそうに感じます。

たとえ一本にならなくても相手はやられたら「まずった」と思うでしょう。主導権を握る上でもチャンスがあれば私は今後も狙いたいと思います。

その効果は

「相手の竹刀を無効化し、面を打つ」

近間まで離れて巻けば三殺法の一つ「剣を殺す」立派な技だと考えております。

巻かれた相手は竹刀操作能力を失い、右手を竹刀から離してしまったり、よけなどの対応も遅れるなど瞬間的にスキを作られてしまいます。

2017年4月20日【追記】 打ち方画像

一本となっているものではないのですが、「やり方」や「コツ」を覚える参考にするには程よい画像かと思いアップしました。

相手の手元が上がっており、かつ、竹刀の握りがゆるかったため、うまく巻くことができました。残念ながら打突の際、相手のよけた「小手」に打突してしまい一本とはなりませんでした。

この技は「手首の強さ」が重要なのかと考えます。

私は「握力」もろくにありませんので上記のような条件があることでうまく巻けるように感じます。

手元が上がっていればそれだけ「巻き落とす」に竹刀を引っ掛けること都合よく、握りがゆるければ、竹刀を離しやすい道理です。

巻きながら打突へと下半身が始動していますが、場合によってはしっかりと「巻く」ことが大前提ですので、そこをおろそかにすると次の画像のように少々中途半端になってしまうように感じます。

それでも一本となる場合もありますが。

打ち方参考

では参考に画像をご覧ください。この様なものしかかったのでわかりにくいと思いますがご参照ください。

何度か一本を取った経験ありの打突フォームです。

makiwaza1

思いっきり審判さんにかぶってます(笑)つばぜり合いからの離れ際です

makiwaza2

一歩下がりながら相手の竹刀を巻き始めました

makiwaza3

巻いたというには少々恥ずかしい程度でした

makiwaza4

同時に右足が始動しています。それ故に右足が邪魔になり竹刀を下まで巻き落とすことが出来なかったことが課題となります

makiwaza5

makiwaza6

makiwaza7

makiwaza8

makiwaza9

かなりバックリと面に入りました

makiwaza10

makiwaza11

気持ち旗が揺れた審判もおりましたが上がるに至りませんでした

そして画像の打突は修正の余地があります。

この動きですと巻いた際に右足が上がっているため邪魔になり、地面すれすれまで巻ききることができないのです。

右足の始動をもう少し遅くしながらも技として連動し、よりダイナミックな動きにならなければいけないと感じてます。

稽古ではよほどのことがないとやらない技ですので撮影する機会が少ないのですが、修正できたらまたアップしますのでどうぞよろしくお願いします!

余談 剣道感

また、余談ですがこの試合は2016年の春のとある大会の団体戦でのものです。

この時の相手は関西学生三位の20代の方でした。結果引き分けだったのですが私の今の自信につながっている試合の一つです。

「有名選手に勝ったことがある」こう言うとたまたまだったと言う方もおるかと思いますが、偶然ではなく、自分の考える通りに試合を動かし主導権を握ることができた試合でしたので(引き分けでしたが)、勝手ながら自信を持ちました。

高校途中で剣道をやめ、13年のブランクがある40代の凡人剣道家が、関西学生三位の実績を持つ20代の若者に対してそういう試合をすることができたことに、私は単純に喜びを感じました。

だから剣道が楽しくて、「試合でももっと勝ちにいきたい」そう願ってやみません。

このようなブログですので剣道が好きな方が見てくださっているかと思いますが、その中でも、特に私のように試合に勝ちたいと変わらず思っている方々には少しでも参考になればと思っています。

剣道は突然、強くなることがあります!

ではまた!

私もこちらでミツボシの小手「道」と「虎」を購入し愛用しています
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