一の太刀でございます。
実は4月にも大会に参加させていただきましたので、その記事となります。
できれば在勤区の剣友会のお力になりたい思いがあり、気張って今年も参加いたしました。
■昨年の大会記事はこちら
個人戦
「四、五、六段の部」での参戦です。
参加者も80名近くおり、活気があります。
二回戦【初戦】
初戦のお相手は某剣友会の方。
私より歳が上で、どうやら大人になってから剣道を始めた、またはかなりのブランクがあるのではないかとの印象を持ちました。
とは言え、お相手の気合は充実しています。
私も負けていられません!
出鼻小手などを狙いますが、どうもタイミングが合いません。
小手返し面を狙いお相手が小手にきたかと思うと小手から面に飛んできたりで難しい・・・
しかし剣先押さえての小手にいくと、お相手がそのタイミングで面にきました。
手元が上がったところに小手を打ち込むことができて私の小手あり!
二本目!
早々にこちらから間合いを詰めつつ小手を誘うも、動かないと思った瞬間、勝手に身体が面を打ち、
それがありがたく一本となり、面ありで勝負ありとなりました!
三回戦
次のお相手は別の剣友会の方。
試合開始以降、私は小手返し面を中心に攻めていきます。
しかし、際どいところがいくつかありましたが、打突部位をとらえることはできません。
お相手とはどうもかみ合わない感じがしておりますが、感覚的にこちらが打たれるのではといった恐れを感じずに試合を進めることができました。
「じっくりいこう!」とリスクを避けて小手を誘うことを中心から変えずにいきますと・・・
延長戦。
開始直後にお相手は飛び込み胴!
私は返して面!
これがお相手の胴ありとなり、勝負あり・・・
大変恐れながら、この瞬間は胴で一本取られたとは感じられず、そのようなリアクションとなってしまいました(涙)無念です!
三回戦敗退です!
団体戦
参加チーム数は21。
五人制の団体戦です。
私はAチームの大将を任されました!(年齢的に)
やはり大将らしい堂々とした剣道をしたい思い!
がんばってまいります。
二回戦(初戦)
区剣連運営の稽古会チームとの対戦です。
様々な方がいる個性的なチーム。
先鋒が負け、次鋒が勝ち、中堅が引き分け、副将が勝ち、そして私の番となります。
お相手は堂々たる構え。
私も負けたくありません。
ただし我慢ができない私は積極的に行くしかありません。
互いに機会をうかがう中で、私が間合いを詰めたところにお相手が小手を打ってきました!
私は距離があったこともあり、あましてそのまま引き面を打ちました。
これがしっかりと打突することができ、一本となりました!
二本目!
間髪入れずにこちらから仕掛けました。
するとお相手は焦りからか比較的遠い間合いから飛び込み面。
ゾーンに入っていたかはわかりませんが、お相手の面を返し、胴を打ち抜くまでが感覚的には
時間がゆっくり過ぎていくように感じ、余裕をもって打つことができました!
これが胴ありで勝負あり!
よかった!
三回戦(準々決勝)
お相手である剣友会Aチームは優勝の大本命であります。
長年この地区を代表してる選手たちの他、若手も充実しており全日本学生大会の優勝チームの大将までいる始末・・・
相手にとって不足はありません。
先鋒が引き分け、次鋒が引き分け、中堅が一本負け、副将も引き分け
これは大将である私の責任は重大であります!
素晴らしいチームメイトたち!
皆の頑張りのおかげで、私が勝てばチームの勝利も見えてくる状況。
引き分け、負けは許されません。
気合が入ってまいりました!
