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剣道 「打突フォーム」構えを考察する

剣道

一の太刀でございます。

さて、剣道のお話ですが、本日は項目の中で言う「打突のフォーム」についてです。とは言えこれは「剣道の基本のこと」と考えていただければと思います。

やはり、どんなことでも基本が大事!!剣道でも間違いなく、基本ができていないとその先には行けないと思います。

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お師匠の構え

打突のフォームと言いながら「構え」のお話をしたいと思います。

東京都では少なくなりましたが、私は立派な剣道場をもつ道場で門下生として稽古させてもらってます。

復帰後数ヶ月経ったある日、よくよく館長先生の稽古を見ていると、先生の「構え」に言いようのない美しさを感じました。

画像をお見せしたいのですが、許可をもらっておりませんので現在掲載することができなくて残念です。

なんというか、軽やかで柔らかく、しかも力強さもある、ボクシングでいうモハメド・アリ的な感じでしょうか。少しS字に見える背中の曲線は重心が後ろに乗っている様に感じます。

しかし前に出る速さは圧巻です。

模倣する

やっぱり構えはかっこいい方が良いですよね?私はそう思い、先生の構えを模倣するように工夫してきました。しかーし、まったくうまくいきません(涙)とりあえず、復帰当初と最近の私の構えを比較してみましょう。

無題 4ぼかし

2006年前後

構え 5ぼかし

2016年

奥の白い剣道着の方です。2006年前後の画像かと思いますが…う~ん汚いですね~着衣の汚さもさることながら「ちょっと剣道かじったけどあまり強くないよ」感がにじみ出てますね。あぁ恥ずかしい!最近は多少自信がついてきましたが、先生には遠く及びません。正直まったく先生には似ていません。私の構えは剣道の教えから少し外れたところもあると思います。先生の構えを真似ることがあまりに難しく、途中で違う方向に行かざるを得なくなりました。とりあえずこの構えになるまでいろいろ試行錯誤しました。

中段の構え 基本的教え

さて剣道のお話は引き続き「構え」についてです。まだまだ続きますのでよろしくお願いします。

中段の構えにてよく言われていることを以下に記載してみます。

・左腰を入れる
・撞木足にならない
・半身にならず正面を向く
・左脇は紙一枚、右脇は卵が入る程度
・剣先は相手の眉間から喉元や左目へ
・左足踵は紙一枚程度上げておく
・左足ひかがみは張らず曲げず
・両手の懐は「赤子を抱くがごとく」
・左拳の親指あたりがヘソの前へ
・右足踵のすぐ後ろ程度に左足つま先がある程度前後開ける。両足は拳一つ程度開けて開く
・姿勢良く、背中を丸めない

色々あるかと思いますが、私が記憶しているものはこんなところです。間違ってたらすみません…

矛盾があるのでは

皆さん、剣道の教えには「これ無理があるんじゃない?」というようなことを感じることはありませんか?

なにしろ、左右の手で前後に竹刀を持つにもかかわらず、体は正面に向かなくてはならない。

これは打突時も同様で右手右足が前へ出ているにもかかわらず左腰は入れ正面を向く。また打突時に左肘は曲げない・左肩は張らない。

「そんなことできんのかいっ!!」と思いませんか?

構えも面打ちも真面目で熱心な方ほど、この教えを守ろうとして迷宮に入ってしまう方をちらほら見かけます。

私も「左を入れるが大事」を意識するが故に長年迷走することになりました。

さらに足幅や左足踵の高さ、あげくは右足の方向まで気になりました。

一時は私と同期同郷の全日本選手権数回出場経験のある警察官をみて両足共に内側に入っていることに気づき、内股レベルにして左腰を入れたりもしました。絶対おかしいって!!

今の私の構えは上の項目の半分程度しかできていないと思います。

しっかりと打てればとりあえずはOK!

とりあえず現在の私はすべてを実践することは考えていません。

一つ一つを気にするよりも、いかに一流選手のように「しっかりとした構えと打突フォームで遠間からビシッと打つ」ことができるか、を考えて研究しました。

そう考えたら少し楽になって視野が広がったような気がします。

突然ですが、私は身長169㎝、体重64kgです。両手両足共にかなり短く、「胴長短足」であります(泣)

手が短いと構える際に右手が伸びて懐に余裕など生まれません。

左腰を入れて体を正面に向けると尚更です。この悲しさ分ってくれますか?(涙)

昭和中期の先生方の映像を見たことがありますが、身長が低く手足の短い方々は左拳をヘソよりだいぶ上にあげて柄を持つ両手の幅も極端に短くして懐に余裕を持たせているように見えます。

結局は「良い面を打つための土台である」を前提として考えた結果、次の内容になりました。

中段の構え 2016年

・骨盤は解放開き少し後傾する
・右と左の骨盤を2つの軸として考える
・撞木足も多少は気にしない
・身体は気持ち半身にする
・手の内は手の平と指先で竹刀を握る
・懐は「赤子を抱くがごとく」
・重心は左足7割・右3割程度

これらは次の「面打ち」に連動することばかりです。
いくつか今後、画像付きで説明させていただきます。

次の記事に続きます!

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