調子に乗り過ぎご注意くださいの巻 第62回東京某エリア親善大会

一本集

皆さんこんばんは。一の太刀でございます。

早速ですが剣道のお話です。本日は「東京都某地区の親善大会に参戦」です。

今年で62回目となるこの大会。

東京都のとある5地区が親善を図り、剣道を通じて地域社会の体育向上に努めるために毎年開催されています。

昨年は久方ぶりに参加させていただき、実りある経験を積ませていただきました。

今年も家族に無理言ってこの大会に参戦。さて、今年はいかに!

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一般の部の副将として

この大会は中学生・高校生・家庭婦人・一般と各部門に分かれており、部門ごとの順位のほか、総合の順位も競う大人数による総当たりの団体戦となります。

前回は一般の部では準優勝。総合では優勝しました。

今年も気合いが入ります。

私は、「五・六段」カテゴリーの「副将」のポジションを任されました。

試合時間は4分間。

前置きしておきますと、この日を迎えるに当たり、コンディションはかなり悪い状況でした。日頃の暴食と稽古不足がたたり、体重は私のリミット65kgを超えて67kg以上を推移。

一週間で調整しようと食事制限を課し、前日の稽古では若手2名含めた5名の方々と地稽古をすると、蒸し暑さにもやられて疲労度MAX…

しかし、そのおかげで当日の朝は65.5kgまで戻すことができました。

ただ、数字上は良かったのですが、身体に力が入らずに、納豆とご飯を朝食として胃腸を整えて挑むことに。

最近はこんなコンディションばっかりで言い訳祭り。

ただ、実際に試合が始まれば相手のあたりが強くなかったこともあり疲労感はほとんど感じませんでした。不思議なものです。

第一戦 A区

先鋒・勝ち、次鋒・勝ち、五将・勝ち、中堅・勝ち、三将・勝ち

うわー強い!

チームとしてはほぼ完勝に近い状況。

頼もしいチームメイトです!正直言って「東京都剣道大会」と同様にこのチームでも一番足を引っ張る可能性が高いのは私であります…

この良い流れを断ち切る訳にはいきません。

こちらのお相手は10年近く前にこの大会に2回ほど参加させていただことがあり、その際にも対戦した方。その大会で私は4戦全敗した苦い記憶があります。

その時の記憶がよみがえります。今回は勝ちたい!

180㎝を超えるような大柄な身体ながら、その方は穏やかで柔和な対応をされる紳士です。

その後も東京都の大会でたまにお会いするのですが、いつも挨拶をしてくださり私は嬉しく思っています。

そのような素晴らしい方との出会いがあるのも剣道の良いところですね!!

それではいざ勝負!

まずはススッと入って「下から小手」!

相手は手元を上げて防御で「小手打ち」は空を斬ります。

そして二の太刀は相手が入ってきたところを「出鼻面」狙いで「飛び込み面」

するとギリギリ入ります。

「面あり」で一本目先取!

よっしゃー!!幸先が良い!

二本目開始直後は「小手」を誘う動き。

誘い通りきました「小手」

それに合わせて「小手返し面」! しかし、相手の竹刀に防がれます。タイミングはバッチリです。

そして完成度は高くないものの新たな武器とした「横から小手」を打てるか誘いの「竹刀払い」

行けそうだなと思いながらも不発。

そろそろ「面」がくるのではと想像し、誘いの前進。

来ました「面」。それに合わせて「返し胴」!しかし!

相手の「面」が私の「左面」に当たります。あ~「面」取られるか!?

そう思いながらも「返し胴」を打ち終わり、審判をみるとこちらに旗が上がっております。

危なかった(汗)

無事二本勝ち!やったー!

そして大将は引き分けでチームは勝ちです。

第二戦 K区

昨年ではこちらの区のお相手に負けています。

今年は昨年と別の方との対戦。

先鋒・勝ち、次鋒・負け、五将・勝ち、中堅・勝ち、三将・負け

私の勝敗がチームとしても重要となります!

相手は昨年も副将にいた方のようです。

開始直後はまたお得意の「下から小手」相手は「小手抜き面」で私の「小手」を抜いてきましたが「面」はしっかり防ぎます。

そしてお次は「出鼻」を狙った「飛び込み面」

タイミングは良かったのですが、相手の「面」に届きませんでした。

悪くないねー!

「小手返し面」狙いで「小手」を誘うと相手は「小手・面」ときます。この試合は何度かこのシーンがありました。お互い有効打とならずも相手の「打突力」が高ければもしかしたら「面」を取られていたかもしれません。

しかし、途中で私はまたも「出鼻」狙いの「飛び込み面」!

相手はやはり反応できず。面金にかする打ちで惜しかった!

そして直後に今度は「小手」に惑わす「小さな担ぎ面」

それが無事に決まり一本先取!

良い感じですね~

ここで「飛び込み面」はちょっとリスクもあるから控えようかなと考えました。

「下から小手」と「小手返し面」「面返し胴」とお得意の技を中心に試合を進め、相手が焦って「鍔迫り合い」から焦って下がって間合いを切ろうとしたところをそのまま「追っていって面」!

