「生涯剣道」とは何ぞや

剣道

皆さんおはようございます。一の太刀でございます。

今週は暑かったり、寒かったりで寒暖差が激しかったですね。5月に入り疲れも出やすいので体調管理にはご注意ください!

では剣道のお話です。本日は「生涯剣道」です。

生涯剣道

剣道をやるものであれば何度も聞いたことがあるのではないでしょうか。

おじいちゃん、おばあちゃんになっても剣道は続けることができるものです。

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「生涯現役」でいられる喜び

生涯現役でいられることは、私にとってとても喜ばしいものであります。

生涯を通して「生きがい」が持てるということは、なんと幸せなことでしょう。

しかし、それは剣道だけではないような気もしませんか?

例えば野球であれば「草野球」、サッカーであれば「草サッカー」など、歳をとっても楽しむことができるはずです。

しかし、「生涯○○」とは剣道以外ではあまり聞きません。

他の競技とは何が違うのでしょうか。

歳を重ねても強くなる

スピードやパワーなどの身体的能力が落ちたとき、何が強さになるのでしょうか。

他の競技はどうしても30代くらいまでがピークで、そこからの向上はなかなか難しいとされているのではないかと思います。

しかし、剣道では最終到着地点に「速く面を打つ」というようなスピードやパワーの要素はあまり扱われません。

その様なものではなく、「攻めの凄さ」や「相手の心を読む」こと、更には仏教でいうところの「自他不二」の思想から「相手とひとつとなる」など、別の要素が重要であり、そこを目標にすることで生涯において上達していけるということでしょうか。

それにしても「剣禅一致」というような「無念無想」の境地を剣道の目指すところとするものが、深い話ですね。

そのようなことが現代の生活環境の中で本当にできるのでしょうか。

奥が深すぎて私ごときでは想像することもできません。

とりあえずは分りやすい上達法として「身体能力」と「技術」「戦略」を磨きつつ、ゆるりと考えましょうか♪

それはさておき、「猫の妙術」などの話はその手がかりとして参考になるかもしれません。

「技」、「気」、「心」でネズミをとらえていた猫がどうにも勝てなかった大ネズミをいともたやすく仕留めてきた猫になぜそのようにできるのかを問うたお話です。

こちらのウィキペディアに概要が出ていますのでよろしければご覧ください。

この話、おもしろいですよね!

心は心でもそれじゃダメ!

■猫の妙術 wikipedia URL

猫の妙術 - Wikipedia

まとめ

結論的には「身体の扱い」ではなく「心の在り方」が重要となり、それがが強さにつながることが「生涯剣道」と言われる所以(ゆえん)なのかもしれませんね。

有名な持田盛二先生の言葉がそれを表現しています。

剣道は五十歳までは基礎を一生懸命勉強して、自分のものにしなくてはならない。普通基礎というと、初心者のうちに修得してしまったと思っているが、これは大変な間違いであって、そのため基礎を頭の中にしまい込んだままの人が非常に多い。

私は剣道の基礎を体で覚えるのに五十年かかった。私の剣道は五十歳を過ぎてから本当の修行に入った。心で剣道をしようとしたからである。

六十歳になると足腰が弱くなる。この弱さを補うのは心である。心を動かして弱点 を強くするように努めた。

七十歳になると身体全体が弱くなる。今度は心を動かさない修行をした。心が動か なくなれば、相手の心がこちらの鏡に映ってくる。心を静かに、動かさないように 努めた。

八十歳になると心は動かなくなった。だが時々雑念が入る。心の中に雑念を入れぬ よう修行している。

持田盛二範士十段 遺訓  引用

こちらから考えると私の場合は基礎を覚えるに少なくともあと30年くらいは必要そうです(泣)

剣道とは極め尽すことがないのかもしれません。

だからこその「生涯剣道」ですね。

言い換えればずっと現役でいられるということです。

引退はありません。

私はそれが嬉しいです。

【余談】アスリートの引退を考える

少し話がずれますが、プロスポーツ選手が引退する場合に

■力が落ちる前に引退したい

■ボロボロになるまで続けたい

この二つの考え方で議論されることを耳にします。

皆さんは、どちらのお考えですか?

