皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
東京は土日ともに良い気候に恵まれました。もうすっかり関東では田植えも終わったころではないでしょうか。
では剣道のお話です。本日は「関東実業団剣道大会前の合同練習試合に参加」です。
きたる6月4日(日)に関東での実業団大会が開かれるそうで、それに向けて10社前後で数チームを構成してひとチーム4試合での強化試合が東京某所にて5月27日(土)に行われました。
その前日の金曜日に懇意にさせていただいている実業団チームから、メンバーが足りなくなったとのことでありがたーいお誘いをいただきました。
私は実業団剣士ではありませんから、こんな経験させていただくなんて嬉しいかぎりです!
また、この一ヶ月で1回しか稽古できていない私は「剣道をしたい」モード全開です!
先鋒として参加
実業団チームの「先鋒」といえば若手が多いと思います。
この四十過ぎたオヤジ的には少々ツラいところではありますが、飛び入り参加ならではの状況を楽しみたいと思います。
第一戦
某都市銀行チームと対戦。
案の定、若手でよく足が動く方でした。相手に自由に動いてもらっては困りますのでこちらもそれなりに足を動かし、できるだけ先手をかける心づもり。
前半は「小手」中心、中盤から「面」を連発する流れでいきました。
しかーし!
最近どうも「面打ち」に伸びがありません。また得意の「下から小手」もイマイチの打ち込み…明らかに稽古不足(汗)
精神面の安定は良い感じ。
しかし動きが悪いのが自分でもわかります。そして互いに決定打が出ず
「引き分け」
チームは次鋒勝ち、中堅負け、副将勝ち、大将負けで「本数負け」でした。
第二戦
某大手商社チームとの対戦。
相手は小柄ながら横幅がある方。年齢的には三十前後でしょうか。
第一戦で「面打ち」「小手打ち」がイマイチと思っていたので、「小手返し面」「返し胴」を意識していこうと考えました。
さすがに先鋒だけあって予想より動く方でした。
試合だからというのもあるかとは思いますが、実業団の皆さんはいつも稽古をしている仲間たちよりも打ってくる場面が多いですね。
きわどい「面打ち」などもありつつ主導権を握れた感がありました。そして中盤に狙っていた「小手返し面」が反射的に出て決まり、その後は安定した試合運びで
「一本勝ち」
次鋒は引き分け、中堅引き分け、副将勝ち、大将引き分けで「勝ち」ました。
第三戦
某印刷会社チームとの対戦。
やはり若手でしたが、なかなかの難剣(汗)
つばぜり合いからもなかなか離れてくれません。審判も「やめ」をかけてくれれば嬉しいのですが、それもかないません。
練習試合なのに初めから引き分け狙いなのか(困惑)
ですからつばぜり合いの時間が長いため、打突自体多くないのですがその中でも特に相手は「面」に来ません。よって変わらず「小手返し面」狙い。
攻めから体勢を崩しおしい「面」や「小手返し面」も良いものがあったのですが、結局は決めきれず、う~ん…
「引き分け」
次鋒は負け、中堅負け、副将引き分け、大将勝ちで「負け」
第四戦
チーム統一のジャージでこられた某企業と対戦。
いかにも「先鋒」らしい方でした。初戦同様やりがいあり!!
本日のこちらの手持ちの武器があまりありません。キレがあるのは「小手返し面」のみ。
もう一つの頼みの「面返し胴」も先の3戦は面に来たタイミングで繰り出すもうまく決めきれませんでした。今日はあまり自信なし。
前半のせめぎ合いの中、相手が間合いを詰めた瞬間に出鼻を狙った面へいきました。「パコン」と良い感触!
あれ、相手は「返し胴」で対応(汗)
審判は…私の面に旗二本! あーよかった。
これで私は調子に乗りました。
気持ち的にはかなり有利。だいたいこの状況から取り返されることはここ数年ありません。
しかし…調子に乗った私はリスクのある技(飛び込み一歩目で担ぎ、二歩目で面への打突)にいき、面に小手を合わせられてしまいました(震え声)
それでも精神的には余裕でしたが、一歩詰めて「下から小手」へいこうとした一歩目のタイミングで相手に「小手」を打たれ
二本旗があがってしまいました(泣)
「負け」あわわわ(涙)
以前書いた団体戦での先鋒の役割の通り、ガンガン攻めにいってとりかえされてしまいましたとさ。
裏目に出ちゃった(てへ)
団体戦の記事はこちら
その後、次鋒は引き分け、中堅引き分け、副将引き分け、大将勝ちで「引き分け」
おわりに 【小手返し面】
戦績は1勝1敗2引き分けでした。
わたくし、最近調子に乗っていました…
「面打ち」も「下から小手」も、どうもうまくいきません。その状況ではこの戦績で仕方ないですね。練り直さないといけませぬ。
この日の全体のレベルとしては実業団一線級とまではいかないイメージでした。第一戦と第四戦の相手の方々は前回の在勤区の大会で負けた相手と同じくらいの実力でしょうか。
この辺で勝ったり負けたりが私の今の実力なのでしょう。まだまだです。
負けるのは本当に悔しいですね~…この気持ちは大事にしたいです。
おわりに二戦目の小手返し面の画像アップします。
前に詰めて反射的に小手を返して表へ面に動けました。
身体が勝手に動いたイメージでした。閲覧ありがとうございます。
【おまけ】剣道「三部錬」の一日
本当にどうでもよい「おまけ話」ですが、この日はなんと三ヶ所で稽古することができました(驚)この一ヶ月ろくに稽古していなかった私。気合い入れました!
第一部
この合同練習試合の後、全体で40分程度の地稽古がありました。普段全く接点のない方々との稽古はとても楽しいですね!
私は付き添いでこられた先生方を中心に稽古をお願いしました。これで稽古一回目。
第二部
そして、夕方に転勤で大阪へ行かれてしまう方がいる在勤区でお世話になっている剣友会の稽古に参加。8月のお別れまでにできるだけこちらに通い、お世話になった転勤される方と稽古しまくろうと思っています。
余談ですが、この方学生時代の大けがで剣道をやはり10年近くやめていたリバ剣(といっても、さほど剣道に情熱はないのですが)でして、中国地方では知られた地域の出身で、小学生のころから相当な「荒行」で鍛えられただけあって、その剣道理論と実力は目を見張るものがあります。
ちょっと邪道ですけど、引き技で右足後ろで打ち込むなどは私としては驚きでしたよ!
もちろん、王道の「攻め」や「呼吸法」なども大変勉強になりました。
ここにお礼申し上げます。ありがとうございました。
第三部
この剣友会稽古が終わってすぐに移動し、締めは私が師事しておりますいつもの道場での稽古です。
その頃にはフラフラでしたが、20分程度の地稽古と、何とか一回だけ掛かり稽古も40秒だけですけどこなしておしまいです。
不思議とこの時間では「構え」が変わり、一年前の調子の良い時に近いものだったような気がしました。これがキッカケで前の踏み込みに戻れると良いのですが。
まとめ
ヘロヘロになって気が付くこともあるのですね。
だから「掛かり稽古」や「追い込み稽古」などが大事ということでしょうか。
この機会をくれた懇意にしている実業団、在勤区の剣友会、そして私が師事している道場の皆様、本日もありがとうございました!
ではまた!
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