あたったかな~と思ったと同時に笛の音が聞こえ「やめ」の合図で試合終了。

一本勝ちです。

大将は引き分け

チームは勝ちました!

第三戦 N区

第三戦に入る前に昼食をとり休憩時間がありました。その際に運営に携わる同じ区の兄弟弟子からは良い試合展開とホメられました。嬉しいですね。

なんだ、今日は調子が良いのかな♪

そう思いながら午後の試合が始まります。

このN区との対戦前に一試合分、チームとして待機の時間がありました。その際に残りの2つの区のお相手の試合をみたのですが、相変わらず、よせばいいのに色々と想像してしまいます。

N区のお相手は昨年も対戦した方。

その際は「引き分け」でした。とても難剣な方でやりにくく、どうしようかなと考え「相手に合わせて」の戦略を考えてしまいました。

結果として、これが敗因となります…

先鋒・勝ち、次鋒・勝ち、五将・勝ち、中堅・分け、三将・勝ち

開始直後は「下から小手」相手は「面」に来たので「出鼻小手」となり得そうでしたが、「横面」の軌道で「小手」を打ち抜くことができず。

相手はすぐさま「引き面」

こちらの「面」に当たるも軽く一本とならず。

そして「出鼻面」狙いの「飛び込み面」

相手はこちらに合わせての「小手」

両者決まらず。

続けて同様に「面」に跳びますが相手は「裏から小手払い面」

思い出しました。昨年対戦した際もそうでしたが、ほとんどの場合、相手はこちらの打突に応じ技で返してきます。

その後一進一退が続き、打開策として「遠間から相手が前に詰めた出鼻を突き」を選択しました。

前々から考えていたのですが、私の「遠間から詰めたところを出鼻面」は距離があり、もう半歩ほど距離が詰まらないと「面」当たらないことがあるもの。

同様の状況での「突き」であれば、ちょうど間合いとしても近からず遠からずであろうとふみ、少しだけ稽古で使ってぼちぼちな感触を持っていました。

それをここで決めようと打ち抜きます!

しかし、竹刀でずらされ相手の鎖骨あたりにヒット。相手は間髪入れずに「面」にきて

「突き払い面」のような技で一本を取られました(涙)

二本目開始直後には私は普段ならほぼやらない中間での竹刀操作から相手の隙を狙って面を打とうというような動きを様々な理由から「つい」してしまい、そこをうまく「小手」を打たれ、勝負あり…

ひえっ!

思い返しても、自分の剣道をしなかったことがいけませんでした。

続いて大将は勝ち。

チームは勝ちました。

今大会のN区は全体としてメンバーが昨年から大幅に入れ替わっており、かなり地力のある方々が参加していました。

その様な中、私の相手は今年もそのポジションを守っていました。それはそれなりに理由あることだったのでしょう。

大変失礼ながらパッとその剣道をみるとそう強くはみえないのです。

しかし、難剣と言えどもこのお方は色々と考えて、自分なりの剣道で試合に勝てる技術を積んでいるのだなと、その姿勢を学ばなければならないと感じました…反省!

第四戦 I区

この地域で最も実力者が多くいるチームです。

昨年のお相手も相当なものでした。国士舘出身の25歳くらいの方だったようです。

そして今年は別の方。

私の記憶が正しければこの方も10年近く前に参加させてもらったときに対戦したことがあったような…その時は必死に「面返し胴」で一本勝ちしたかと思います。

違うお相手だったらすみません…

私は先の敗戦を忘れこの試合に集中します。

先鋒・負け、次鋒・分け、三将・勝ち、中堅・負け、五将・負け

やはり強いですね~。私は負けられない試合となりました!

最後の勝負です。

開始直後に私はススッと詰めて「下から小手」!

相手は「面を返す」ように手元を上げて、きわどいところをヒット!

有効打にはなりません。

そして相手が詰めてきたところを「出鼻面」狙いの「飛び込み面」!

相手は!

「面返し胴」

いかーん!!

見事一本取られます。

二本目の開始直後は「小手」を誘い「小手返し面」!

際どくも相手の「面」は捕らえられません…

その後、私は「面」に跳ぶことを躊躇していましたが、やはり相手は「面返し胴」を狙う動きをしてきます。

とあるタイミングで「下から小手」!

打突部位にヒットし残心を取ります。しかし!