「力が落ちる前に引退したい」人

この考えの人は、不甲斐ない自分を見せたくなかったり、そんな感覚を自身が感じたくない、などの理由でしょうか。

それが美学と考えているのでしょう。

例えるならサッカーの「中田英寿」さんでしょうか。

2006年にまだ29歳という若さでW杯後に引退してしまいました。

私はあの頃サッカーが好きで中田さんがセリエAの開幕戦であのジダンやダービッツなどがいたユベントス相手に2ゴールを奪った試合も中継で観戦しました。当時のあの衝撃は忘れません。

あの時代のセリエAで日本人選手が活躍するなどとはだれが予想できたでしょうか。

そんな素晴らしいジョカトーレであった中田さんは、もう一方でとても「知性」を感じさせる方でもありますね。

漂う物腰からも感じますが、「サッカーしか知らない人間にはなりたくない」と言っていたり、税理士や公認会計士の資格を取ろうと勉強していたりで簿記検定1級は取得したとか。語学も堪能です。

それにしても、いくらなんでも29歳での引退は早すぎるのではないかと私は思ったものです。しかし、中田さんにはサッカーだけではない何かがあるのかもしれませんね。

あの当時の日本代表でジーコの考えを理解していたのは中田さんだけだったのかもしれないと、勝手に想像…

「ボロボロになるまで続けたい」人

この考えの人はこの競技が好きでまだ上手くなれる、喜びを味わいたい。といったような方でしょうか。

同じくサッカーで例えるなら50歳にして現役プロサッカー選手の「三浦和良」選手でしょう。ニックネームで呼ばせていただきますが「カズ」さんは高校1年生の時に中退してプロをめざし単身ブラジルに渡りました。

日本人がブラジルでプロになるだなんて夢のまた夢の時代。

私が15~16歳のころ、何を考えていたでしょうか。もっと小さな世界での「剣道」と「女の子」のことぐらいしか考えてなかった(涙)カズさんのその志の高さには感服仕ります。

カズさんはとても情熱的なイメージがあります。そのサッカーにかける思いや奥様である設楽りさ子さんとの馴れ初めも情熱的、カズさんがりさ子さんのグラビアを見て一目ぼれして、知り合いを伝って電話番号を聞きだし、猛アタックをかけて射止めたとか。

食事制限もこれでもかというほどで、パスタは塩をかけただけのパスタだったり、お肉もササミ一択だったりと、そんなプロ意識がまぶしく映ります。

私は「ボロボロになるまで派」

私はボロボロになるまで現役でいたい派です。

全盛期の力がなくなったとしても、その競技こそが「自分の居場所」であるはず。

自ら辞めるとは言いたくないと思うのです。

もっとも、私は剣道のプロではありませんので言うのは簡単。

プロ選手であれば、できるならばそうしたいと思っている方々も多いのかもしれません。

しかし、そこはシビアな世界。

チームに必要とされなければ現役でいることはできませんから、引退勧告をうけて泣く泣く辞める方も多いでしょう。

おわりに

話はここで戻りますが、その点剣道は「生涯」高みを目指して続けることができます。

健康第一でケガなく続けられるようにしたいですね。

皆さんも、私と一緒に生涯剣道を目指してみませんか?

ではまた!

コメント

  1. はなずきん より:

    一の太刀さん

    はじめまして、はなずきんと申します。
    私は45才で子供と剣道をはじめ、4年目にして先日やっと二段を取りました。

    私は体力も筋力も運動神経もなかったのですが、本当に剣道が好きで楽しくて、ここまでやってきました。

    一の太刀さんとは違い、私はどんなにがんばっても、トップアスリートと渡り合うどころか、同じ会の人に勝つことすらまだ難しいような状況ですが、ほんの少しずつでも上達していけることを励みにしています。

    レベルは全然違いますが、一の太刀さんの書いている心構えや技術的なお話、とても参考になります。
    先日ブログを発見したばかりで、まだ全部は読んでおりませんが、今後もお邪魔させていただければと思っています。

    私も初心者ミーハー視点(?)の駄剣道ブログを書いております。
    よろしければご覧になってください。

    • ichinotachi ichinotachi より:

      はなずきんさん、はじめまして。コメントありがとうございます!
      ブログ拝見しました。
      はなずきんさんが剣道を好きなことがよくわかるブログですね(笑)素敵なブログです!
      剣道って本当に難しいですよね。しかし、剣道は突然強くなる可能性を秘めたものだと思います。
      私はそれを少し実感したことがあります。
      その経験を基に私はブログを書いているのですが、奥が深すぎて大変です…
      なにか参考になるものがあれば幸いですが。
      同じブログ書きとして、共感できる何かあるかもしれません。私もはなずきんさんのブログお邪魔させてくださいね。
      また気軽にコメントください!
      よろしくお願いします。

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