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あなたの剣道のピーク(全盛期)はいつですか?

その他

皆さんこんばんは。一の太刀でございます。

三連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。私は体調不良で静養しておりました。

では剣道のお話です。本日は「過去の自分からの脱却」です。

特にブランクのあるリバ剣さん限定のお話かもしれません。ご了承ください。

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「過去の自分」に打ち勝て!

私のような長い期間ブランクがあるリバ剣さんですと、学生時代や若い頃のイメージで剣道を続けてしまうと、まるで動かなくなってしまった身体に悲しみ、そのギャップに戸惑う方も多いのではないでしょうか。

私の場合はまさにそれでした。

また、その当時の自分の剣道に戻れたとしても、そこで満足すべきではなく、そこから「より高みを目指すこと」が復帰したことの「意義」や「生涯剣道」にもつながっていくのではないかと考えます。

高校時代の自信

高校2年の5~7月ごろに私は剣道部を辞めましたが、その手前に完治まで半年以上かかったケガを足に負っていました。

自分が好調だったのがそのケガをする前の高校1年の夏から秋ごろでした。

周辺地域のレベルがそれほど高くないとはいえ、練習試合ではなかなかの成績を収めていました。ケガを前に、やはり「これだ!」というものをつかんでいたので、それ以降、試合では調子が良かったのです。

当時は、「相小手面」を中心に「引き技」や「抜き胴」といった具合でしたが、この「相小手面」で絶対に打ち負けないコツと自信を持っていたのでした。

復帰後の悩み

30の歳に剣道を再開して「抜き胴」は変わらず一つの武器として健在ではありましたが、「相小手面」がまるで決まらない。

この「相小手面」中心の剣道が私の中では、どうしても気持ちの切りかえができず、数年にわたって私を苦しめました。

基礎的な「技術」「体力」がもともと備わっていないので、当然ではあるのですが、ただ「うまくいかないな!!」としか当時は思っていませんでした。

その高校時代の「技術」に戻すことも、「体力の低下」と「感覚のブレ」などが理由でなかなかできませんでした。

また、高校時代は構え合っている際、一足一刀の間合いからであれば、相手の「眼」をはっきりと見ることができました。それにより雰囲気(気配)を感じることができました。

しかし、復帰後は竹刀の長さが変って、距離が遠くなったからか、自分の視力が悪くなったからか、一足一刀の間合いからでは相手の「眼」を見ることができなくなりました。「ぼやけて」しまうのです。

高校時代と比べると、その影響と単純な衰えで「判断力」も鈍っていたと思います。

過去の自分の剣道を忘れる

・高校時代の剣道を活かしたもの

・現在の道場の先生の剣道

復帰当初はこの2つを平行して目指していましたが、上記のような状況から私はどのような剣道をしていけば良いのか、「目指す剣道」がわからなくなっていました。

そこで、まずは未練たらしく思っていた過去の自分の剣道をとりあえず忘れることにしました。

自分が出会った良いと思った方々の「模倣」を中心に一から始める気持ちで日々の稽古に臨みました。

それまでは「掛かり稽古」などの苦しいものは避けていたのですが、その頃からは最低限の基礎体力はつけようと思い始め、苦しい稽古も自分から取り組むようになりました。

過去の剣道を忘れることで、幸運にも「意識改革」につながっていきました。

その様な取り組みになってからは学生時代の剣道に対する思いは1年程度ですっかり消えていました。

目指す剣道は

しかしながら、「では成果が上がったのか?」と聞かれれば、「はい」と自信をもって答えられるほどのものはありませんでした。

ただ、幸運にも私は門をたたいた道場の先生のその「剣道」が素晴らしく、ほれ込むものでしたので、身近に高い目標となる方がいる。

そして自分の思う通りに稽古ができた。

この「環境の良さ」のおかげで「どのような剣道を目指したいのか」が比較的早くわかったのです。

今に至る

おそらく「基礎技術」に関してはしばらく前に高校時代を超えたと思います。

そして、昨年、「これだ」という技も身に着けたことで、試合においても確実に過去の自分を超えたと断言できます。

今思い返すとなかなか長い年月をかけてしまいました(涙)

おわりに

私は本当に高校時代の剣道に執着していました。このイメージの脱却にとても苦労しました。女々しい気持ち…

これを乗り越えたのは「目指すべき剣道」が見えたからだと思います。

その「過去にとらわれる必要のない」ほどの、「目指したい剣道」を見つけることができたのが幸運でした。

ちょっと恋愛みたいですね。わお

ただ、ちょっとカッコよく言い過ぎました…

また、過去を忘れたことでの「意識改革」も良い影響をおよぼしていると思います。

ところで現在の「目付」で私は「眼」は見ていません。

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私の場合、「過去の自分を超えた」と思えたことは、とりあえずではありますが、今の剣道の方向性に対する自信となっています。

自分の剣道の「ピーク」が高校時代では、それこそちょっとカッコ悪いですからね(汗)

まだまだこれから先が剣道の絶頂期であります!

【余談】お手本とした方について

余談ですが私が常に模倣している選手がおります。

その選手とは西東京の雄「神崎力」選手です。

知る人ぞ知るこの方は長年に渡り警視庁の強豪選手を倒し続けている恐るべき「技のキレ」をもつすごい方です!

その「神崎力」選手の記事も書きましたので是非ご覧ください!

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ではまた!

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