相手は手元を上げきっておらず、その残心のタイミングで「面」を繰り出してきました。

私の「面」を打ち抜き、その「面」が有効打となりました(涙)

最近このブログでいただいたコメントの中に、「小手を打った際に面を狙われる、どうしたらよいか」というご質問をいただきました。

そこで私は「打突と同時に防御も意識する」とお答えしました。

そのようなコメントを返したにもかかわらず、私がそれを実践できずに打たれてしまう。

ご質問くださったお方、これは悪い例としてご参考くださいまし。

あわわわ

やはり防御は大切と再認識の良い経験となりました。

この試合も二本負け…

ああ、なんという無情か(泣)

大将も負け。チームも敗退です(涙涙)

結果

一般の部は「準優勝」

総合でも「準優勝」でした。

おわりに 「出鼻面」

午前中の二試合は調子よく二勝、午後の二試合はともに二本負けと極端な結果で終わりました。

後半二試合の敗因は午前中の戦績の良さに調子に乗っていたこともあるでしょう。いつもと違ったやりかたが微妙に影響したようにも感じます。

「出鼻面」

一試合目で決めた「結果として出鼻面」です。

閲覧ありがとうございました。

ちょっと実験してました

今大会で思うところを少々…

お気づきになった方もいるかと思いますが、この4試合すべてにおいて、開始の合図からの初太刀目と二太刀目はまったく同じ技で進めました。

■初太刀目は「下から小手」

■二太刀目は「出鼻狙いの飛び込み面」

この基本パターンですべての相手に通用するかもしれないと思って実践してみました。

実は過去の試合を見返していた時にこのパターンの二太刀目の「出鼻面」が決まるシーンがいくつかあり、かつ、決まらずとも一本取られることもなかったのです。

事例としては次の「東京都剣道大会」で取った「出鼻面」などがそれです。

地力の違いがはっきりでちゃったの巻 第66回東京都剣道大会 2018
皆さんこんばんは。一の太刀でございます。 先日の2月12日(月)は第66回東京都剣道大会がありました。 昨年も参加させていただきましたが、今年もお声掛けいただきまして加盟区の代表として参戦しました! この大会は警視...

結果として一試合目では狙い通り「出鼻面」が決まり、四試合目では「返し胴」で一本取られてしまいました。

取られた四試合目ではお相手がすでに初太刀目も「返し胴」を狙った動きをしており、もしかしたらこちらが「面」を多用していたことに気づいていたかもしれません。初めから狙われていました…

監督には「攻めのないところから面にいきすぎている」と注意を午前中にされていましたが、午後の試合もこの基本パターンだけは実践してしまいました。

監督!すみませんでした…

この結果によって、やはりそう悪いパターンではないことがわかります。

「間合いの見切り」がちょっと難しいですけどね…

攻めがないので詰め過ぎると「出鼻」を狙われるし、離れすぎると届かない。届かなくても心理的な効果はありますが、できれば決めたい。

そして、「小手返し面」が今後の私にっとっては最重要課題となりそうです。

「小手」を誘う動きをするとかなりの確率でお相手は「小手」を打ってきます。

それをまったく活かしきれていない。

これを一本でも決めればどれだけの強みとなるか。

改めて研究のし直しです。

具体的な反省点がある良い大会でした。

昨年のこの大会の記事はこちら

団体戦は楽しい!の巻 第61回東京某エリア親善大会
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チームメイトの皆さん、ありがとうございました。いつも感心して試合をみさせてもらっています。

その動きはさすがに実業団クラスの実績あるもの。

そして今年の大会は私の加盟区が運営したものでした。携わった関係者の皆様、気持ちよく試合に臨むことができました。ありがとうございました!

またこのような機会を持てるよう精進したいと思います。

ではまた!

私もこちらでミツボシの小手「道」と「虎」を購入し愛用しています
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コメント

  1. 八ツ田おやじ より:

    こんにちは!
    件の質問させていただいた八ツ田おやじです!
    一の太刀さんほど経験豊富な方でもやはり打たれることはあるのですね。
    先日いただいた回答の中でおっしゃっていたようにあまり防御に傾きすぎては、一本にできるものもできなくなってしまいますよね。かといって防御の意識がなければ打たれてしまう。その判断、バランスってやっぱり難しいですよね。
    またダメ元で質問させて下さい。コテの誘いかたというのは、メンを受ける感じで相手に近寄っていくような動作ですか?うまい誘い方、コツなんかを教えいただけるととても嬉しいですm(__)m

    • ichinotachi ichinotachi より:

      八ツ田おやじさん、こんばんは!
      普段あまりとらない残心の取り方をなぜかしてしまい、バックリやられてしまいました(涙)
      「小手の誘い」ですが、相手に打突準備がありそうな感じの時に「下から小手」にいくのと同様に一度竹刀を下げて前足を始動し
      詰める時には「くの字」防御で剣先が相手左目上あたりに付ける感じで相手に寄せていく「小手」が空いているようにみえてなかなかな確率で「小手」にきます。
      「面」にこられても防げますし、「小手」くればしめたものといった感じです。
      相手が「返し胴」に来たシーンですが、次の記事の画像が一番近いかと思います。

      【追って面】体勢を崩した相手に対して取った一本

      まあ、この誘いだから相手が小手からすぐに防御に入ってしまうのかもしれませんが、それは今のところわかりません。
      こんなところですがいかがでしょうか。
      また何かあればコメントください!
      よろしくお願いします。

  2. 八ツ田おやじ より:

    前回に引き続き、詳細なご説明ありがとうございますm(__)m
    稽古で試したいと思います!

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