皆さんこんばんは。一の太刀でございます。
早速ですが剣道のお話です。本日は「剣道の試合で引き分け再試合」です。
なかなか聞いたことがありませんね。
本日2017年8月10日、全国高校総体(インターハイ)の男子の個人戦が行われました。その際、4回戦でめずらしいことが起こりました。
剣道で引き分けの再試合とはどんなものだったのでしょうか。
一試合で「約一時間」決着がつかずに続いた試合の衝撃
主役となるのは近年の絶対王者:九州学院(熊本)の岩切勇磨選手と同じく強豪:高千穂高校(宮崎)の林拓郎選手です。
4分間で決着つかず、延長へ突入。
その後も一進一退を繰り返し、30分を過ぎたころに主審が「給水タイム」を宣告したとのこと。
その後も竹刀を交換したりしながら戦いは続き、50分20秒で審判長が試合を止めたようです。
「引き分け再試合とします!」
選手について
■岩切勇磨選手
お父様があの国際武道大の教授:岩切公治八段であり、全中で優勝経験もある、まさにこの世代トップの選手ですね。
今年は九州学院の大将として7月に行われた玉竜旗でも優勝。V4を成し遂げている絶対王者です。
■林拓郎
同じく玉竜旗では準優勝を飾った高千穂高校の主に中堅を担っている不動の選手です。
高千穂高校は岩切選手のお父様の母校でもありますね。
両名共に高い能力を持った実力者です。
感想
正直このハイレベルな試合で1時間もともに決定打を出させないという、その集中力の高さに感服します。
日々「掛かり稽古」一回1時間とかやっているのでしょうか…
凄まじい「スタミナ」と「集中力」です。
日頃の稽古の賜物であることは間違いありません!
私などは現役の当時でも試合時間が長いと途中でスタミナと集中力が切れ、「もうどうにでもなればいいや」といった軟弱な思考になったことも記憶にあります。
剣道で1時間も同じ相手とやり合うなんてそうそうお目にかかることはありません。その場で試合を観た方々はある意味「幸運」だったかと思います。
本当に凄い選手たちですね!恐れ入ります。
審判も凄い!
また、その審判の先生方も素晴らしいですね。それだけ長い時間行われていれば、ついどこかで良い打ちを一本としてしまいそうになると思うのですが、そうしなかったのでしょう。
選手としても「信頼を置いて試合に臨める」
選手と同じく、審判も素晴らしいと思います。
再試合はいつ?
再試合は11日(金)の男子団体に出場し、その後の女子個人の試合の後に、再び相まみえる。今日ですね!
どちらも納得のいく試合ができるとよいですね!
勝敗の行方は 8月12日(土)結果追記
再試合の結果は…11日に行われました。
はやり4分間では勝負がつかず、延長に入りました。
しかし、直後の4分4秒にて九州学院の岩切選手が面を決めて勝負あり!
竹刀交換など含めてトータル1時間20分に及ぶ戦いを制しました。
岩切選手はその後も勝ち進み、決勝戦では佐野日大(栃木)の大平翔士選手を延長戦で破り、優勝しました!
あれだけの死闘を制したこともその後の戦いに勢いをつけたのでしょうか。
凄い選手ですね!
それにしても私などですと、10~15分くらい試合が続いてしまうとヘロヘロになってしまうと同時に精神面でも「時間を取ってしまっている」という周囲に対する訳の分からない申し訳のなさが出てきてしまいます。
そのあたりも私には課題となりましょうか。
「体力」と「集中力」がともに必要ですね!
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ではまた!
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