お相手は少々変則型ですが、東京都においてこの地区の活躍を長年支え続けている名手です。
引き続きこちらから仕掛けます。
お相手は基本積極的には来ず、誘い込み出鼻面や大きく振りかぶってからの小手などを中心に、機をみては飛び込み面などをだすタイプの様です。
とはいえこちらは攻めるしかありません。
小手に注意して返し面で決めたいと考えつつ、その様な展開を作ります。
良い機会もいくつかあり、もう半歩我慢していれば片手突きが決まったかもしれないような場面も作りました。
お相手が誘い込むスタイルであり私も状況的に間を詰めていく機会が多いため、印象的にはこちらが優勢の感覚でした。
しかし、良い機会を作っても、決めきれません。
これは私の課題なのですが、この「惜しい打突」を決めきれないところに実力差があるように感じます。
そして、それがそのまま結果として出ることに・・・
際どいところを打たれた場面もある中で、後半戦にてお相手はそれまでも繰り返し出してきた大きく振りかぶっての小手を決めきり、小手ありで一本取られてしまいました。
ここから二本取り返さないと代表戦にもなりません。
二本目の合図で攻め入ろうとしたところで時間切れとなり一本負けでチームも敗退となりました(涙)
く、くやしい・・・
おわりに
結局入賞できずに終わってしまいました。
やはり団体戦での悔しさが残ります。
もちろん実力はお相手が上手ですが、その様な方との対戦では過去にも同様の気持ちとなります。
先にも書いた、「良い展開、良い機会があっても決めきることができない」
過去にも何度か同様な経験がありました。
強豪を相手に良い展開をするも、結局負けてしまった。
一本を取る力がやはり足りないのだなと痛感します。
団体戦では良いチームメイトにも恵まれ良い状況を作ってもらいましたが、せっかくの好機を逃してしまいました。
大将としては心苦しく思います。
個人戦でも悔いの残る結果でした。やはりまだまだですね。
所属剣友会での今後について
私をお誘いくださってるこの剣友会について少しお話させていただきます。
始めて稽古にお邪魔したのが2014年でしたから、もう一昔前のこととなります。
そのころ中心となって子どもたちを指導されていた先生にはかなり強かった時代のPL学園の主力を務めていた方がおります。
その先生は実力もさることながら指導も素晴らしく、私も尊敬しております。
また、当時は子どもたちに対して剣道の厳しい部分を教えられる先生もおりました。
ただ稽古では厳しくも、普段の会話ではお茶目でリーダーとして皆をまとめる力のある素敵な方です。
他にも素晴らしい先生方がおり、さらにそれらを温かい目で見守る高齢の先生方もおり、ご父兄のご協力もあるとてもまとまりある素晴らしい剣友会。
めったに参加することのない私をいつも暖かく迎え入れてくれて、大変嬉しく思っております。
また、今年は一時期仕事の都合上でこの地域を離れたしまった先生方ももどってきておりました。
活気あふれるよい剣友会と感じます。
来年もこの剣友会の仲間と団体戦に挑みたい
この気持ちがいつもあるのですが、現在の私には懸念材料があります。
段位の問題です。
直近で別の記事にも上げましたが、私はこの5月から七段審査に挑戦しています。
この度の大会では六段までの参加資格ありとなり、七段にはありません。
もし、七段に合格しますとこの大会には参加できなくなります。
もちろん合格したい気持ちがありますので、そこを怠ることはありませんが、七段に合格できない可能性もあります。
来年この大会に「参加する=七段になれていない」となりますので、大変複雑な気持ちです。
まあ、仮に合格できて大会人参加できなくとも稽古に参加すればよいだけの話ですが、私としてはやはり試合の盛り上がりを味わいたい思いと、できるならチームに貢献したいという思いがありますので、どうしてもそのような気持ちとなってしまいました。
大会に参加したいけど七段にも合格したい(涙)
この大会に関係されたすべての方にお礼申し上げます。
ありがとうございました。
ではまた!!
ミスター剣友会
この剣友会の象徴的な愛すべき先生が他界されました。
剣道を愛し、いつも寡黙に熱心に稽古をされていました。
はにかんだ笑顔で私にも親切に接してくださった先生、ありがとうございました。
謹んで哀悼の意を表します。
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